マツダ MX-30 「試乗記(13) 何がしたいのかよく解らないクルマ」のユーザーレビュー

試乗記(13) 何がしたいのかよく解らないクルマ

2021.8.3

総評

☆3です。

試乗車は Highest Set -Industrial Classic-の4WDでした。
MX-30の最上位グレードとなります。

結論、おひとり様専用車という感じです。
僅かでも後席に人が乗る可能性があるのなら、私は選びたくありません。

乗る前はフェイスラインや内装等、かなり独特で魅力的に感じていましたが、乗って印象が悪くなりました。

発売されて間が無いのに、もう月販300台にも届かなくなっているのは、この車から魅力が伝わって来ないからですね。
抜本的なテコ入れをしない限り、持ち直すのは難しく、永遠に不人気車種のまま終わると思います。

※期待していた分、酷評になってしまいました。(m´・ω・｀)m

満足している点

マツダにしては柔和で安心感を与えるフェイスな点です。

不満な点

ブレーキから足を離した時に「カシュッ」という変な音がします。
営業さんと話している間は気にならなかったので、1人で運転している時に段々イライラしそうだと思いました。

デザイン

2

☆2です。

外観デザインを優先する余り、実用性を無視した典型例だと思います。

マツダでフリースタイルドアと呼ばれる観音開きのドアは、前席のドアを閉めた状態で後席ドアを閉めると板金屋さんに直行という訳の分からない仕様になっています。
後席からドアを開けられない設計なのも意味不明です。

唯一、外観のデザインと内装のコルク素材は安心感を与えるという意味で、非常に良く出来ていると感じました。

走行性能

3

☆3です。

至って走りは普通です。

ドライブセレクションスイッチが非常にクリック感があって良いと思います。
押した感覚が非常に手に残ります。

ただ、本当に2リッターも必要かなぁ…走りは優しいが、財布には優しくないよなぁとか走っている内に疑問点が増えていきました。

乗り心地

2

☆2です。

ここが一番この車で意味不明な所です。

折角「マツダにしては」柔らかい足回りにしたのに、18インチタイヤなので、路面の情報をかなり拾います。
何故16インチが選べないのかさっぱり解りません。
足を柔らかくしてタイヤを大きくする事に何の意味があるんでしょ？
CX-30はグレードに依って選べるので、本当に残念だなぁという印象です。

積載性

2

☆2です。

あんまり積めません…。
見た目通りですね(;・∀・)

燃費

-

価格

2

☆2です。

他車の装備と比較すると相対的に割安な気がしますが、CX-30の方が利便性は高いので、なんだかなぁという値付けに感じます。

故障経験