2台のIS Fが「ドリフトライド・カー」として導入
2004年にアメリカで発足したフォーミュラドリフトは、2014年からは日本でも「フォーミュラドリフトジャパン(FDJ)」がスタートし、高い人気を誇っています。そんなFDJが2024年シーズンから新たなファンサービスのひとつとして導入する「ドリフト・ライドカー」と名付けられた2台のレクサス「IS F」が、2024年2月10日~12日に開催された大阪オートメッセ(OAM)2024の会場でお披露目されました。
ドリフトをプロスポーツ競技として次世代へ!「フォーミュラドリフトジャパン」主要スタッフ陣に聞く「これまで」と「これから」
同乗体験用にリアにもBRIDEのフルバケットシートを装着
フォーミュラドリフトジャパンの2024年シーズンで「ドリフトライド・カー」として活躍予定のこのレクサスIS FはTOYOTA GAZOO Racingから提供を受けた車両。V型8気筒5.0Lのエンジンを搭載するIS Fの左ハンドル仕様をベースとしたドリフトマシンとなっており、パワートレインはノーマルながら純正の状態で423ps/505Nmのスペックを誇る。
そこにRS-R製のサスペンションやクスコ製のLSDを組み込み、風間オートサービスからリリースされているエアロブランド、LUXORのレクサスIS用エアロをまとってドリフトマシンへと変貌した。
車内にはBRIDE製のフルバケットシートをフロントだけでなくリアにも2脚の計4脚を装着し、どこに座ってもドリフト時に発生する横Gに耐えうるホールド性を実現している。
開幕戦決勝の4月7日には富士で新イベントも同時開催
この車両はドリフト走行のデモンストレーションで使用されるほか、ドリフトタクシーとしての運用も予定しており、なんと大会開催日の昼休みなどに大会のコースを走行するようなサービスも検討中とのこと。
その際は実際にFDJに参戦している現役ドライバーや、往年のレジェンドドライバーがステアリングを握る可能性もあるということで、会場に足を運んだ観客のなかから抽選でプロの華麗なドリフトテクニックを実際に体感できるようだ。
* * *
なお、2024年シーズンのFDJ開幕戦は4月6日(土)~7日(日)に富士スピードウェイで開催を予定している。決勝日の4月7日には「Fuji Xtreme Day With FORMULA DRIFT JAPAN」と銘打ってドリフトで1日まるごと「Xtreme」を体感できる新イベントを同時開催とのことなので、ドリフトを間近で体感してみたい人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
■FORMULA DRIFT JAPAN公式ウェブサイト https://formulad.jp
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