ホンダ That’s 「花マルは貰えない万年次席の軽」のユーザーレビュー

花マルは貰えない万年次席の軽

2017.6.8

総評

2010年代後半現行のトールワゴンを常時運転する人からすると、
流石に時代遅れ感は否めないだろう。
一方、中古車価格としてはかなり安い部類に入ることから
「安い中古のタントみたいな車」を狙っているのであれば
このザッツもどうしてなかなか捨てたもんじゃあない。

満足している点

この時代の軽自動車にありがちな
「下品な装飾感」を極力排し、
あくまで「モノである」ことを主張した
内外装のアレコレ。

不満な点

「ホンダらしさ」はいいんだけど、
パワーウインドスイッチとかのインターフェースを
どーしてこういう意味不明なトコロに
実装するんだろうね？
こーゆう頭の悪いコダワリがいかにも
当時のホンダだな、と感じさせられる。

デザイン

-

走行性能

-

50馬力ちょっとの3気筒NAエンジン。
しかも3AT。
これで高速道路を快適に走れ、なんていう方が
どーかしている。
同コンポーネントであるJB#系列ライフと比較し、
腰高の車高と割増気味の車重をごまかすために
標準で若干硬めのサスとなっていたようだが‥
流石に経年劣化で硬めも何もありゃしない。

大人しく市街地走行程度にとどめておくのが
吉ではなかろうか？

乗り心地

-

先に挙げたように販売終了からそれなりに経過しているため、
現在購入できるザッツのほとんどは
ヘタってグニグニの乗り心地だろう。

車高が高めなクセに12インチのタイヤということもあり、
旋回時の腰砕け感はかなりのもの。
加えて中途半端なベンチシートモドキであるために
座席にホールド性は期待できない。

乗りやすいか？といえばそうでもないが、
運転そのものは良好な車体感覚である。
若干独特なUIにストレスを感じないのであれば
決して悪い車ではない。

積載性

-

JE1/2型ゼストへ引き継がれたホンダ車特有の
リアシートアレンジにより、
トールワゴンにも拘わらずクラス比較で広大かつ
平坦なラゲッジスペースが確保できる。
軽バンのような圧倒的積載量を誇る訳では無い物の、
軽自動車にしては相当なペイロードが確保されている。

燃費

-

後続車両からの顰蹙覚悟で市街地を法定速度走行するのであれば
まずまず・妥当な燃費だ。
ところがいざという時の「ひと踏ん張り」が無いので
高速道路走行や峠道といったある程度のパワーが求められる環境では
一気に悪燃費、その割に走らないといった事態に陥る。

価格

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故障経験

「2000年代のホンダ車だ」
これだけで多くのホンダユーザーが
「ああ‥(察し)」となるのではないだろうか。

つまり、そういうことだ。