マツダ CX-60 「エコと乗り味の両立（CX-60）」のユーザーレビュー

エコと乗り味の両立（CX-60）

2023.3.26

総評

まだ2日、総走行距離は500kmに達してはいませんが、秋田の自動車専用道、下道、山形、岩手の国道などを走行して示されている燃費は24km/L弱。
とてもとても燃費がよく、燃料計残3/4で走行350km。残り航続距離980kmと、壊れているのではないかと思うほどの数値をたたき出してくれます。

ちまたで言われる脚の硬さ、確かにあるかもしれませんが、好みでも受け取り方は変わるかと。
現に酔わなくなった人もいます。

変速ショックがでかい。
これはリプロをして納車してもらったので、試乗車よりは全然いいです。湿式多板クラッチと考えれば、多少はあるのは仕方ないかと。
ましてやディーゼルの起動時振動はそれなりのものですし、ここは致し方ないのでは？と。

座面が自分の想定場所に決まるまでは、右の太ももが、シートのサイド面に当たり、長時間だとだるさを感じるため、自分なりに調整していくのには時間がかかりそうです。

いろいろな噂などありますが、メカマニア的には、これはとてもよい車だという印象です。
だからこそ、万人に受ける良い車です！！
と胸を張ることも出来ず、人を選ぶと思います。個人的にはとてもよい車です、という感想になりますね。

満足している点

何よりも3.3Lという排気量で出されるこの低燃費。
今までの考え方では、想像できないレベルです。
軽油ということも相まって、走行距離が恐ろしいレベルで伸びます。

あと、酔いやすい嫁が酔わない。
外食した後に車に乗ると酔う→復活しない。
が
外食→ちょーっと怪しいかな？→回復。
と、今までこんな車はなかったとのことで、酔いやすい人にとってはKPCはとても効くようです。

不満な点

自動制御の面においては、まだまだ改良の余地ありかな？と

レーンキープをして、1車線の自動車専用道を走行していると、センターラインに限りなく近づく、ポールがあるため、当たると怖いなと結局ハンドルを強めに左に切る。これが地味にキツい。
センターポールあるときのほうが、センターによっていく感覚が強いので、この制御はまだまだこれからかなと。

あと、オートクルーズによる前車との距離を保って走行中、相手の車もゆっくり止まっていくのに、こちらはかなりつか付いてからぐぐぐーーっっとブレーキが掛かり減速。
自分はもっとゆるりと踏むので、このブレーキのかけ方だと、後ろの車もびっくりするのでは？という事がよくあった。
また前車が右左折する際の減速に関してもかなり敏感であり、ちょっと急ブレーキ感を感じた。

また、この車両の通過後の設定速度までの加速。
そんなにアクセル開度開けなくてもいいんでない？ってほどぐーっと加速。
多分燃費にも影響あるだろうし、搭乗者がパワーを感じるほどシートに押さえつけられるような加速をするのが、もう少し設定をもうけて、アクセル開度、加速度の調整が出来れば問題ないかなと……

あと、オーディオを聞いているとき、現在のアルバムから一つ上のアルバム一覧。
またはフォルダの一覧へと戻る操作があると、曲を選びやすいのになーと。

給油時、これは軽油の特性のせいもあるかもだけれど、泡が発生されるため、かなり早い段階で一度給油口付近まで燃料が入る。
そこからゆっくりいれると、かなりの量が入るのだが、空気抜けなのか泡の発生なのか、最後燃料が入りづらい。
フルサービスで入れてもらってと比べると、セルフで粘るでは2～3Lで効かないだけ入る量が違って、満タン法による計算がちょっと誤差が大きくなるかなというところ。

デザイン

5

無骨なデザイン、内装の綺麗さ、デザイン面に関しては、各社比較して車選びをしたときに、ダントツで一番でした。

走行性能

4

パワー、操作性、扱いやすさなど、個人的には満点です。
しかし、ここに関しても多分万人受けするという物ではないでしょう。

乗り心地

4

走行性能の感想と同じですね。

積載性

5

クラウンに比べて、コペンに比べてとなってしまうので、過不足は全く感じられません。

燃費

5

これは3.3Lというエンジンの燃費じゃないですね、ほんと。

少なくとも東北の混んでない道を走るのであれば、2.5Lからの乗り換えによる、税金の上乗せ分など、簡単にペイできておつり来るぐらいです。

価格

3

まー、マツダのラージ群という高級路線なだけあって、値段は高いですね。
でも、他社の同車種に比べれば、値段で感じる質感の高さであれば群を抜いているのは間違いないです。

故障経験