レクサス IS F 「サイズヨシ」のユーザーレビュー

サイズヨシ

2023.4.1

総評

生粋のスポーツカーを撃ちまかすような
パフォーマンスではないけれども、今だに国産のセダンベースとして5本指には入るような性能のクルマだと思って乗っています。ニュルなどのハードな環境でも鍛え上げていて、スポーツ走行のベース車としても使える素地がありつつ、味付けによってドレスアップ、グランドツーリング、敢えて純正のスタイリングのままに…ALLジャンルいけるところも魅力だと感じます。
自分はスポーツ寄せの使い方ですが、この世界でも、弄り方は何通りもあり、正解はないので、10年以上乗った今でも、最高の相棒として大事にしています。

満足している点

・人馬一体感のあるセダン
・中間から上のスムーズな伸び感
・トルク感満載の排気音
・マッチョな演出

不満な点

・ブレーキの全体容量
・低速時のスロットルのもたつき（味付け）
・ボディ剛性は一昔前世代

デザイン

5

LEXUS F のデザインの起源。元祖IS-F ですので…Frフェンダーとサイドステップを立体的にクロスさせた造形や、盛り上がっているボンネット、台形配置のマフラー出口、そのすべてが観ていて飽きない部分です。IS-Fオリジナルはなるべく大事にしたいと思ってます。

走行性能

5

脚まわりの性能（味付け）は、最終2014年モデルまで熟成が続けられたみたいですが、純粋な乗り比べなどは未経験。レクサスの開発の方達からもそのあたりの話は聞いてましたが、純正でも乗りやすさなどは、初期モデルより後期の方がだいぶ良くなっているみたいです。ショックの路面追従や、タイヤの設置面積や面圧調整、ボディ剛性あたりですよね。ホントに初期型なので、羨ましい限りです。
何となく個体差があると思っていますが、ワタシのクルマは特にハンドル重めです。

乗り心地

3

ハードな味付けのFモデルですので、総論としては、おそらく…良いとは言えないと思っています。ただ、それぞれのオーナーの経験やスキルで、妥協できないぞって思う領域ってバラついてるのが普通だと思っているので、乗り心地の評価って難しいですよね。

因みに、私の場合はサーキットでの手応えを残しながら、街乗りにも使える仕様です。やはり百戦錬磨の仲間内の色んなマシンに試乗させてもらうと『やはり、上には上が…』ってなっちゃいますね。でも、ガッツリかっ飛ばしてもちゃんと手応えがある車の乗り心地としては、さほど捨てたもんじゃないということがわかってきた…。そんな感じです。

積載性

3

普通のセダンです。タイヤも275/35/19の4本積み可能。中学の息子には、丁度ほどよい、後部座席の居住性。大人にはちと、窮屈。

燃費

1

サーキット2km
街乗り 5.2〜5.5Km
高速　8〜9km行く時ある

価格

3

故障経験

・エキマニの割れと排気漏れ→社外マニ交換
・マフラー吊りゴムがちぎれてた→交換（再発なし）
2020年
・エアクリから吸い込んだ金属片で1番ポートのintakeバルブに噛み込みして、圧縮抜けに陥りましたけど、最終的に事なきを得て復活。
・ヒートエクスチェンジャーのクーラント漏れがついでに発覚→修理
・作業におけるインジェクターカプラ、熱劣化でのポキリ2本
・後はバッテリーなどの消耗品以外何も壊れたことはありません。
・ホントに壊れません。
　ブッシュ、ブーツ破れない。
　ベアリングガタ出ない。

ちゃんとメンテしていれば、裏切られるようなトラブルに見舞われることは、粗…ない感覚です。