レクサスについて

Question

なぜレクサスはBMWのMやメルセデスのAMGのようなハイパワーな車を作らないのでしょうか？

私自身も結構前の2007年当時に新車で買ったレクサスLSにもうかれこれ6年以上乗っています。
家族ユースやゴルフなどでも使い勝手も良いですし高速も100キロちょいでゆったり左車線流してる分にはなんの不満もありません。
トラブルも今の所消耗品以外特になし。

先日、友人が車の買い替えを考えているという事でメルセデスやBMWなどのディーラーさんを一緒に回っていました。

友人はかなりの車好きで結構スポーティーでハイパワー寄りの車を探しているとの事で私が提案したレクサスではあまり刺激的ではないそうです。

そう言われるとレクサスはFやFスポーツなどありますが、Fスポーツはエンジンはほぼノーマルでエアロやミッションの反応速度のチューニング、Fは5リッターV8エンジンの使い回し(GS-F、is-F、RCFなど)が多く、ターボ過給で凄まじい馬力やトルクがあるAMGやMなどに比べると確かにスポーツ寄りの見方をすると見劣りする部分もあるなと感じました。

なぜレクサスはハイパワーな特別モデルを作らないのですかね？

ちなみに私自身もレクサスオーナーなので批判している訳ではありません。

Answer 1

MやAMGに対抗するのは、ご質問のFモデルです。
欧州メーカーはダウンサイジングターボ化を進めたために、現行パフォーマンスモデルもダウンサイジングターボとなっています。

LEXUSは、ダウンサイジングターボ化に遅れたトヨタが大排気量エンジンしか対抗すべきエンジンが無いために、パフォーマンスモデルに大排気量エンジンを使っているだけです。
トヨタは大衆車が本業です。
LEXUSはブランドであってメーカーではありません。
トヨタの開発・設計・製造をそのまま流用している限り、プレミアムブランドを本気でビジネスにはできないでしょう。
ブランドを分けるだけで無く、メーカーとして独立させ、もっとハングリーな立ち位置でビジネスを進めない限り、親方日の丸的な意識は捨てられ無いでしょう。

大衆車がビジネスのトヨタのエンジンは、価格競争力が最優先で進んできています。
日本メーカーは燃費重視のため、伝達効率が悪くてもエンジン燃焼効率が向上できる小型軽量・低コストのCVTに軸足を置いてきました。
日本の交通環境では、渋滞や速度変化が大きいので、CVTの伝達効率の悪さはエンジン燃焼効率の良さが凌駕します。
CVTは無段階変速という特徴のため、エンジンは一定回転数を維持するのに特化した方が性能向上に繋がります。
一定回転数を維持するのには、ダウンサイジングターボの必要性はありません。
欧州のように、DCTや多段ステップATをトランスミッションとして採用するなら、同一ギヤ比で最大性能を発揮するには、広いエンジン回転域でフラットなトルクを発揮する方が効率的です。
そのために欧州メーカーは挙ってダウンサイジングターボへ進みました。
CVTを軸足とする日本メーカーは、ダウンサイジングターボ化の必要性がありませんから、自然吸気エンジンのままを通してきました。
ここに来て、ダウンサイジングターボの優秀性が車の性能として評価されるようになったので、遅れて開発しているのが日本メーカーです。
トヨタもその路線です。
日産は開発遅延をMercedesからのダウンサイジングターボ購入で済ませています。
ただ、トヨタは全車のハイブリッドモデルを投入する計画を進めていますから、ダウンサイジングターボエンジンの必要性は微妙です。
トヨタのハイブリッドシステムは、トランスミッションを廃した独特の動力分割機構を採用しています。
この動力分割機構もエンジン回転数を一定に保つ方が効率が良いので、ダウンサイジングターボ化は必要ありません。
無知な顧客の意味の無いダウンサイジングターボ化の希望にトヨタが答えるかどうかは微妙かと思います。

ダウンサイジングターボの本格化はこれからですから、いずれはFモデルもダウンサイジングターボ化されるでしょう。
ただ、現時点では手持ちエンジンで済ませるしか無いので、時代遅れの5L V8エンジンを未だに使うしか無いのです。
あまりのフロントヘビーのため、車のバランスチューニングは大変なようです。

Answer 2

>ＢＭＷは品質と耐久性がレクサスの半分しか無いと言う事実が物語っています
ってわけのわからない回答をしている人がいますが、そんな事実はありません。

ところでＢＡを投票にするとwan2three4fiveさんが投票操作で必ずＢＡになるってのをみました。
ここもどうなるか見ものですね。

Answer 3

現行M5に乗っています。BMWのハンドリングは楽しいですし、パワーも十分あります。
しかしそれと引き換えに色々と負担がかかるところがあるような気がします。

ちなみに私の車はエンジンとDCTを保証で交換しました
決して変な乗り方はしていないしサーキットなどは未走行ですがーーー

故障などのリスクも考えると
多少パワーを犠牲にしても信頼性を高めたいのかなってGSーFを試乗して思いました

Answer 4

現在のシャーシに、500馬力や600馬力といったハイパワーエンジンが載らないからです。

日本車の活躍出来る速度域は、せいぜい180km/hまでです。これに対してEUでは速度無制限区間があるように、いずれの国の欧州車でも250km/hまでは速度を出す可能性があるわけです。

日本車が売れるのは日本国内とアメリカ（北米）がメイン、アメリカもスピード違反は厳しく、せいぜい140～150km/hも出せればいいところです。その反面、EU域内ではやはりEUメーカーに押され、日本車のシェアはそれほど高くありません。

