現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 原点回帰のホンダ新型「ステップワゴン」は従来型オーナーも納得の出来映え! それでも気になるポイントとは?

ここから本文です

原点回帰のホンダ新型「ステップワゴン」は従来型オーナーも納得の出来映え! それでも気になるポイントとは?

掲載 73
原点回帰のホンダ新型「ステップワゴン」は従来型オーナーも納得の出来映え! それでも気になるポイントとは?

■シンプル&スクエアに原点回帰したホンダ新型「ステップワゴン」

 トヨタの売れ筋ミニバン「ノア/ヴォクシー(ノアヴォク)」の新型モデルが2022年1月13日に発表・発売され、ホンダも新型「ステップワゴン」の全貌を同月7日に公開し(スペックや価格は未発表)、2022年はミドルサイズミニバンが激戦になりそうです。

クラウンがミニバン化!? 「クラウンヴェルファイア」受注開始!

 これまで以上に“オラオラ顔”になったと評判の新型ノアヴォクに対し、新型ステップワゴンは大ヒットした初代、2代目に通じるものがあり、一部では「原点回帰か?」といわれて話題になっています。

 そこで今回は、従来モデルのステップワゴンに乗り続けているオーナーに、新型についてどう思うかを聞いてみました。

 現時点(2022年1月時点)では、内外装のデザインや装備類などについて公開されているものの、価格などのスペックは未発表です。

 そんな新型ステップワゴン最大の特徴は、何といってもエクステリア。ライバルに負けじと、世代を重ねるごとに派手なフロントマスクを採用していきましたが、6代目となる新型ステップワゴンは水平基調のシンプル&スクエアなフォルムへと変更されています。

 また現行ではファミリー向けの標準ボディとエアロ仕様の「スパーダ」がありますが、新型は「エアー」と「スパーダ」を設定。

 さらに、上級版の「スパーダ プレミアムライン」がラインナップに加わりますが、これは2021年12月に生産終了した「オデッセイ」をカバーする、高級感をプラスしたグレードという位置づけのようです。

 未発表ではあるものの、プラットフォームは先代と同じ、ホイールベースも2890mmから変更がない様子。全長は4760mm前後、全幅は1750mm前後と、3ナンバーボディになりそうです。

 パワーユニットのスペックは未発表ですが、ガソリン車とハイブリッド車(e:HEV)が用意されることになります。

 また、5代目(現行モデル)の目玉装備として搭載された、横開き式のサブドアを組み込んだテールゲート「わくわくゲート」は廃止され、新型ステップワゴン(スパーダ)には任意の位置に開ける「パワーテールゲート」が装備されました。

 一方、もうひとつの人気機能「マジックシート」は継続採用。3列目シートを床下にすっぽりと収納できるマジックシートにより、2列目シートをスライドさせてリムジン感覚を楽しむこともできそうです。

 ちなみに、新型ステップワゴンの2列目シートは前後にスライドするだけでなく、左右にもスライド機能を追加。

 分離してキャプテンシートとして、または寄せてベンチシート感覚にも使え、しかも内側に寄せると865mmも前後にロングスライド(分離状態では610mm)できるようになる機能が盛り込まれました。

 なお、スパーダの2列目キャプテンシートにはオットマンも備わります。

■ステップワゴン好きの目に新型はどう映る?

 3代目ステップワゴンのオーナーであるTさん(40代・男性)に、新型ステップワゴンの感想を聞いてみました。

 もともとは2代目までのスクエアなデザインが好きだったものの、両側スライドドアの利便性に惹かれて3代目を購入したというTさん。新型ステップワゴンはまさにこの条件を満たしていることもあり、かなり気になっているそうです。

「新型ステップワゴンは初代や2代目の面影を感じさせるスクエアなラインですね。かつて販売されていた軽ハイトワゴンの『That’s(ザッツ)』にも似ているような印象を受けました。

 しかもボディの下回りにボリュームがあって、キャビンの広さだけを強調したミニバン感が薄いのも良いです。

 現在はスパーダのほうが人気みたいですが、これならシンプルな『エアー』のほうが格好良いと思いました」

 まだスペック自体は公表されていませんが、3ナンバーボディになったとしても全体のフォルムのバランスはかなり良さそうです。

 フロントバンパーの形状や、スクエアながら角に丸みを持たせたラインなどは、2000年代のホンダっぽさも感じさせます。

 現在のホンダはシンプル+クリーンなラインのデザインが主流になってきていますが、直接のライバルである新型ノアヴォクがさらに派手な顔になったことを踏まえると、新型ステップワゴンが地味な印象になってしまいそうなのが心配だとTさんはいいます。

