マツダ デミオ のみんなの質問

解決済み
回答数:
6
6
閲覧数:
211
0

来年就職するので、車を購入しようと思っています。

候補は、中古のデミオ4wd2016年頃のモデル、と新型アルトhybridのXかSです。

少し遠いところに通勤するので、1日80kmほど運転します。それと、自分の住んでる地域は冬になると結構な雪が降ります。

このことを考えると、デミオの方が運転的に安定していて、燃料も安いので、車税以外はお金そこまでかからないかなと思っています。

一方、アルトは燃費がよく、新型を買おうと思っているので、リセールも悪くはないかなと思いました。でも、結構な距離を走るのと、冬場の運転に不安があります。

距離を考えると、リセールも値落ちしてしまうと思うんですが、やはりデミオの方が安定ですかね??

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

アルトもよいクルマですが、質問者様の使用環境ではデミオの方がよいと思います。恐らくデミオを手に入れてアルトにしておけばよかった~と思うことはないでしょう。でもその逆はあるかもしれません。以下、少々長くなりますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

■ 雪道走行

アルトのカタログには「フルタイム4WD」と背伸びした記載がありますが、実際にはアルトの四駆システムは簡素な「スタンバイ式4WD」です。それもかなり古典的な仕組みになります。

<アルトの四駆システム>
アルトの4WDシステムについて説明しておきます。FFベースなので、エンジンは前輪に直結しており、そこからプロペラシャフトをリアまで伸ばして後輪を駆動します。そのプロペラシャフトの間に「ビスカスカップリング」という装置が挟み込まれています。この装置内にはネバネバとした粘油と無数の金属板が閉じ込められています。
通常はほぼFFで走行していますが、前輪が空転するなどして前後輪に回転差が発生すると、まずこのビスカス内部の粘油を通じて機械仕掛けで後輪に駆動力がじんわりと伝えられます。そしてさらに前後輪の回転差が広がると、装置内の粘油が膨張して金属板を押し付け、前後輪の駆動系を直結に近づけます(直結にはなりません)。ここで四駆としての機能を発揮します。つまり、滑らないための四駆なのですが、滑ってからでないと四駆にならないわけです。それゆえ「なんちゃって4WD」とも呼ばれたりしますが、FFに比べたら雪道ではかなり助かります。何といっても軽量簡素で安価に四駆システムが組めるメリットがあります。プロペラシャフトにビスカスを挟み込まずに直結すると、コーナーでは後輪の方が前輪より回転が遅いため、前後輪がケンカしてブレーキのかかる「タイトコーナーブレーキング現象」が発生します。このビスカスを挟み込むことで、前後輪はまったりと繋がり前後輪の回転差を吸収し、この現象が発生しません。その代わり4WDの性能は劣るということになります。

<デミオの四駆システム>
デミオもスタンバイ式4WDなのですが「i-ACTIV AWD」と名付けられるマツダの電子制御のシステムを採用しています。基本的な構造はアルトと同じくエンジンの出力は前輪に直結し、リアまでプロペラシャフトを伸ばして後輪を駆動します。通常はほぼFF走行なのですが、ビスカスカップリングの代わりに「電子制御カップリング」(JTEKT-ITCC)を採用しています。実はこの電子制御カップリングはトヨタ等の他メーカーでも使っていますが、マツダの場合は20個以上のセンサーを駆使している高度なものです。結果、滑る予兆を感知して瞬時に四駆に切り替えます。スタンバイ式4WDなので軽量簡素なのですが、滑る前に四駆に切り替えますのでフルタイム4WDとあまり変わらないのです。スタンバイ式4WDの中ではかなり高性能な部類の四駆システムとなっています。

<タイヤの大きさ>
車輪が大きい方が路面の凸凹にハマりにくく、走破性が高まります。この点、アルトよりもデミオの方が有利ですね。

<トレッド>
轍(ワダチ)が深い道の場合は、軽自動車は普通車のトレッドよりも狭いため、轍から片輪が外れることもあり、少し危険な走行を強いられる場合があります。この点においてもデミオが有利です。

■燃費/動力性能

アルトの車両重量はさすがに軽いです。その分燃費もすこぶるよいです。デミオの2016年モデルはWLTCモードかなく、JC08モードでの燃費比較になりますが、3割ほどアルトの方がいいですね。燃料コスト面は質問者様おっしゃる通り軽油の値段である程度は相殺されます。街中走行はアルトが有利で、高速走行になるほどデミオとの燃費差は縮まります。
一方、動力性能は大きな差があります。デミオXDの常用域でのモリモリのトルク感はディーゼルならではで、特に高速走行でのトルク感は低回転でもパワフなため、アクセルを踏む罪悪感が少ないです。

<アルト HybridX>
マイルドハイブリッド
直3 660cc+マイルドハイブリッド
エンジン出力/トルク:49ps/5.9kgm
モーター出力/トルク:2.6ps/4.1kgm
燃費:30.2/km/L(JC08モード)

<デミオXDツーリング>
直4 1500cc DOHC ディーゼル ターボ
トランスミッション:6段AT
最高出力:105ps/4000rpm
最大トルク:25.5kgm/1500-2500rpm
燃費:22.8km/L(JC08モード)

