レクサス IS F 「乗って感じたIS F とかくGT-Rと比べられるIS Fですが、一人で楽しむGT-Rに加え2台目として検討している関係で、最近しばしの間お借りしてまし」のユーザーレビュー

乗って感じたIS F とかくGT-Rと比べられるIS Fですが、一人で楽しむGT-Rに加え2台目として検討している関係で、最近しばしの間お借りしてまし

2008.6.15

総評

乗って感じたIS F
とかくGT-Rと比べられるIS Fですが、一人で楽しむGT-Rに加え2台目として検討している関係で、最近しばしの間お借りしてました。そのとき感じたことをGT-Rを所有する立場の目から、レポートしたいと思います。
結論からすればこの車の主張したいことはハイパフォーマンスを謳いながらも、ドライビングコンフォートなのだろうと思いました。トヨタが、レクサスが、よくこのような車をだせたな、と関心しつつも、車の素性としてちぐはぐな部分がところどころあるように感じたのも事実です。
今後の熟成に大いに期待します。
ベクトルがはっきり感じられるようになれば、とっても魅力的な一台になりそうです。

満足している点

①エンジン
かなりコンフォートなエンジンです。4000回転まではｴﾝｼﾞﾝの存在を殆ど感じない静粛性です。それを超えると高周波の吸気音とともにV8らしい音を「でしゃばらずに」主張します。音も回転も全域が滑らかです。GT-Rは全域、低回転から野武士のイメージ。
②シフトパドル
GT-Rに比べ、ストロークが小さく小気味良い操作性です。そのためGT-Rよりシフトチェンジが早いと一瞬だけ勘違いしました。操作性は◎。ステア固定もこの車の性格からすると正解だと思います。
④ギミック満載
4000回転で切り替わる吸排気音、エンジン音、シフトダウン時の、多少オーバーとも言えるブリッピングなど、ドライバーの心を高揚させるドーピング機能が満載で、とても楽しく運転できます。

不満な点

①IS Fらしさはどこに？
動力性能は踏めばかなりの加速をしますが、あくまで基本マイルド。一方で中途半端に硬い乗り心地。それが車としてアンバランスに感じました。シートはGT-Rと比べると素材がかなりやわらかい。GT-Rがすべりをとめるのに留意した素材なのに対してIS Fはすべる、サポートがあいまい。
基本ハイパワーコンフォートセダン、でもときどきスポーツセダンってところがこの車のよさでもあるかもしれませんが、個性、主張をあいまいにしていると思います。
②内装（レクサス全体）
他グレードと共通の内装・・・しかも個人的にISの内装はとても高級車とは思えません。本来のこの車のクラスからしてもミスマッチです。センターコンソール以外があまりに無機質すぎて、クレイモデルに見えます。いまだにL-Finessとは何なのか、まったく理解できずにいます。
一方、今度の小改良で各操作ボタンの漢字表記が英語表記と選択できるようになるとのことです。その点だけはGT-Rもばりばり漢字なので、ちょっとうらやましい。
③1速⇔2速
シフトチェンジの2速以降はロックアップの恩恵もありダイレクト感たまらない、といった感じですが、逆にそれだけ1速⇔2速だけは違和感ありありで、トルコンがスベッてる？と感じるくらいかったるいです。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験