そういった土壌から、日本メーカーはどこもシャーシを基本設計段階からコストダウンを行っており、それほど丈夫には設計されていません。対するEU車は、ノーマルなモデルでも250km/hに耐えられるシャーシ設計を行っているのです。

これで、少しだけの補強で500馬力も600馬力ものエンジンを載せることが可能になるのです。

じゃぁ日本車でも、そういうシャーシを設計すれば…ベースになる180万円のオーリス（カローラ）が、そのせいで250万円になる、一般人は買いますか？ということ。
250km/h出せるシャーシは1.8Lのエンジンではオーバークオリティ、そんな見えない部分に金を払う人が何人いるのか、ということなのです。

スバルに、インプレッサSTIというハイパフォーマンスモデルがあります。誰もが認める日本車の中でもトップクラスを誇り、WRCなどでも活躍して世界的にも有名なモデルです。ゆえに、並行で買う個人も海外には多く、スバルはEU販売を計画します。

ところが、250km/h近辺まで速度が上がるとジャダーが発生して、どのような補強を行ってもこれが消えないのです。結論はシャーシの基本性能が足りないということで、AMGやMと競えないと判断、EU販売を断念された経緯があります。

インプレッサのシャーシは、アメリカIIHSの衝突安全試験でスモールオフセット衝突が加わってもなお、最優秀を取得するくらいにシャーシ剛性は基本的に高いモデルなのにです。（ちなみにレクサスやベンツはそれまで最優秀、この年から全モデルプアでランキング外）

基本シャーシの設計を強化すると言うことは、200万円前後のベースモデルの価格が上がるのと同時に、重量も増すことになり燃費も悪化するわけです。これを許してくれる国民性が無い限り、レクサスに500馬力や600馬力が載ることはありません。

せいぜい補強して、400馬力止まり。シャア専用オーリスなんかも、ターボモデルで多少過激なパフォーマンスの味付けがされていれば、オーリス全体のイメージも違っていたと思いますケドね。実のところは、そういうエンジンが物理的に載せられない…

日本人の多くは、表面的な品質に対してはお金を支払いますが、見えない部分にはお金を払わない傾向にあります。中国人もそういう傾向（だからコピーが横行する）にあるので、アジア人は全般的にそうなのかもしれません。

日本は古来より、地震や津波などの自然現象によって生活基盤が破壊されることから、スクラップ＆ビルドで木の文化。このことから10年持てば良く、老朽化したら新しく変えればいい、という文明なのです。

だから、神社の御柱や社殿なんかも何年かに一度取り替える神事があるのです。

これに対してEUは、自然災害によって生活が破壊されることが無い代わりに、陸続きによる部族間の争いが多く侵略から身を守る石の文化です。石は数百年に渡り残ることから、基本設計を丈夫にしてメンテナンスで長く使う、という文明なのですね。

その考え方の違いが、現代の車の基本設計にも現われるわけです。ベンツやBMWなんかも、低価格モデルではかなり日本車のコストダウンの設計思想が取り込まれてきていますけどね…

Answer 5

レクサスでサーキットにいる事をカーナビが検知した時にリミッターを解除出来るって知ってました？知ってたらそんなアホ質問は発生しないでしょうし、知らなかったらそれが理由ですよ。レクサスでサーキットを走る輩は1%すらいなかったから、そういったモデルを出さなかったという事です。

Answer 6

マニアックな物作っても儲からないでしょ？

＞家族ユースやゴルフなどでも使い勝手も良いですし高速も100キロちょいでゆった＞り左車線流してる分にはなんの不満もありません。
＞トラブルも今の所消耗品以外特になし。



貴方が答えを書いているじゃないですか。


といったこと以外にＬＥＸＵＳに期待する求める人が少数派なんですよ。


勿論、作る技術がない、遅れているのも事実ですけどね。

Answer 7

作る事は簡単に出来ますが
品質と耐久性を重視しているからです
パワーと品質と耐久性を両立させようとすれば価格高騰します

カタログスペックを重視して、見えない部分に品質の劣る中華製部品を使う事で安価に仕上げています
ＢＭＷは品質と耐久性がレクサスの半分しか無いと言う事実が物語っています

Answer 8

レクサスの始まりは、北米に輸出規制の圧力をかけられても（実際には自主規制でカタがついた）、儲ける為に作られたクルマです。
だから必要ないと思っているんですよ。
チューニングの技術もありませんし。
事実、Fなんかは、ベンツ500Eをパクって作られましたので、悪いところまでまんまパクって「ベンツより安く作ったので、皆さんいかがでしょうか」と言っているクルマです。
ブレーキなんかは、自社開発できずにポルシェに依頼しましたが、コストダウン要求をしてミニサーキットをちょっと走っただけで音を上げるブレーキにしちゃいました。
ブレーキが開発できないメーカーに、ベンツのような高性能車は永遠に作れません。

結論。

会社も要求してないし、作る技術もないのができない理由です。

Answer 9

AMG、M社はレース等で成功した歴史あるチューニングメーカー、今やそれぞれのメーカーで車体製造時から手を加えてます。

新参者のレクサスには、そんなメーカーはありません。
今後出てくるかも知れませんが…
レクサスはスポーティ路線よりラグジュアリーな気が…

Answer 10

純粋にチューニングメーカーを持っていないからかと。
仰るようにBMWやメルセデスのハイパワーモデルは、Ｍやアルピナ、ＡＭＧやブラバスといったチューニングメーカー製であってBMWやメルセデスブランドそのものから出ているわけではありません。
これから作る気はあるのかもしれませんが、単純に作る環境がないのでは？