レクサス IS F 「レクサスで最もコンパクトなFRセダンに、レクサスで最も大きなエンジンを積んだ異端児。 VDIMノーマル＋Dモードで走れば、静かに、そしてとてもス」のユーザーレビュー

レクサスで最もコンパクトなFRセダンに、レクサスで最も大きなエンジンを積んだ異端児。 VDIMノーマル＋Dモードで走れば、静かに、そしてとてもス

2012.12.5

総評

レクサスで最もコンパクトなFRセダンに、レクサスで最も大きなエンジンを積んだ異端児。

VDIMノーマル＋Dモードで走れば、静かに、そしてとてもスムーズに走る高級サルーン。
VDIMスポーツ＋Mモードで走れば、一般的なATのMモードとは一味違う、変速ショックをあえて伴う0.1秒のシフトアップで、サーキットも視野に入れたキビキビした走りが楽しめるスポーツカー。

いろんな面において、二面性を有する車です。

満足している点

【エクステリア】
素のISのデザインが好みでしたし、「F」であることをあまり主張しない控え目は「羊の皮をかぶった狼」的でとてもお気に入りです。実車を見ると、写真では伝わりにくい細かい部分のディテールに感動します。
レクサスならではの塗装品質もさすがです。

【インテリア】
使っている素材やボタン類のクリック感一つ取っても高級感があり、所有する満足度が高いです。ピラーからルーフライニングまで黒で統一されていて、とてもシック。
2011年モデルから設定された「ダークシルバースターリングファイバー」室内パネル（メーカーOP）で、スポーティな雰囲気を演出してくれます。
個人的にはドアグリップのデザインがお気に入りです。

【装備】
純正HDDナビゲーションは案内時に走行車線まで常にガイドしてくれるので、例えば左端を走っている状況から急に右折ということがないので見知らぬ地でも慌てることが無くてお気に入り。マップオンデマンドで常に地図も最新のものに更新してくれるので、道無き道を走ることもありません。
白色LEDのフットライト、そしてシフトパネルをほのかに照らずLEDの光の加減は暗すぎず明るすぎず、良く考えられています。

【走行性能】
5L V8の2UR-GSEエンジンは全域トルクフル。踏めば踏むだけ加速してくれ、車内の静粛性が高く安定しているので気付けばすごいスピードに、ということもしばしば。
3600回転からセカンダリインテークが開き、豪快な吸気音をあえて聴かせるセッティングにより、走りたい欲望をさらにかきたててくれます。

8-Speed SPDSのDモードでの変速はとてもスムーズ。Mモードに切り替えればギアが固定され、MTのように自分の意志で回転数を見ながら走ることが可能。2速-8速は全域ロックアップするので、MTのようにギアが直接噛み合っていることを感じられて気持ち良いです。

不満な点

・135mmの最低地上高。超高速域での安定感を考えると、もう少し低くても良かったような。

・後部座席を2座（中央に座れません）としているので一般的な後部座席よりホールド性は高いものの、頭上空間がだいぶ狭め。デザイン優先という事なのでしょうけれど、改善出来るのであればして欲しかった部分。

・カップホルダー。1つはシフトパネルにありますが、もう1つはコンソールボックス内部にあるので、助手席に人を乗せた際、フタを後ろにスライドさせたままでないと使えません。

・コンソールボックス。上に書いたようにカップホルダーも含めてのボックスとなっており、コンソールボックス自体もこのクラスのセダンと比べてもだいぶ狭いので不満が残ります。

・運転席＆助手席ドアにペットボトルホルダーが用意されているものの、使い勝手があまり良くないので使えていません。

・この排気量なので仕方ないとはいえ、燃費は覚悟したほうが良さそうです。街乗り7：高速3くらいの割合で5.5～7km/lあたり。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験