ホンダ N-ONE 「プレミアム軽自動車は難しい」のユーザーレビュー

プレミアム軽自動車は難しい

2021.5.4

総評

走りも良いし質感も良いので良い車だな～と思うけどやっぱりネックは価格。
車両価格で200万超となるとやはりコスパ最強のスイフトスポーツの影がチラつく、同じ価格帯でパワーもトルクも2倍以上なんだよねｗ
車庫が狭いとか何らかのやむを得ない事情があるなら仕方ないが、維持費とか税金とかが理由で軽に乗るなら質感はチープだけど実際に安いアルトワークスが選択肢に入ってくる。
車は小さくても質を上げればパーツ数は大差無いので価格は上がる、でも寸法などの縛りは多いので軽自動車でプレミアムを狙うのは難しいなとしみじみ感じた

満足している点

一番の関心事だった6速MTのシフトフィールだけどとても良かった軽い操作感でサクサク入る。
アルトワークスよりストロークは長めだが引っかかり感は控えめで昔のトヨタ系みたいにグニャグニャしてないしミニカほどカチカチした感じでも無くMSアクセラみたいにマニュアルエアコンの内気外気切り替えレバーみたいにバタバタもしてなくてなんか丁度いいｗ
けど個人的に神レベル認定してるS2000やインプの6速には及ばない感じかな。
黒い室内色もスポーティーで良い感じだし、インパネの質感も高い。
ターボのおかげで3人乗車のエアコンONでも動力性能に不満は感じなかった。
街乗りしかしてないが足はアルトワークスみたいにガチガチじゃないけどフワフワでも無くしなやかで心地良いスポーティー感があり家族が居ても不満は出ないと思う。
センタータンクの恩恵で後席のアレンジが豊富で背もたれを倒すとほぼ完全にフラットになるので荷物が積みやすいし分割可倒なのも利便性が高い。
アルトワークスと違ってMTでも先進の自動ブレーキが装備されるのは羨ましい。

不満な点

特徴とも言えるインパネシフトはやっぱり位置が高すぎかな、意図としてはステアリングから近くて素早い操作が可能なんだろうけど私はシフトレバーに手を置きっ放しで乗るタイプなのであの位置は疲れるｗ
アルトワークスの純正レカロと比較になるので酷ではあるがシートのホールド感がやはり足りないしセンタータンクの弊害なのか乗車するとシート位置が高く感じる。
プレミアムを標榜してるのに兄弟車のＮ-WGNにあるテレスコピックが無いのは残念。
価格がとにかく高い、車両価格で200万なのでナビとかその他OPを追加したら余裕で250万行く

デザイン

3

基本的にファニーなデザインはそれほど悪くないけど好みが割れると思う。個人的には嫌いじゃないけどRSってグレードとしては微妙

走行性能

4

ターボが付いてるだけあってパワーには不満は出ない程度に速い、でもアルトワークスと比較して170キロ重いからブレーキ性能にも当然差が出るだろうし。
クラッチは重くない、ステアリングの操作感(重さ)も適切で操作系に違和感を覚えるのははやりインパネシフトのレバー位置かな

乗り心地

4

乗り心地はしなやかで固すぎず柔らかすぎず丁度いい感じだし静粛性も高くプレミアム狙いだけはあるかな。
車内に入ってくるエンジン音が割と良い感じでアルトワークスも見習ってほしいｗ

積載性

4

後席アレンジが豊富で倒すとフラットになるので軽としては積載性は良好で使い勝手は良い

燃費

-

試乗で計測してないので不明

価格

2

装備も充実してて高級感もあるが故に高い、更に車両の性格上値引きも期待できそうにない

故障経験