■ 維持費

税金、保険料、有料道路料金、全てにおいて軽自動車は優遇されています。こればかりはデミオはかないません。街中走行中心であればアルトはおすすめできるのですが、質問者様のように長距離移動でしかも雪道付となると、維持費の差を差し引いてもデミオがよいと思います。一方で、走行距離が伸びた場合は、いずれの車種もリセールバリューはほとんどありません。

■ 注意点

<クラッシュテスト>
最近のクルマはJNCAP(クラッシュテスト)でハイスコアが出るように設計されています。それが販売に影響するからです。従って、軽自動車でも高得点を出しています。特に正面衝突系テストの場合、動かない壁にクルマを当てるので、その車両の車重をそのまま受け止めるという想定です。しかし、軽いクルマの実際の事故は、衝突する相手の方が重たいことが多いです。物理の法則ては、重たい物と軽い物がぶつかると、重たい方が動じず、軽い方が弾き飛ばされる、押し戻される、またはそのエネルギーを潰れることで吸収します。この自然界の物理には逆らうことができず、軽いクルマの乗員は重たいクルマの乗員よりも、より多くの衝突エネルギーを被ることになります。アルトもデミオも軽いのですが、特に軽自動車は大きな事故に遭遇した場合には、身体に及ぶダメージは大きいというリスクをご承知ください。

<ディーゼルエンジン>
ディーゼルエンジンは、極度な寒冷地ではエンジン始動性が悪くなります。そのため軽油の成分も地域や季節によって異なります。冬場はできる限り寒冷地での給油を心がけるとよいと思います。また、ディーゼルエンジンはちょい乗りが苦手です。マツダのSKYACTIV-Dは尿素等を使わずにクリーンディーゼルを実現している優れた技術なのですが、日頃の使い方がちょっと駅まで、ちょっとコンビニまでと数十分の使用を常用していると煤が溜まりやすくエンジンが不調になりやすいです。質問者様の場合は長距離利用なので問題なく、むしろディーゼルには向いた使い方なのですが、情報としてご参考になれば幸いです。

<ADAS>
衝突軽減ブレーキ等、ADASに関しては、デミオの場合2017年4月以降発売モデルの方がより強化されています。モービルアイという優秀な単眼式カメラを i-ACTIV SENSE
に採用し飛躍的に性能アップしています。こちらもご参考になれば幸いです。

長くなり失礼いたしました。個人的にはデミオを推しましたが、最新のアルトも素晴らしいクルマです。是非、ベストな車種を選んで通勤を快適に楽しんでください。また、その他ご不明な点がございましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

(写真はアルトの4WDシステムの類似図です)

回答の画像

質問者からのお礼コメント

2021.12.22 00:42

非常に詳しく説明ありがとうございます!
しっかりと読んで参考にさせていただきます!!

その他の回答 (5件)

  • 新型アルトは様子見が良いですよ。
    理由は販売開始数ヶ月で初期不良が出始める頃です。
    今時のクルマはフルモデルチェンジ発表前の走り込み試験期間が昔に比べ短いですから。
    また年間走行距離が結構になるとデミオですね。

  • 軽自動車とコンパクトクラスで年間維持費の差は、一般的に10万円と言われています。

    デミオが、ディーゼルなら雪との相性は、悪いです。重たいのは止まらない、曲がらないですから。
    動かなくても死にませんが、止まらないと、曲がらないは、大変危険です。

    雪道の走行で重要なのは軽さです。軽いと止まりやすい、曲がりやすい、発進しやすい。で雪道には最適です。

    豪雪地帯に支店が、有るのですが、立ち往生するランクルの横を、軽自動車自動車が、すいすい登っていく。と云うのが、語り草に成っています。昼食時に車の話をふると、何十人にも同じ話をされました(笑)
    アルトは、特に軽いので雪道には最適だと思います。

    又片道40㎞なんてちょっとそこまでレベルだと思います。

    ただ過走行でリセールは・・・

  • 悪路 雪となればハイブリッドはお勧めできません
    あと通勤で距離が出てくれば 軽ではシンドイです ケツが痛くなります
    アクセルは軽は踏み込まないといけないので 疲れが多いです

    オイラもアルトは好きですが 条件が悪すぎます
    普通車で普通が一番 強いのです
    さらに4WDですね 決まりですね

    バッテリーとかだけ新品にしておけば 早々は問題はないでしょう

    ま あとスズキは定評があるし アルトは特に力の入っているモデルですので問題はないと思われますが
    だいたいにおいて モデルチェンジして間がないうちは 手を出さないほうがいいというのは昔っからの定番の話です

    アルトであるスズキである という定評があっても です

    初期リコールの可能性 初期モデルゆえんの不具合
    要は機械モンって 造る側も慣れてなかったり ラインをガンガン動かして大量生産に入ったら 実はとんでもない不具合などが出てきた
    というのがあります

    うれしがって新型を買うというのは あまりよろしくないんですわ

    特に「初期ロット」というのは 工業生産品ではハズレを引く確率が高いです

  • 雪道や通勤距離を考えるとデミオの方が良いように思います。
    それにしても80㎞は長いですね。通勤に2~3時間かかるようなら、アパートを借りた方がよいのではないですか?

  • 冬道走られるなら新車を変われたほうがいいです
    中古ですのでどこか痛んでたりしますし
    オーバーヒートしたことあります
    新車ですと新しいので不安なく走れます

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

あわせて知りたい

マツダ デミオ 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

マツダ デミオのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離