メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 「ユルい大人向けの1台」のユーザーレビュー

Harukus Harukusさん

メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン

グレード:E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン_RHD(AT_1.8) 2010年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
2
デザイン
4
積載性
3
価格
3

ユルい大人向けの1台

2020.3.6

総評
日本では元来、高級車という扱いのメーカーですが、今や頻繁に走っている在り来たりのブランドになりました。

自分の車の面倒は自分でみるというタイプの人は世界中にたくさんいます。情報が非常に多いのは助かります。日本では故障すると高くつくとは言いますが、なるべく自分で治すようにしていけばむしろ安上がりに楽しめる車だと思います。
満足している点
ステーションワゴンとはいえ、ベンツなので、安全にのんびりゆったり走るのに向いています。もちろん踏むとそれなりにスピードは出ますが、街中10〜70km/hの平地走行はずっと2,000rpm以下での運転も可能です。(もうちょっと踏んだ方が気持ちいいですけど。)

全世界的に長く普及している車種なので、パーツやアイテムの入手に困りません。ユーザー数の裾野の広さでは、国産車種とは比較になりません。中卒程度で良いので英語が出来ればYoutubeで大抵の整備作業手順は見つかりますし、オウンリスクでパーツを調達して自分なりにイジれる人にとっては、国産車よりも安上がりにカスタムや整備を楽しめます。

ワゴンとしては、荷室の床にラッシングベルトをかけるフックがいっぱいあることも良いです。車輪付きの荷物も止めておくことができます。

FUSE BOXからの電源取りや、Aピラーのカバー外しがとても簡単なので、フロントドラレコやレーダー等の取り付けは初心者でも簡単に出来ます。この世代の212に限ってはグリル交換が簡単なので着せ替えを楽しめます。
不満な点
後部座席は3人がけとは言え、真ん中の足元はコンモリしすぎで長距離ドライブは無理です。実質4人のりの車と思った方がいいです。

荷室の床が薄くて車両つき重量物を乗せてラッシング止めするには強度が不安なこと。しっかりした床板を重ねて足してやる必要がありますが、最初から鉄板並みであってほしかった。

それほど特殊な構造でも無いのに工場での工賃は割増価格にされること。(だからなるべく自分でやるようになりました)。
バックギアに入れた際に警告音が鳴りませんので最初は不安でした。(すぐ慣れます)。

エアコンの吹き出しが5モードなので、上下同時に風が出せません。(コーディングで7モードに対応は可能らしい)。結構不満です。

NTG4ナビは2017で地図更新が終わってしまいました。NTG4.5以降の方がまだ更新が続いていて良いと思います。ただまあ、それでもスマホナビの方が圧倒的に賢いのは仕方ありません。

前期でも初期型はATが5速です。前期でも7速化したあとの物方が走りは良いと思いますが、7速の方が壊れやすいという人もいたり、よくわかりません。運転する喜びとしてはマニュアルミッションでなければ同じだと感じるタイプの人間なので、なんとも。
デザイン

4

新しいデザインに拒否反応を示す老人感覚はまだ持ち合わせておりませんが、良くも悪くも落ち着いた雰囲気です。

デザインは技術がリードしますので、ヘッドライトサイズは小型化していき、いずれ外装からはどこがライトか分からなくなる方向へと進みます。しっかりライトが大きいこのようなでデザインは古めかしさを強めていきます。

車体サイズの割にタイヤハウス径は少し小さく感じます。(現状SUV全盛期だから)。メーター誤差の許容範囲ギリギリまで大口径にして(ホイールではなくタイヤ外径までの話です)、サスも少し持ち上げてリフトアップしてやるとアーバンスタイリッシュになりそうです。ワゴンはシャコ短にすると必ずとんでもなく田舎臭くなるので乗り心地重視での下げでなければ、外観的には避けた方が良いと思います。

最高だとも思いませんが、それなりに気に入っています。実用性とスタイルを兼ね備えています。何台も同時に持てるならばむしろ選ばないかも知れませんが、1台乗りとしては自分にバッチリ適合しています。

黒や赤はテカテカ度を失うとボロさが出ますが、白やシルバーは錆びさえ出さなければそれなりに綺麗さは簡単に維持できます。茶色系や青系などは古さが素晴らしい味になるので、むしろオススメです。
走行性能

4

ガンガン飛ばしたい人では無いので、一般的には1800ccターボで非力と言われますが私はそれほど不満には思いません。プリウスに乗った後だと初速の重たさにガックリしますが、まあそういうとこを気にしてはいけない。確かにスタートは重いですが、前車が同じくらい重い車でエンジンはV6 2.5でしたがノソーだったのでむしろそれより良いです。気が立っている時はスポーツモードで走りますが、基本はコンフォートです。日本の高速道路域は楽ちんです。