「トヨタ『アルファード』があれだけ売れていることを考えると、ミニバンユーザーは迫力のある顔が好きな人が多いんでしょう。この流れに乗るべく誕生したのがステップワゴン スパーダですし。

 ただ、トヨタの派手顔が苦手な人向けの選択肢としては、クリーンな印象の新型ステップワゴンはアリかもしれません」(3代目ステップワゴンオーナー Tさん)

 そんなシンプル路線の新型ステップワゴンですが、価格の上昇が心配だとTさんはいいます。

「初代ステップワゴンが売れた理由のひとつとして、ワンボックスワゴンを持たないホンダが既存の乗用車に使用されていた主要部品を用いて作ったことで安価だったことも非常に大きかったんです。

 それが代を重ねるごとに装備が増えて車両価格も上昇し、スパーダとなればコミコミ350万円前後はかかるでしょうし、とても気軽に乗り換えられる金額ではなくなりました」(3代目ステップワゴンオーナー Tさん)

 そこでTさんは、装備を簡素化した商用バンのようなモデルの登場を望んでいるといいます。

「趣味の道具を運ぶのにトヨタ『ハイエース』や日産『キャラバン』がありますが、新型ステップワゴンにスチールホイールを装着し、装備もソコソコの廉価グレードがあれば、新型ノアヴォクに十分対抗できると思います」(3代目ステップワゴンオーナー Tさん)

※ ※ ※

 ステップワゴンはファミリー色が強いモデルですが、その一方で趣味向け的なイメージを抱く人も一定数存在しています。

 Tさんのように、ステップワゴンが好きだからこそ、安易に高級路線に行って欲しくないと考えているユーザーも多いそうです。

 快適で装備が充実したグレードも良いのですが、安価で手が届く「レスオプション」的なモデルを自分好みにカスタムするというのも、予想以上に人気が出そうな気もします。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

