ホンダ S2000 「感性に訴えかけてくる哲学車。 スポーツ...」のユーザーレビュー

感性に訴えかけてくる哲学車。 スポーツ...

2008.8.9

総評

感性に訴えかけてくる哲学車。
スポーツドライビングには何が重要なのかを考えさせられます。

実はS2000は二台目です。昨年末に車以外の趣味との両立でシビックタイプR(FD2)に乗り換えましたが、どうしても馴染めず三ヶ月で売却して、軽との二台体制を敷きましたが、ローンを組んで非常に生活大変になりました。
S2000と軽の二台体制を敷く前に、正直インプレッサSTIと悩みました。数回試乗をして、足回りの良さ、積載性、細かい装備に不満もありません。そして圧倒的なハイパワー、ハイテク機器も付いてますが、屋根は開かないし、パワーを持て余して操りきれていない（私の腕が未熟なだけですが）ということを考えました。「やっぱりS2000しかない。」という結論になりました。普段は軽に乗るようにしてるので、改めて乗るとその素晴らしさに気づかされます。今は休みの日しか乗らないので、車体色はハデに黄色です。

自分が車に何を求めているのかを自覚できると思います。様々なかたちの速い車がありますが、S2000にはS2000にしかない楽しみや喜びがあります。それはオープンにして音や風景を感じながら重くない車体を操ることです。当然ですが絶対的な速さで言えばタイプRとかランエボなどに軍配が上がります。買われた方の中には速さを期待されて買った人も、こんなはずでは…という絶望感でランエボなどに乗り換えられた方もいるかと思います。絶対的な速さはありませんが、（じゃあ遅いんか？と言われるとそんな事はありませんので誤解無きようお願いします。）別に目くじら立てて走らなくても、十分に素敵な時間を過ごせると思います。競ったりする事が重要ではないんです。自分が楽しむ、感じる、操るという事を狙いにしてる車だと思います。それはS2000がリアルスポーツカーであってピュアスポーツカーとカタログで謳っていない所以だと思います。

今後いつまで生産されるかもわかりませんので、S2000を多くの買いたい車の候補の一つではなく、S2000という車の不便さや哲学などを理解された上で、S2000にどうしても乗りたい！！と悩んでいる方がいたら買う価値はあると思いますし、他人の目が気になるので、ハデな色はちょっと…とか思っている方もいるかもしれませんが、どうせ乗るなら自分が一番好きで大切にしていけそうな色を選びましょう。その方

満足している点

オープンにできる喜びと開放感。

FFにはない自然で素直なステアリングフィール。

希少なFRスポーツということ。

自然吸気であるということ。

車重が比較的軽いということ。

車を操ることが単純に楽しい。

排気量が小さいのでエンジンを回す楽しみがある。

色々な電子制御機器が無くシンプルな造り込み。

いかにもスポーツカーらしいエクステリア。

オープンにしても気にならないボディ剛性。

オープンにした時のエキゾーストサウンドはエンジンを必要以上に回さなくても心地よさを与えてくれますが、高回転に回したらもっと心地いいです。

絶対的に少ないので同車種、同色の車には遭遇しない優越感。でも、同車種に会ってもそれほど悪い気分にはなりません。仲間発見！！という気持ちにもなれるのが不思議です。

スポーツカーに大事な要素、走る・曲がる・止まるということに向き合える。

感性に訴えかけてくる車の動きや音を感じることができる。

NSXを開発した上原氏の手がけた最後の車ということ。上原氏のスポーツカーに対する考え方に共感します。

不満な点

やはりメーカーオプションナビは車格やマイチェンを繰り返しているのだからHDDナビを設定してほしかった。

収納スペースは使いづらいし、積載性も当然高くありませんし、もう少し車体価格を考えると内装に「華」のようなものがあってもいいような気もしますが、走るための車なんだから当然不要かもしれません。

マッドガードを純正オプションとして設定してほしかった。飛び石で塗装が結構剥げるので、せつない気分になる。

スマートキーを設定してもよかったのではないでしょうか？

US仕様は若干車重が重いですが、クルコンや盗難防止対策がされているのに日本仕様に残念ながらされていない。国内も物騒になってきてるので、その辺をメーカーにも考えてほしい。

車重がもっと軽ければもっと楽しめると思います。

2リッターのままでいてほしかった。

場合によっては軽などの荷物を運べるような車も必要になる。

それだけの価値はあるが、やっぱり車の値段が高い。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験