メルセデス・ベンツ 190シリーズ 「なんてったってメルセデス…色々な意味で 発売されてすぐディーラー車を買いました。AクラスもBクラスもない時代です。安くても\800万ぐらいしていたメル」のユーザーレビュー

なんてったってメルセデス…色々な意味で 発売されてすぐディーラー車を買いました。AクラスもBクラスもない時代です。安くても\800万ぐらいしていたメル

2008.7.12

総評

なんてったってメルセデス…色々な意味で
発売されてすぐディーラー車を買いました。AクラスもBクラスもない時代です。安くても\800万ぐらいしていたメルセデスが\500万、しかも色々なメカニズムで既存の上位クラスより先進的…ときたら乗ってみるしかないですよね？　でも同セグメントの国産車は高くても\200万の時代、メルセデスとしては安価と言ってもちょっと思い切りがいりました。
まぁ期待どおり、良くできた車でしたが…ラテン系に乗り慣れていたせいもあって、面白くはなかった。それでも３回車検を取りましたから、嫌いでもなかったんでしょうね。
あれから20年…今になって考えても判断に迷うところが多い車ですが…町乗りでは不満なし、飛ばしても、官能的ではないけれど安定感はある…と、すべての路面や速度域に対するバランスの良さが最大の長所でしょうか？　
少なくとも現在のAやBクラスよりはずっと良かった。FFのメルセデスはダメすぎ。もしあんなの買おうと思ってるのならVWの方がずっといいし、一度でいいからそれ以上のFF車、仏車の試乗をお奨めしたい。
190Eに話を戻せば…まぁ、とてもいい足ではあったと思います。

満足している点

当時としては格段に高いシャシー剛性と出来の良いマルチリンク・サスに加えて、シフト・プログラムも適正で、面白さには欠けても破綻することはありません。
2Lのシングル・カムで特筆すべきスペックじゃなかったけど、今の同クラスに比べると軽いことも手伝って決して遅くはなく…最高速もメーター読みで200Km/h程度までは出ましたし、その速度域でもまったく不安は感じさせません。高速域の安定感は格別で、他メーカーでは2～3クラス以上の上位車種でも得難いでしょう。
あと…うまくカムを使って拭き残しの少ない一本ワイパー、二本のレールのスライドだけで体格差の大きな人間でもベスト・ポジションを得られるシート、等々…細かいメカニズムはさすがと思わせる部分満載で、後席も大人が忍耐なしに座れる空間を確保しています。
デザインや内装など褒める部分はありませんが…ホントにムダがなく、シンプル・イズ・ベストと思いたくなる作りでした。

不満な点

でも、その割によく壊れましたね。窓やトランクが開かなくなったり…いきなりドライブ・シャフトが落ちたこともありました。
しかし、それ以上に短所としてあげたいのは官能性の欠如で…低速域では気になりませんが、少し廻すと急にがさつな音を立て始めるエンジン…どこまでもしっかりグリップを保ち、弱アンダーに留めようとするサス・セッティング…乗り始めはいつも「ダメだよ、そんなに飛ばしちゃ」って言われてるような気がしてしょうがなかった。
少し走り込んでタイヤがたれ、ダンパーもヘタったところで、ようやく振り回せるようになったけど…そんな楽しみ方は想定外なんでしょう。いや…もっと高速域での走行安定性を大前提として開発されているのかもしれませんが…

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験