BYD、静岡県浜松市に新ショールームをオープンへ…4月5日
BYD、静岡県浜松市に新ショールームをオープンへ…4月5日
レスポンス
【インド】200万円以下! 日産「超コンパクトSUV」がスゴい! 廉価設定×全長4m以下の「ちょうどイイ」サイズ! パワフルなターボエンジンも頼もしい「マグナイト」国内導入の可能性は?
【インド】200万円以下! 日産「超コンパクトSUV」がスゴい! 廉価設定×全長4m以下の「ちょうどイイ」サイズ! パワフルなターボエンジンも頼もしい「マグナイト」国内導入の可能性は?
くるまのニュース
ラッセル3位「表彰台争いをするペースはあったが、マクラーレンに挑むには足りない」
ラッセル3位「表彰台争いをするペースはあったが、マクラーレンに挑むには足りない」
AUTOSPORT web
トヨタの新型EV『C-HR+』欧州発表に日本のファンは?「ガチでいい」「ミニクラウン?」など反響
トヨタの新型EV『C-HR+』欧州発表に日本のファンは?「ガチでいい」「ミニクラウン?」など反響
レスポンス
えぇ!? [2L]直噴ターボもあるの!? 5代目スバル [レガシィ ツーリングワゴン]2.5GTの中古が狙い目すぎる件
えぇ!? [2L]直噴ターボもあるの!? 5代目スバル [レガシィ ツーリングワゴン]2.5GTの中古が狙い目すぎる件
ベストカーWeb
2年ぶりGT500復帰先はなんとニスモ! 理論派ドライバー佐々木大樹、いざ真価を見せる時「絶対に結果を出さなきゃいけない」
2年ぶりGT500復帰先はなんとニスモ! 理論派ドライバー佐々木大樹、いざ真価を見せる時「絶対に結果を出さなきゃいけない」
motorsport.com 日本版
小椋藍、8位フィニッシュも失格に。非公認ソフトウェア使用が原因/MotoGP第2戦アルゼンチンGP
小椋藍、8位フィニッシュも失格に。非公認ソフトウェア使用が原因/MotoGP第2戦アルゼンチンGP
AUTOSPORT web
世界最大の“寒冷地”輸送機 なんと淡水湖に降り立つ!  航空部品をカナダ届ける
世界最大の“寒冷地”輸送機 なんと淡水湖に降り立つ! 航空部品をカナダ届ける
乗りものニュース
【ホンダ Eクラッチ vs ヤマハ Y-AMT】「AT免許」で3気筒スポーツを楽しめるという魅力!『MT-09 Y-AMT』にはMT派も納得?[中編]
【ホンダ Eクラッチ vs ヤマハ Y-AMT】「AT免許」で3気筒スポーツを楽しめるという魅力!『MT-09 Y-AMT』にはMT派も納得?[中編]
レスポンス
ダイハツってこんなことまでやってたの!? 高齢化社会に向けた「健康安全運転講座」がメーカーの良心の塊だった!!
ダイハツってこんなことまでやってたの!? 高齢化社会に向けた「健康安全運転講座」がメーカーの良心の塊だった!!
WEB CARTOP
運転中に突然「謎の青いヨット」が!? 無視したらクルマが「機能不全」の危険も…遭遇したら「対応」どうすればいいのか 実は重要な「ランプ」の意味は
運転中に突然「謎の青いヨット」が!? 無視したらクルマが「機能不全」の危険も…遭遇したら「対応」どうすればいいのか 実は重要な「ランプ」の意味は
くるまのニュース
【MotoGP】マルク・マルケス、キャリア通算90勝で歴代3位! 残る壁は伝説アゴスチーニ&ロッシのみに
【MotoGP】マルク・マルケス、キャリア通算90勝で歴代3位! 残る壁は伝説アゴスチーニ&ロッシのみに
motorsport.com 日本版
”俺たち”には、見直さなければいけない「ふたつのこと」がある。開幕戦惨敗を嘆く、フェラーリのルクレール。ハミルトンも不満
”俺たち”には、見直さなければいけない「ふたつのこと」がある。開幕戦惨敗を嘆く、フェラーリのルクレール。ハミルトンも不満
motorsport.com 日本版
約272万円で買える! 日産の最新“8人乗り”「セレナ X」に反響集まる! “めちゃ便利なドア”に「子供がいると本当に助かる」「荷物を入れるのがラク」の声も! 最安モデルに熱視線!
約272万円で買える! 日産の最新“8人乗り”「セレナ X」に反響集まる! “めちゃ便利なドア”に「子供がいると本当に助かる」「荷物を入れるのがラク」の声も! 最安モデルに熱視線!
くるまのニュース
使いやすさは「グーグルマップ」を超えた!? 細い道は案内しない トヨタが本気で開発したオススメ「無料カーナビアプリ」とは
使いやすさは「グーグルマップ」を超えた!? 細い道は案内しない トヨタが本気で開発したオススメ「無料カーナビアプリ」とは
VAGUE
メルセデス新人の18歳アントネッリが16番手から4位に入り記録達成「F1デビュー戦として文句なし」
メルセデス新人の18歳アントネッリが16番手から4位に入り記録達成「F1デビュー戦として文句なし」
AUTOSPORT web
WRC第3戦、アフリカの大地をハイスピードで駆け抜けるサバイバルラリーが始まる【サファリ・ラリー・ケニア プレビュー】
WRC第3戦、アフリカの大地をハイスピードで駆け抜けるサバイバルラリーが始まる【サファリ・ラリー・ケニア プレビュー】
Webモーターマガジン
【ヤマハ】スーパースポーツ「YZF-R3 ABS」「YZF-R25 ABS」2025年モデルを4/24発売!
【ヤマハ】スーパースポーツ「YZF-R3 ABS」「YZF-R25 ABS」2025年モデルを4/24発売!
バイクブロス

みんなのコメント

73件
  • トヨタとは対照的になったね。
    みんな右倣えでグリル大きくしてたから好感が持てる。
    シンプルでミニバンらしいデザインだね。
  • 本当に必要最低限のみ装備で250万グレード出したら間違いなくトヨタをだしぬけるんだけどな〜。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

316 . 9万円 357 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4 . 8万円 495 . 0万円

中古車を検索
ホンダ ステップワゴンの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

316 . 9万円 357 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4 . 8万円 495 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村