マツダ RX-7 「世界のスーパーカーと張り合えるようなスタ...」のユーザーレビュー

世界のスーパーカーと張り合えるようなスタ...

2002.7.6

総評

世界のスーパーカーと張り合えるようなスタイルはおよそ日本車離れしており、この車のデザイナーはすごいセンスの持ち主だと思います。また抜群の重量バランスを誇っているため、１０年以上前の設計にもかかわらず最新のインプレッサ・ランエボのような車とも互角に戦えます。
　ただ値段の割には室内の質感が低いとか車の耐久性が低いとか問題もそれなりにあるのでそれなりに金銭をつぎ込まないと満足の行く車にはなりませんし、最新の電子デバイス等が装備されていないため、ある程度の腕がないとこれより価格の安い４ＷＤスポーツについていけないという惨めな結果にもなりません。やはりＲＸ－７は金銭面・運転技術面・実用面でも乗り手を選ぶ車でしょう。

満足している点

ほかのどの車とも似ておらず、一目見てスポーツカーと分かる流麗なスタイルが１０年以上前に設計された車とは思えないほど魅力的です。ハンドリングについてもミッドシップに迫る抜群の旋回性能はサーキットでも非常に面白いです。コーナーでブレーキを残しながら進入すればドリフトにも持ち込めますし、ＭＲ２のようなミッドシップよりもコントロールしやすいです。また２８０馬力カーの中では非常に軽量なため、ブレーキ性能に余裕があるので直線でＧＴ－Ｒやスープラに負けてもブレーキングで前に出れます。初期型のＲＺに比べてⅤ型以降のモデルはショックの減衰力が低いのでサーキット走行ではロールが激しいですが、峠レベルでは逆にコントロールがしやすいのでサーキットに行かない人でも楽しめます。燃費は確かに良いとはいえませんが以外に高速道路では流れに乗っていれば１２㎞/ｌぐらいは走ってくれます。スポーツカーの割にはかなり静かな車でインテグラＲ等のホンダ車に比べれば圧倒的にエンジン音・タイヤノイズが聞こえません。

不満な点

ロータリーは発熱量が凄まじいのにもかかわらず、貧弱なラジエータとランエボのような穴明きボンネットが標準で装備されていないため、夏場はオーバーヒート気味でノーマルでは夜の峠ですら満足にアクセルを踏めません。夏場のサーキットではタイムアタックよりもクールダウンの周回数のほうが多くなってしまいます。またのんびり走れば気にはなりませんが、サーキットや峠のようにエンジンを回す状況だと燃費は極端に落ちます。
　室内は極端に狭く身長１８４センチの私では一番後ろまでシートを下げる必要があります。またシート自体も小さく太っているとシートや太ももがシートの端のサポート部分に乗っかります。（私はこれがいやでダイエットを行い１５kgほど減量しました）また物入れが極端に小さくて少なく、助手席のグローブボックスには車検証すら入りませんし、シルビアのようなカード入れも無いためカード入れは常に携帯する必要があります。
　ボディ剛性はかなり低く峠でも車体がよじれている感覚が常に付きまといますが、サイドストラットバーやブレースバーのような剛性アップ部品をつければまず気にならないレベルにまで剛性が上がるのでまあそれほど気にならないでしょう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験