マツダ CX-30 「cx-30 唯一無二の存在感」のユーザーレビュー

cx-30 唯一無二の存在感

2023.3.2

総評

デザイン、内装の質、標準装備の先進機能、乗り心地などを総合すると、この価格帯（総額）ではとても満足度の高いクルマに仕上がっている。

満足している点

唯一無二のデザインがとにかくカッコいい

数々の先進装備が標準搭載されている

内装の質が非常に高い

不満な点

よく挙げられていますが、後部座席のリクライニング機能があれば嬉しいです。
また、ラゲッジルームの両脇に窪みを設けて横幅をほんの少し拡げて欲しい（後述）。

デザイン

5

買い替えを検討してる時に、夜の交差点でたまたま見かけたcx-30のスタイルに一目惚れ。
サイズ感も絶妙で曲線美の艶かしいスタイルがお気に入り。実車はどの方向から眺めても良いです。
奮発してシグネチャースタイルを装着しましたが、流石の純正仕様でボディとの一体感があり、滑らかなデザインを一つも損なうことなく上品さとラグジュアリー感をグレードアップさせたスタイルに仕上がっています。マツダのデザイナーさんのセンスとそれを具現化する造形技術の素晴らしさを実感しています。
またよく言われる太い樹脂モールですが、いまは逆にあの太さでないとダメだと思うくらいに気に入ってます。もう、細い樹脂を見るとなにか物足りない感じになるのが自分でも不思議なくらいですねw

走行性能

3

街乗りメインのため、2ℓガソリンエンジンを選択。
特に走行性能がすごいと感じられる場面はないけど、不足してると思うこともないです。
30-60キロの軽快な加速感はダウンサイジングターボの前車golf6に若干の分があるように思いますが、充分に快適で満足しています。

乗り心地

4

乗り心地はMCにより改善されたとのことですが、段差はうまく処理されていると思います。車体がドッシンと響くような安っぽい振動は皆無で、マルチリンクの前車golf6の乗り心地にそこそこ近い感覚で満足できるレベルです。同時期に試乗したcx-5、カローラクロス、キックス、ノートオーラも、負荷を掛けてない運転ではありますが自分の感覚の中では同程度の乗り心地で、特に差はありませんでした。
ロードノイズは特に気にならないです。特有の塊感があるgolf6と比較しても大差ないと思います。これはタイヤによってもだいぶ変わると思うのでまた交換時に検討してみようと思います。
マイルドハイブリッドについては、モーターアシストの存在感はありません笑　システム状況をモニターに映すと回生ブレーキの入力やアシストの出力がリアルタイムに表示されているのですが、アシストしてもらっているという実感はなく、完全に溶け込んでます。
Golf6と同じオルガンペダルの操作感も良いですね。

☆追記　2023.3.20
Mハイブリッドのアシスト機能は毎回作動するわけではなく、バッテリーの充電が6分の4ゲージ以上溜まっている時などの条件があり、実は街乗りだけだと殆ど稼働してない、、、という話を聞きました。なのでまだMハイブリッドのアシストを体感してないだけなのかも知れないということで、追ってご報告します。

積載性

3

ゴルフ6はラゲッジルームの両サイドに窪みが設けられており、仕切りを外すと45インチのドライバーを入れた練習セットがちょうど収まっていたのですが、cx-30はドライバーを抜いて斜めにしないと入らない。
SUVとしての積載量と考えると大きくはない。

後部座席はゴルフ6よりも広くなったと家族も喜んでます。

燃費

3

今のところ街乗り中心でリッター9.5くらいです。
燃費性はハイオクを差し引いてもダウンサイジングターボのgolfに軍配があがります

価格

5

cx-30は、標準グレードでも内装の質がよく、ディスプレイや先進機能がひと通り付いていてモデル間の格差が少ないので、上位モデルでなくても満足度がとても高い。
比較検討した他メーカー車は、本体価格は同じでも高額な純正ナビをオプションで付けないと先進機能が使えないなどのカラクリがあって、見積り総額に大きな差があった。この価格帯では、総合的にcx-30が頭一つ抜けているという結論になりました。

また、販売店の方針によるのかも知れないけど、お世話になった街のディーラーさんは最初に見積もりを高く吹っかけるようなやり方（今回お伺いした複数の他社さんはいずれもこのパターンでした）はせず、こちらから欲しいオプションを伝えると、客に何度も足を運ばせるようなことはしたくないとのことで値引きも含め一発回答で提示を受け、とても気持ちよく商談ができた。

故障経験