止まる曲がる、あまり減速せず曲がる、急に止まる。何も問題を感じません。

ただ、後輪から後ろが長く、前輪から前は短いので、そこを意識していないと、車輪が通るところとボディが通るところが、なかなか思った通りにはなりません。バックで車庫入れした時のまっすぐ感がちょっと分かりにくいです。バック駐車でこんなにも真っ直ぐに入れられない車は初めてです。自信満々なのに曲がってしまうことが多々あります。
乗り心地

4

当初16インチタイヤで乗ってまして、インチアップしようと思っていたのに実際に乗って見るとインチアップしようとは思わなくなりました。多少フワっとはしてますが気になるほどでもなく。見た目も、私の好みとしてはワゴンは扁平率55のこのくらいが上品でちょうど格好良いと思ってます。まあアップしてもせめて17インチまでですかね。という感じでタイヤが寿命を超えてきたので、17インチに変えましたが、外観的には思いの外変わらない印象。乗り心地はガチっとしました。

スポーツカーとかクーペならまだしも、ワゴンでのこれ以上の低偏平率は良くも悪くも田舎者感が出てしまうと思いますので、18インチ〜20インチにはしないと思います。


後日
16インチが溝が無くなってしまったので、数だらけとホイールとともに、17インチに変えました。
積載性

3

ステーションワゴン としては室内空間が世界一大きいと言われていますが、その情報に記載された数字ほど大きいとは思いません。リッター詐欺です。2列目シートを倒すとフルフラットかというとそうでもなく、少し傾斜が着いてしまうのが地味に嫌です。でもBMWやAUDIよりは明らかに広そうです。MPVとかオデッセイとかの低床ミニバンと比較すると楽器の積みやすさでは完敗します。CX8とかのSUVと同じくらいの量感ですかね。
燃費

2

80リッタータンクのおかげで、次回給油までのタイミングが長く、燃料計を見る習慣すら失われるので、ランプ点灯タイミングで音声と画面でしっかり警告してくれるのは助かります。給油インターバルが長いせいで給油時の燃料単価が大きく違いますので燃費重視の運転をするのはともかく、石油の先物価格のトレンドを注意している方が良いかもしれない。

OBDのアプリや車の表示で見てると街乗りで12km/L行くか行かないくらいなのかな。満タン法でも同じでした。高速ばっかりならもっと伸びます。山が多いと11km/Lくらいです。渋滞が多い街中でストップ&ゴーばかりだと8km/Lとかです。エアコン使用のロスは感覚的に15〜20%程度かと。

燃費では新しい車には敵いませんし、プレミアムガソリン(ハイオク)車なので日本では無意味に燃料単価も高く設定されているのですが、まあ、年間走行距離が3000〜8000km程度であれば、この数字でトータルコストパフォーマンスは悪くは無いでしょう。
価格

3

車は基本的に嫌いになるまで乗ろうと思っているので、下取りなど期待もしていません。

外装やホイールの傷なんかで値段が下がっているのはチャンスです。(そこを細かく気にせず乗れる人は)。整備録の残っている1オーナー車の割にやすかったです。
故障経験
発売から10年目にして部品にリコールが出てます。
カムアジャスター関係。

購入時に、プレッシャーセンサーx3 交換と書いてありました。あと、コマンドナビのジョグダイヤルのプラスチック製のシャフトが折れてたので金属製のものに交換してもらいました。

自己整備では、エアコンがターンオンしないことがあったのでオイルとガスを用心深く追加しています。今のところ再発はありません。

ゆくゆくリアのエアサスがエア漏れすることでしょう。エンジンマウントなど、だいたいのパターンは決まっているので運命として受け入れる方が良いです。

消耗品交換だけで、30万キロは走れる車だと思っています。5年ごと10万円ほどの交換品で済めばお得でしょう。

下記のリンクから「みんカラ」に遷移して、違反報告ができます。

「みんカラ」から、違反報告をする

メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ユーザーレビューを投稿する

ユーザーレビューを投稿する

※自動車SNSサイト「みんカラ」に遷移します。
みんカラに登録して投稿すると、carview!にも表示されます。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示
carview!の最新情報をチェック!
Facebook
carview!公式Facebook
最新のクルマ情報をお届けするcarview!オフィシャルページ(外部サイト)

carview!公式X(旧Twitter)
carview!の中の人がクルマ情報をポストする公式アカウント(外部サイト)

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離