マイチェン版アテンザセダン試乗 デビューから6年経過して新型も気になる頃
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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「アテンザ セダン 25S Lパッケージ」に編集が乗りました。2008年のリーマンショック後に事実上フォード傘下時代が終わり(完全な資本提携終了は2015年)、マツダ生粋のモデルとして2012年、現行の3代目アテンザが登場しました。ボディタイプはセダンとワゴンの2種類。現在の販売比率はセダン5.5:ワゴン4.5と、セダンのほうが売れているそうです。
2018年6月に大幅なマイナーチェンジを実施し、エクステリア、インテリアに大きく手を入れ、特にインテリアではインパネを大きく変更。上級グレードには新素材「ウルトラスエード ヌー」や、栓(セン)の木を使用した本杢(ホンモク)パネルやナッパレザーなどを使い、質感を向上させました。またマツダのフラッグシップとして現在マツダが持つ最新の先進安全技術をすべて装備しました。
エンジンは2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンと、2.0L&2.5L直列4気筒ガソリンエンジンの3種類。エンジン別の販売比率はディーゼル6:ガソリン4と、なにかとマツダ自慢のディーゼルエンジンが注目されがちですが、ガソリンモデルもしっかり売れています。2.5Lガソリンエンジンには気筒休止技術を採用し、実燃費向上を図りました。
その2.5Lガソリンエンジンを搭載した「アテンザ セダン 25S Lパッケージ」に乗りました。乗り込んで感じたのはドライビングポジションの取りやすさで、ドライビングポジションのためにフロントタイヤの位置を前に出しただけあり、足元が広く窮屈感がありません。少し気になったのはボディの大きさを感じることと、グラスエリアがあまり大きくないせいか、左右後方の視界があまり良くないこと。取り回しにはある程度慣れが必要そうです。
なんて思ったりしたのもつかの間、走りはというと高速道路では直進安定性良好だし、コーナーではステアリングを切り出すと鼻先軽く、連続したカーブなどは思った通りに曲がってくれます。2.5Lガソリンエンジンは踏み込むと軽やかに回転を上げ十分な加速をしてくれ、ブレーキもしっかりした効き心地。ドライブが楽しいクルマなのであります。好みがありそうなのは乗り心地で、わりと硬めの印象。特に低速時に段差でバタバタッとします。今回の試乗では260kmほど走行し、高速6:一般道4で12.4km/Lでした。
11月末に発表された新型アクセラ(マツダ3)には、「スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー」と呼ばれるマツダの次世代プラットフォームが採用されました。アテンザもデビューから6年。マイナーチェンジで最新技術を全部のせしたとはいえ、その乗り味にやや古さを感じる面もあります。新型アクセラの評価次第では、新プラットフォームを搭載した次期アテンザへの期待が高まるかも…と妄想した「アテンザ セダン 25S Lパッケージ」の試乗なのでありました。
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