マツダ CX-60 「直6に乗りたいけどMは買えない。そんなあなたに。」のユーザーレビュー

直6に乗りたいけどMは買えない。そんなあなたに。

2022.9.4

総評

良くも悪くもマツダらしい車両。
クラウンが電動FF化するこのご時世において、直6FRを新規開発するイカレっぷりは他のメーカーの追随を許さない。

エンジンは極上。内装はお値段以上。エクステリアは平凡。
内装や走行性能に拘るならコスパの高い車かなと。

個人的には、諸費用込みで400万から直6に乗れるというだけで価値のある車だと思います。

満足している点

やはり完全バランスエンジンである直6はスムーズさが段違い。mazda2の1.5Lよりも明らかに静かで、それでいて力強い。
もちろんこの車は直6を積んでいる、という先入観からくるものも大いにあるでしょう。しかし直6に乗ろうと思ったらBMWのMくらいしか選択肢がない現状で、新たな選択肢として登場してくれてうれしい。

不満な点

1890mmという大柄な車体は、日本の道路事情を考慮すると非常に取り回しが悪い。
試乗コースに極めて狭い山道が含まれていたが、カーブでのすれ違いは神経を使いました。

またやはりデザイン優先な部分はあるのでしょう。後方視界、特に左後方が見にくい。注意しすぎるくらい注意しないといつか巻き込むなと。子供の自転車とか多分見えない。

デザイン

4

本体550万にしては十分に上質です。
ただし案件であろうyoutuberのレビューのような、Lマークもびっくりな程ではありません。お値段以上ではあるけど、さすがに高級車メーカーを食えるほどではない。

エクステリアデザインはいつもの鼓動デザインで特筆すべきものは特になし。
ロングノーズ車特有のフェンダー間延び対策は、「INLINE6」のエンブレムで対応。HYBRIDでもなく、DIESELでもなく、INLINE6というのが良くも悪くもマツダらしい。ちょっとズレてるんだよなぁ。

走行性能

4

ここまで大柄なSUVに乗った経験がほとんどないのでアレですが、坂道での再加速は非常にストレスフリーです。
バッテリーの後押しもあったのであろうけど、やはり3.3Lの大排気量は伊達ではない。

直6エンジンの乗り味はさすがの一言で、加速時も静か。どれくらい静かかと言えば、mazda2の1.5L直4より静かで振動も少ないくらい。
エンジンつながりで、フロントボンネットが標準でダンパーというのに感心した。ただしエンジンがバルクヘッド方向にかなり寄せられており、整備性は悪そう。

乗り心地

4

視点が高いのでカーブでの浮動感はどうしてもあります。しかし乗り心地は非常に快適。ちょっとダンパーが柔らかすぎるかなと感じたけど個人的な好みかもしれません。

積載性

-

試乗なので評価不能

燃費

-

試乗なので評価不能

mazda2の実燃費が20km/L行かないくらい、カタログ燃費が21.6km/Lということを考えると、恐らく実燃費はカタログ燃費の1割引くらいになると思われます。

ドライバーや走る場所が変われば必ずしもその限りでないことはご了承ください。

価格

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試乗なので評価不能

故障経験