マツダ アテンザセダン 「デザイン最高峰だと思う」のユーザーレビュー

n_l n_lさん

マツダ アテンザセダン

グレード:セダン 25S Lパッケージ(AT_2.5) 2016年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

デザイン最高峰だと思う

2017.8.15

総評
欠点をだらだら書いてしまいましたが、総評としては非常に満足しています。
それらの不満点を全て足しても、デザインの良さが気に入っています。

日本車は性能が高いがデザインが良くない等言われてきましたが、これだけデザイン性の高い車が出てくると日本車の未来としても明るいのではないでしょうか。
一気にマツダファンになりました。
満足している点
・美しい
とにかく恐ろしく洗練されている。
欧州の高級車と並べても全く遜色無いどころかアテンザの方が上であると思う。

・コスパが高い
この美しさでガソリンエンジン2000ccの一番下のグレードであれば200万円台(300万円弱)で買えてしまう。
下位グレードでも外装、内装の高級感はほとんど変わりないし、付けたい物はオプションで付ければ良い。
300万円弱でベンツ、アウディ、BMWに勝るとも劣らない美しい車が手に入ると考えると破格のコスパではなかろうか。

・コーナリング性能が高い
かなりのスピード、角度で曲がっても微動だにしない、まさに地を這っているような安定感がある。
カムリ・プリウス・X-1・ジュークでは味わった事が無い感覚。
タイヤに不安があるので、REGNO-GRに変更したらとんでもないスピードで回れると思う。

・運転時に一体感がある
マツダが人馬一体とうたう通り、適切な運転ポジションにシートを設定すると車との一体感がある。

・インパネのデザインが良い
インパネは外観が先進的かつ洗練されたデザインで、トヨタはもちろんBMWと比較してもデザインは良いと思う。

・高速域での加速が良い
停止時からの加速は悪いが、高速域(かなりの高速)からの加速は非常に良い。そこまで速度を出す事はほぼ無いのだが…。

・スポーツモードでの反応は良い
以下で述べる通り加速はかなり悪い。が、スポーツモードにすれば改善される。スポーツ時にアクセルを踏むと、ノーマル時のもたつきが無くキビキビと反応する。
不満な点
・加速力が低い
家族がカムリとかプリウスだったのでそれらとの比較になってしまうが、停止からの加速が弱い。スポーツモードにしてプリウスと同じ程度でカムリの加速とは太刀打ち出来ない。モーターを積んでいる車の加速が早いのは仕方ないが、他のガソリン車と比べても燃費を優先しているのか加速は遅い方だと思う。スポーツにすると改善されるが、燃費は悪化する。
ディーゼルだとこの辺りは改善するのかもしれない。
ただ、ディーゼルはエンジン音がトラックのような感じでうるさい。この音もデカイ車とかだとゴツくて恰好良いのだが、これだけエレガントでスマートな外観なのにエンジン音がトラックだとチグハグ感がある。
試乗したCX-3のディーゼルの加速、機動が非常に良かったので音が気にならなければディーゼルエンジンの方が良いかも。(ただ、高速域ではガソリンの方が上とも)
ただ、マツダのディーゼルは故障が多いと聞く(カーボンが溜まる?)。それから、試乗した限りではアテンザのディーゼルはCX-3程キビキビとは動いていなかった。

・ギアチェンジ
加速中のギアチェンジ時に一瞬加速が切れ、ガクッと揺れる。この揺れが結構大きい。また、加速が途切れるので加速力の低さの原因になっている。プリウス等の無段変速機に慣れているとかなり違和感があるし、思い通りに加速できないのにいらいらしてしまう。
もしかすると、ギアチェンジ感を出すためにわざとそうしているのかもしれないが、加速に影響するのはマイナス。

・内装の一部が貧弱
内装自体は高級感があって非常に良いのだが、柔らかい部位が多く傷が付き易い。特にドリンクホルダーの可動式カバーの表面に使われている素材。これが結構他の部位にも使われているが、柔らかめの樹脂で爪で容易に傷が付いてしまう。特にドリンクホルダーのカバーは使わない時には閉めておくために付いている物なので、頻繁に開け閉めが起きる=爪等が当たる事が多い部分なのだが、そういう所に傷が付き易い素材を持ってくるのは宜しくない。
また、本革のハンドルも簡単に爪で傷が付いてしまった。カムリ、日産ジューク、BMW X-1等ではこんな事は無かったのだが・・・。
それから、貧弱ではないのだが、室内ライト類が軒並み高級感がある中、前部座席ドア内側下部のライトだけはチープな明かりになっている。ドアを開ける時必ず見える部分なので、重視して欲しい。

・マツダコネクトが不調
突然設定が変わったりする。冷房の設定がいきなりデュアルオンになったり(これはマツコネの領域ではないけど)。
色々と挙動不審な動作が結構頻繁に起きる。
また、オーディオをオフに出来ないのが気持ち悪い。ミュートには出来るのだが、常に裏で動かしていないといけないようで、燃費が悪化していないか気になる。
それから、ブルートゥースでスマホを繋げて音楽を連携させた場合、エンジン始動後勝手に音楽が再生される(エンジン切る時にミュートにしておけばミュートのままなのだが)。音楽は聴きたい時といらない時があるので勝手に鳴らされると困る。しかも、スマホで何も音楽をロードしていない状態だとランダムで選曲されるようで、聞きたくない曲が鳴らされたりしてしまう。
また、このマツダコネクトの液晶は熱に弱く、夏の炎天下からのエンジンスタート時などは熱さで画面表示出来ない場合が多い。最も熱くなるダッシュボード上に配置されてしまっているので、熱さに弱いのならば、トヨタのナビのように操作パネルの中に埋め込み式にして欲しい。
更に、操作がダイヤル式のためか、タッチパネル式に比べると小回りが効かない。タッチパネル機能も付いているのだが、トヨタのナビのようにアイコンの大きさや設定周りが洗練されていない。BMWのX-1もダイヤル式(これも使いにくい)なので今の流行りなのかも。

