マツダ CX-30 ハイブリッド 「所有の歓びを感じるクルマ」のユーザーレビュー

所有の歓びを感じるクルマ

2021.9.4

総評

クルマは、どこを重視するかで選ぶべきで、どのクルマもどこかを犠牲、妥協して造っています。
その意味でCX-30は、比較的高次元でまとまったクルマと言えます。
不満点で書いた部分は、参考として書かせてもらっただけで、私のライフスタイルでは、ほとんど欠点には当たりません。
とにかく、クルマを降りて歩き始めても、思わず振り返って見つめながら悦に入ることが多いです。
美しく佇むCX-30を見るだけでも、買ってよかったなと思っています。

満足している点

内外装に大変満足しています。
魂動デザインというだけあって、どの角度から見てもハッとするような造形です。
彫りが深く鷹のような精悍なヘッドライトや黒光りする幾何学模様のフロントグリル、そしてそれらを取り囲むようなメッキ加色されたシグネチャーウイングの立体造形も見事です。
ドアパネルの磨き込まれた曲面は、外光を美しく反射させ、芸術品のようです。
フェンダーなどの太い未塗装樹脂部分だけ見るといかにもSUVですが、ノーズが意外に長くスタイリッシュでもあり、アウトドアよりも都会の方が似合うクルマです。
また、Dピラーから後輪のフェンダーやバンパーに至る曲面が艶めかしく、斜め後方から眺めると惚れ惚れしてしまいます。
内装はソフトパッドを多用するなど質感が高く、コンパクトSUVのレベルではありません。
適度にアナログなメーター類、メリハリがあり操作が心地よいスイッチもシンプルに配置され、センスのよさを感じます。
他の人を乗せると「高級車を買ったんだね」と言われます。
細かい部分では、ウインカーの音の心地よさと点滅の仕方があります。
高級志向のクルマは、流れるウインカーが主流になりつつありますが、心臓の鼓動のようにパッと光った後、スッと減衰する様子は、まるで生き物のようで、クルマに生命を吹き込もうとするマツダの意気込みを感じます。

不満な点

後部座席がやや狭いと思います。
私は、老夫婦二人でのんびりとドライブする使い方を前提にしているため気になりませんが、大人３人、４人で移動する分には、窮屈に感じるかもしれません。
また、ラゲッジスペースも決して広くありません。
ゴルフバッグなど長尺物は、後部座席を倒さなければ収まりません。
私のように旅行バッグを１～２個入れる程度なら大丈夫なレベルですが。
燃費も今の時代では、いいとは言えないかもしれません。
８月の記録ですが、都市部のみの走行で１４、郊外メインでは１６、高速メインで１９。
ただし、この記録は、エアコンオフで、常時使用すると１～２割低減します。
私は、あまりアクセルを踏み込まず大人しい運転に努めているので、やはり１～２割は低く見積もった方がよいでしょう。
ちなみにスカイアクティブXエンジンは、ハイオク推奨なので、さらに財布には辛いところ。
乗り心地は、コンパクトSUVという割には上質と思いますが、若干ゴツゴツ感があります。
また、SUVの腰高の分、フワッとした乗り心地です。
前のクルマが車高の低いセダン・クラウンだったので、比べてはいけないし、ゴツゴツ感も好みなので、悪魔で参考程度にしてください。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験