マツダ アテンザスポーツワゴン 「ベタ誉めが多いようですので、マツダ党なが...」のユーザーレビュー

ベタ誉めが多いようですので、マツダ党なが...

2002.10.23

総評

ベタ誉めが多いようですので、マツダ党ながらちょっと辛口に評論させていただきました。
　とはいえ、良く作ったなと、非常にマツダらしい車だなと感心しました。マツダ伝統のハンドリングの良さはまさに特筆ものです。３種全部乗りましたが、お勧めするならまずセダン、カッコ良さなら５ドア、最後に無難なワゴンといったところでしょうか。ユーノス５００からの乗り換えのため、とかく比べてしまいますが「失ったものも得たものも多い」という印象です。「喜び」から「楽しさ」への変移とでも言いましょうか。
　2.3Lながら燃費の良さには感心。慣らし運転の終わらぬ納車後３回目の給油時は、高速：一般＝５：５で13.5km/lでした。広い室内、それに進む・曲がる・止まることへの安定性は満足です。しかしトランクルームを含めた内装の安っぽさは、そろそろ改善できないものかと苦言を呈しておきます。特に“手”が触れる機会の多いドア周りやセンターのパネルには、コーティングなり材質改善なり何らかの処理を施さないと、すぐにキズだらけになるのではと思います。
　とはいえ、とにかく基本が良く出来た車です。新型デミオにも同じことが言えるのではないかと想像できます。「マツダでしょ？」とお思いの方、マツダへの抵抗感はこっちに置いて。デミオで良いか、アテンザにするかは財布の事情と好みの問題。まずはアテンザの試乗を勧めます。特にセダンに乗ってみてください。家族の希望でワゴンを選んだ私自身、乗れば乗るほど味の出る車かどうか、これからじっくり乗っていきたいと思っています。

満足している点

・ミドルクラスの乗用車としての基本性能は満点だと思います。
・非常にしなやかに確実に曲がってくれます。
・音が静かなエンジンも、踏めばぶんぶん回ります。
・ブレーキ性能にかなりの信頼感があります。
・ロードノイズを含め、従来のマツダ車と比べて明らかに静かです。
・高速道路を走ればさらにシビレます。
・デザインもよろしい。

不満な点

・コーナーリングが良すぎるので気をつかいます。
・ドアミラーが風切り音を発生させます。
・アクセルの踏み心地が柔らかすぎ、(私は)高速巡航で右足が疲れます。
・発進時にアクセルの踏み方が弱いと10～30km/h付近でモタツキます。
・４ＡＴは止まる寸前にカクンとクラッチが抜けるような挙動があります。
・ワゴンは腰高の様子で、低速の段差越えでブルンときます。
・家族の話では、後席の着座位置が高くて落ち着かないそうです。
・この大きさならエンジンはＶ６を積んでも良いかと思います。
・内装品の質感が低くキズがつきやすいです。
・リアセンターアームレストが座面から浮き、接合部分の耐久性が心配です。
・車体にボリュームがある分、車庫入れに気をつかいます。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験