ヨミガエルMTショートストロークの快感
試乗車がディーラーのガレージ一番奥にあったため試乗には持ち出しませんでした。ですからエンジンの吹け上がりがどれ
2012.1.8
- 総評
- ヨミガエルMTショートストロークの快感
試乗車がディーラーのガレージ一番奥にあったため試乗には持ち出しませんでした。ですからエンジンの吹け上がりがどれくらい気持ちのいいものだとか、角を曲がったときに反応がどうこうは書けません。シートに座り、シフトレバーをコキコキ操作し、インパネ回りを凝視してみての、脳内インプレッションです。NA6CE=初代を2台、NA8Cを1台。何れもマニュアル・シフト車を所有した当時の記憶も引っ張り出しての感想です。
まずは運転席に収まっての前方の眺め。室内と外の景色がどんな風に目に飛び込んでくるのか。ちょうど1ヶ月前に運良く試乗のチャンスがあった“今年最大の期待の新星?トヨタ86”との比較。ロードスターの方が座面が高い?今日実はメジャーをポケットに忍ばせてはいたのですが、それで計測はしませんでした。でも“86”の方が低く座らせている?ような気がするのですが_。
まったく気のせいかもしれませんが。
インパネの高さやハンドルまでの距離、いろいろな要素があるのでしょう。このRSの方はボンネットの中央部分が視界に入ります。“86”は左右フェンダーの峰が車幅の感覚を掴むのに良い役目をしているようです。
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さて室内です。開放感はこのNC型ロードスターではボディが初めて長さで4㍍、幅で1.7㍍をほんのわずかですが超えました。ドアの天地方向などが大きいですね。安全面への対策なのでしょうが、先代までに比べると開放感が薄れたように思います。オープンなのに開放感が薄れたという表現もヘンですが、うんやはりベルトラインが上がっている性でしょうか。今日見たのがRHT仕様で幌車でなかったからでしょうか。応対してくれたセールスさんの話では、現在は購入者の8割の方がRHTを選択するそうです。オープンで走る際の見た目は幌タイプも、RHTタイプも印象はあまり変わらないのでしょうが、自分で選ぶなら幌でしょうね。ゼッタイ!!
- 満足している点
- ☆なんたって“青空標準装備”ホンダが昔シティ・カブリオレでこんなキャッチコピーつかってましたっけか
☆M/Tの操作感:ホンモノのカイカ~~~ンがそこにありますもの。
このRSのシフト・ストロークの短さなどは、特筆モノではないでしょうか。1⇒2、2⇒3、タテ&ヨコ方向の小ささ、正にスポーツ・カーのそれですよね。1989年デヴューのユーノス時分から引き継いでいるRSのもっとも魅了的なパートだと思います。そのクルマよりも小気味よい操作感を持つクルマ。そうはないように思うのですが、漠然と思い浮かぶのはホンダのS600、べレットGT-R、117クーペ・・・。どうなんでしょう、このシフト感の良さはFR車の特権?でしょうか。
☆価格が上昇したとはいえ、2シーターのオープンのスポーツ・カーとしては手が届きそうなこと。
☆RHTと幌の2タイプをかろうじて選択できること。仕様(グレード)によってはミッションがATだけとかいうのがあるらしいが_。
☆旧表示では170PSという、2Lエンジンとしては大人しい目の出力もこのクルマにはマッチしているように思えること。
☆ロードスターの世界を完全に確立していること。日本の他のメーカーではこれよりも高性能なクルマはいくらでもつくれるかも知れませんが、ある意味で“ロードスターの創うだした文化”ってのは一朝一夕には出来ないのとちがいますか?“文化”という言い方が大げさすぎるというのなら“色香”とか“エモーショナル”と言い換えてもいいかも知れませんね。
☆エンジン・ルームの眺めはまずまずではないかと。
また引っ張り出しますがトヨタ&スバルの例のアレはボンネットを開けたときに飛び込んでくるのは『エンジン低くぃ~』それです。あちらよりは見栄えはいいかも
☆実体験はしていませんが、走行時の風のコントロールが上手?20年以上前の初代に乗っていたときの経験では、80~90キロ以上では助手席に置いたかる~いモノは吹き飛んでしまったなんてこともありましたから_。
☆計器版回りはイイ感じです。クロームメッキのリングが効いてますね。ステアリングの意匠はNGですが、個人的には_。
サクラの便りを聞く頃には、トヨタ&スバルから久々のFRスポーツ・クーペがマーケットに投入されそうですが、その競合車リストに、このロードスターが必ず挙がるのではないでしょうか_。
- 不満な点
- ★ちょっとお値段が上がりすぎたでしょうか_。オーディオなどが未装備のモデルに装着するとねえ・・・
★出来ればシート・ヒーターを単品注文できるようにしてもらえたらウレシイですね。オープンでイチバン欲しい装備でしょ!!
★昨秋発売の限定車ですか?『ブラック・チューンド』ステアリング回りのデザインがウルサイです。スポーツカーの感じじゃないです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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