これからもずっと一緒に M2 1028
私をここまで車好きにしてくれた相棒です。今から10年近く前に中古の極上車を購入し、オリジナルの味を大切にしコツ
2011.8.17
- 総評
- これからもずっと一緒に M2 1028
私をここまで車好きにしてくれた相棒です。今から10年近く前に中古の極上車を購入し、オリジナルの味を大切にしコツコツ自分好みに育ててきました。常に他にも車は所有していますが、やはりコイツがいなくてはダメです。これからも、忙しくて乗る機会は少なくなってしまいますが可能な限り良い状態のまま一緒に暮らして行きたいと思っています。
●ロードースターで言われる人馬一体!M2 1028開発コンセプトである「ストリート コンペティション」。「走る楽しさ」と「いじる楽しさ」を体感できます。
●もし、M2 1028、他1001、1002を欲しい方がいましたら大切に乗っても専用部品の経年劣化は防げません。M2の部品供給のノウハウを持つM2専門店での購入をお薦めします。
●部品供給の現状から購入にはそれなりの覚悟は必要かと思います。M2へのコダワリが強くなければ、ノーマルロードスターからM2風にチューニングするのが良いかと思います。
●アフターパーツはもちろん他のNA型NB型の物が使用できる為、チューニング部品は豊富すぎます。選ぶのに迷いすぎます。楽しすぎます。
- 満足している点
- ●軽量化から取り戻した軽快感・・・マイナーチェンジしパワーとトルクが増した1800ccエンジン(BP型)を搭載しシリーズIとなりましたが、安全装備の見直しによる車重増やファイナルギヤ比の変更などからかつての1600ccでの軽快感は薄れていました。しかし、M2 1028では装備の簡素化や一部ボディーパーツの軽量化などにより初期型のヒラヒラ~感を取り戻しています。※パワステ・パワーウィンドウは装備されません。エアコンもオプション選択でした)
●専用チューニングエンジン・・・高圧縮比化、ハイカム、専用吸排気、専用CPU、軽量フライホイールなどによりかつての1600ccにあったかのようなパンチとレスポンスを得ています。
●専用バケットシートが標準・・・小振りなバケットシートですが、かなりできの良いバケットシート。軽量化にも一役かっています。
●パワステの非装備・・・この車の性格を色濃く表しているのが、このパワステの非装備。車の挙動を両手からヒシヒシと伝わりまさに人馬一体を味わえます。(パワステ無しは軽量なボディの為、慣れれば全く苦になりません)
●高剛性ボディ・・・フロントタワーバー、アルミ製ロールケージ、ブレースバーの装備によりアフターパーツを装備する事なくNA型ロードスター最強のボディー剛性です。ロールケージには斜行バー(シート脇から足元付近まで斜めに取り付けられるバー)も標準の為、前後の剛性も上がっています。
●シンプルな外装デザイン・・・パッと見ノーマルのロードスターと大きく変わらないルックスですが、ユーノスエンブレムが無く、M2のシリアルプレートが左側(ノーマルロードスターがミラーを取り付けてある位置に)取り付けられます。そのほか左右取り付け位置の異なるビタローニミラー、軽量ハードトップ(スクリーン部ポリカーボネイトリベット留め)、専用ダックテール型アルミトランクなどが異なります。解る人にしか解らない渋さがたまりません。
●シンプルな内装デザイン・・・ロールバー、フルバケット2脚、センターコンソールレスのコクピット、パワーウィンド無しによる手動レギュレーターハンドル、専用メーターパネルなどと乗り込んだ瞬間にスパルタンな内装とアイポイントの低さからヤル気にさせてくれます。
- 不満な点
- ▲専用部品が手に入りません・・・M2専用部品はマツダ部販には在庫は無く、再販もありません。この手の専門ショップに運が良ければ在庫があるかも・・・って感じです。内装部品はショップによりリビルト品を扱っている場合があります。外装品は既にビタローニは販売が終了しており、ビタローニの刻印の無いレプリカが近頃は出回っています。しかし、ミラー取り付け部のM2ロゴは専用部品なので手に入りません。ダックテール型アルミトランクも手に入らず、ショップからカーボン製のレプリカ品などが発売されています。以前エンジンをオーバーホールする際には、エンジンのピストンも専用品でやはり入手困難・・・ショップのノウハウにより他車品加工しピンチを乗り切りました。
▲専用チューニングといっても・・・以前乗っていた1600ccの初期型は吸排気系をフルに社外パーツにしていたので、いざ1028に乗ったらマフラーから聞こえてくる音はイマイチに感じました。(購入後、即フルオーダーでチタン製φ54に交換。触媒の排気抵抗もかなりあるためレスポンス改善に社外のメタル担体触媒に交換。効果絶大です)
▲熱気を吸い込み易いむき出し型のエアークリーナーが標準・・・1028はK&N製のむき出しタイプのエアークリーナーが標準で、排気側エキゾーストマニホードの近くに設置されているので排気管熱とエンジンのこもり熱をそのまま吸ってしまいます。エアークリナー周辺の熱気対策は必須です。
▲エキゾーストマニホールドからの異音・・・専用タコ足のステー部分にクラックが入りやすい為、ビビり音がしました。(ステーは折ってもぎ取ってしまいました・・・)
▲この車には、ロードスターにある幌は標準で付いていません・・・軽量化の為に専用のハードトップが標準で、帆は装備されません。これが短所かはこの車の使い方次第ですが、やはりこの車はオープンで走るのが気持ち良いです。ハードトップを外して走りに出かけて出先で突然の雨で濡れてしまうのは・・・って事で重量増覚悟でノーマル車用幌をステー加工し取り付けました。(コンセプトに矛盾していますが)
▲その他NA型ロードスターと共通である部品部分は同じ欠点があります。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験