ロータス エリーゼ 「屋根も窓もドアもエアコンもオーディオもあって、一年を通して公道を走れるいたって普通の車で、気難しいところもなく意外なほど運転はしやすいです。ただ普通の」のユーザーレビュー

屋根も窓もドアもエアコンもオーディオもあって、一年を通して公道を走れるいたって普通の車で、気難しいところもなく意外なほど運転はしやすいです。ただ普通の

2012.9.21

総評

屋根も窓もドアもエアコンもオーディオもあって、一年を通して公道を走れるいたって普通の車で、気難しいところもなく意外なほど運転はしやすいです。ただ普通の車にカテゴライズされつつもストイックに走りに振った車種と言えます。不快適さや積載性のなさなどの不便を許容出来るならこれ一台だけでも楽しめるでしょう。2台以上所有出来る方など、これ以上刺激的な車を求めるなら、スーパー７やRadicalのような、どちらかというとバイクに近い乗り物へどうぞ。

ロータスといえば品質やトラブルが心配になる人が多いかもしれませんが、新デザインになった2011年以降のモデルは254箇所におよぶ改良があり、だいぶ改善されているらしいです。雨漏りは全くないし、エアコンもよくききます。

SCモデルについてですが、ラグはあまり感じさせません。2011年モデルはクォーンと乾いた高めの音で、なぜか2008年モデルのSCとは違う音がします。メーカー推奨30000kmでSCを駆動するベルトを交換する必要があるのが残念なところ。インタークーラなしですが、高温高負荷を連続させたことがないので、熱ダレなどの影響はわかりません。アイドリング時も加給しているらしく、実際に渋滞時などで燃費が極端に悪化する気がします。

お勧めのモデルですが、2ZZは高回転志向過ぎて、その本領を公道で発揮させる機会が限定されすぎるのがストレスに感じます。サーキットメインならエリーゼではなく、消火器やキルスイッチを標準装備するエキシージをお勧めします。エリーゼが得意とする低い速度域では1ZZや1ZRモデルでも十分以上ですし、むしろバランスが取れていてハンドリングを楽しむのに没頭できると思います。

満足している点

軽量ミッドシップの特徴である人車一体感。低速域でも運転が楽しい。これに慣れると普通のスポーツカーが単なる乗用車に感じる。

軽いので動力性能の割に燃費が良い。

着脱に手間がかかって面倒だし、オープンカーほどの開放感はないが、屋根が取れるのはやはり素晴らしい。

不満な点

メーターが小さくて読みにくい。ステアリングが小さいから仕方ない部分もあるのだが、レーシングカーのように全てデジタルか、中央にアナログ回転計のみを配置すれば良かったと思う。

エンジンの回転落ちが遅い。普通にシフトアップして回転落ちが間に合わないくらい遅い。空ぶかしのレスポンスも悪いのでフライホイールが重いのが原因と思われる。

マイナートラブルが多め。ネジが緩むとか立て付けが悪いなどの原因による異音が発生する。日本車に慣れていると気になる部分が複数出ると思う。

2ZZモデルは6速3000回転で100km/hも出ないので、高速道路走行中は音楽を楽しむ気にはならない程度にうるさい。会話は大声で可能。どうせ6速で最高速が出ないのなら、6速を高速巡航用のギア比にしても良かったのではないかと思う。

保険が高い。取り扱っている会社が少ない。バンパーがなく、ぶつけたときはカウルごと交換になる。修理費が高額になるので保険は必須。

不満な点をたくさん上げましたが、それ以上に運転が楽しい車です。総じてとても満足しています。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験