ベンツは、軽量のスポーツカーを作ってない気がしますが、如何ですか？ 軽いので記憶にあるのは、clk－gtrです。

Answer 1

メルセデスのオープンカー、SLの意味知っていますか？『Sport Leicht』。軽量スポーツです。
初代SLは1954年の発売で、その頃は充分軽量だったのでは？少なくともダイムラー自身は軽量と考えていたのでしょう。そうでなければこんな名前つけませんから。
自動車というものはモレルチェンジを繰り返す度に徐々に大型化を繰り返すもので、50年以上の時間の流れの中で、いつの間にか軽量でなくなってしまったということでしょう。SLK（Kurz = 「短い」の意）も既に出て何年も経っていることだし、そろそろ改名が必要でしょうかねぇ？

Answer 2

軽量というのは、どのくらいですか？
人により違いますので。
１，０００キロ以下、６６０ｃｃですか？

Answer 3

そんなことはありませんよ～（笑）。しかしSとかCLとか、はたまたGやGLなどの大型重量級サルーンカーが、ベンツのイメージに大きく響いているようでもあるので、そのように感じてしまうのも、分からないわけではありません。

そもそもメルセデスはF1カーも開発していますし（単独ではありませんが）、DTM（ドイツツーリングカー選手権、ま、日本でいうGT５００やGT３００のドイツ版です）にもCクラスが参戦してますので、軽量化も大いに重要視しているメーカーです（当然の話ですが…エコの事もありますし）。だからこれらは設計思想にも反映しています…がしかし市販車となると、スポーツ性よりも安全性に設定の方向性を振る傾向があるので、軽くするか安全性を取るかが、両天秤に乗っかった時には、安全性を選択するメーカーではあります。だから走行スペックだけを重んじたホンダのNSXのような「超軽量車」は、メルセデスの市販車にはないと言えば、そうかもしれません。

しかし市販車にもブラックシリーズとかDTM仕様とかは（これらは共に限定車だったり特注車だったりしますが）、かなり軽量で、そのままサーキットONでレースが可能なくらいのスペックを持っています。日本にはこれらのシリーズは、ディーラー経由の正規輸入はされていないもようで（滅多に注文が無いし、それよりもまず値段が！！…SLのブラックシリーズは下手すれば一戸建てが２軒買えてしまいますので）、全て並行車ですが、本国メーカーとの正規取引店を通して買えば、日本でもメンテナンスをキチンと受けられるとか…。

現行のSLはボディーがフルアルミになったのでそこそこ軽くはなりましたが、ひとつ前のR230のSLはあのボディーに似合わず乾燥重量で約２トンも重さがあって、４ドアのEクラスよりずっと重く、決して軽量スポーツカーとは言えない代物です。SLのLだけが昔の名残で残っているだけ…他の方のコメントにある通りですね（笑）。だから次の新SL＝現行型はボディーをアルミにしたんですが、アルミにしたからって、一流の軽量車になったわけではなく、標準的な重さになっただけの話です。SLは自動オープン機構が重いんです。あと天井が無い（開けている）時の為の車体剛性確保のために車体底部などの補強が多く必要なのも、重量増加の原因です。