・街乗りの燃費が悪い
燃費は一般道での通常運転で6~8km/L程度。高速では12~16km/L程度出る。高速で完全に燃費重視で走れば20km/L弱位は出せそう。
信号の多い街乗り時はスカイアクティブの効果を発揮しにくい。
ただ、高速時は非ハイブリッドでここまで改善されるのは凄いと思う。

・サンシェードが自動で戻ってくれない
リアガラスにはスモークが弱めな代わりに電動式のサンシェードが付いているのだが、ギアをバックに入れると視界確保のためか自動で解除されるようになっている。そこまでは良いのだが、バックを解除しても自動でサンシェードがオンになってくれないのが困る。大体サンシェードやスモークは後方車のライトや煽りをシャットアウトするために常に付けている事が多いので、バックに入れる度に一々ボタンを押して再展開するのは面倒臭過ぎる。
面倒なので、展開した状態でエンジンを切り、サンシェードのヒューズを抜いてしまった。(助手席左下方にヒューズボックスがある)

・アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
これは完全に人によるのだが、自分としては邪魔と感じてしまう。結構濃いスモークが入っているので、これが前方に立ち上がっていると運転中気が散って仕方が無い。また、前方の景色をゆったり眺めながら運転出来ないのが不満なのである。これもX-1と同じだ。フロントガラスに直接投影する方式なら良かったのだが・・・。

・BOSEスピーカーが良くない
Lパッケージには標準でBOSEのスピーカーシステムが付いているのだが、これがBOSEのためか低音バリバリで非常に宜しくない。普通の音量で聞いていても30分で耳が痛くなり、まともに音楽を聴いてドライブ出来ない。設定でバスを最小値にしてようやく普通のスピーカーと同じ程度になる(まだ少し強いが)。
何と言うか、マツダは少しこの車を選ぶ層を勘違いしている節がある。ディーゼルのトラック音とかもそうだけど、確かに走り重視の人が選ぶメーカーなのかもしれないが、アテンザ(それもおっさん好みのセダン。そこまでおっさんじゃないけど)を選ぶ人は上品さを気に入って乗っている人が多いのではないかと思うので、輩が鳴らすようなスピーカーなど迷惑なだけなのだ。どうせならDALIとかB&Wにして欲しい。いや、輩であってもこのスピーカーで爆音掛けたら100%頭痛で事故る。それ位酷い低音が出る。

・ボンネットが長い
スカイアクティブのためか(どうかは不明だが)、ボンネットが長め。そのため、狭い所で旋回する時はやや神経を使う。また、ボンネットの比率が高いためか、全長が長い割にはトランクや後部座席が狭い。
デザイン的には今のボンネットの長さは非常に気に入っているから良いのだが。

・タイヤ
これはアテンザ本体とは全く関係無い。
アテンザセダンには標準でブリヂストンのTURANZAが付いているのだが、これがカムリに履かせていたブリヂストンREGNO-GRよりグリップが弱かった。

・ドアガードが付かない
これもアテンザの欠点とは言えないのだが・・・。
前面席のドアの形状が丸みが強い事と後部のドアとの隙間が少ないため、ドアガードを取り付けても後部座席を開けると擦れて剥がれてしまう。
乗車回数が多い場合、(オーナーは気を付けていても)同乗者が壁にぶつけてしまったりする事があるのでドアガードは必須だと思う。最近はほとんど見えない物も出てきて便利だしね。
ドアに直接粘着テープを貼るタイプは剥がす時痕が残りそうだから、U字状でドアの内側にテープを貼るタイプが理想なのだが…。
純正のオプションも検討しているが、エッジ全部に付けるタイプなので、外観が変わってしまいそうで決められない…。

・ガラスが汚れ易い
トヨタやBMWに比べてフロントもサイドもガラスが汚れ易い。
排気管の外側も汚れ易い気がする。
やはり、基本的な部品の質では、大量生産でコストを安く抑えられるぶん良い物を付けられるのであろう大手メーカーと差異が出てしまうのかもしれない。

・バックカメラの質が悪い
画質がトヨタ、BMWに遠く及ばない。また、表示されるガイド線が信用ならない。
特に左後方は注意が必要で、ガイド線と車体の実際の位置に若干ズレがある。
今までガイド線を頼りにしていたので危うくぶつけそうになった。

・ピラーが視界を塞ぐ
ポジション次第だと思うが、右左折時Aピラーが視界を塞ぐので左右の確認がしにくい。
特に路地に入る際などの通行人の確認が厄介で、毎回大きく身を乗り出さなければならない。
しかし、このAピラーの位置のおかげで美しいフォルムが作られていると感じるので、仕方無いと思う。
デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

通常17インチですが、Lパッケージは19インチになっているためかかなり硬いです。
それでも2000km超えてから大分柔らかくなってきています。

以下、主に乗車経験のあるトヨタ(カムリ・プリウス等)やBMW(X-1)との比較になります。

P.S. 新車購入から半年程経過し、印象が変化した所もありますので改訂しました。
積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験

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