ホンダ N-ONE 「人気のヒミツは変わらぬ見た目」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山田 弘樹
山田 弘樹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
2
走行性能
2
乗り心地
3
積載性
3
燃費
4
価格
2

人気のヒミツは変わらぬ見た目

2021.9.27

年式
2020年11月〜モデル
総評
コンセプトがはっきりしていることでファンを獲得し、成功した1台。これからもホンダのアイデンティティとして残り続けて欲しい。
満足している点
敢えて削ぎ落とすことで「くつろぎ」や「運転の楽しさ」を得ようとした、デザイナーのエピソードに好感をもった。
不満な点
それにしても価格が高すぎる。結果論になってしまうが、上質さやプレミアム感よりも、シンプルさやミニマルさを狙って欲しかった。
デザイン

2

往年の名車「N360」をアイデンティティとし、現代の軽自動車枠に収めた秀作。二代目はN-BOXのプラットフォームを使いながらも、リアオーバーハングをフロントに移植するなど、執念とも言える作業を経てこのデザインを踏襲した。
走行性能

2

広い室内空間ばかりが求められる軽自動車の中にあって、キビキビとした走りを大切にした貴重な一台。6速MTモデルをラインナップしているのも嬉しいポイント。
乗り心地

3

軽自動車とは思えない、しっかりとした質感の高い乗り味。アンコ型のハイトすぎないボディ形状もその操縦安定性の高さに貢献している。
積載性

3

センタータンクレイアウトが効いて、後席を倒すとフラットな積載スペースが出現。おかげでモノが積みやすい。
燃費

4

ノンターボのFF/CVTでカタログ燃費は23.0km/L、ターボモデルで21.8km/Lとなっているが、実燃費は7、8割というところか。
価格

2

軽自動車として考えると、ちょっと贅沢に思える価格設定。オプションを盛ればスイフトスポーツも買えるだけに、N-ONEに乗りたい人が指名買いするべきクルマだと言える。
山田 弘樹
山田 弘樹
自動車ジャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。この経験を活かし現在執筆活動中。愛車は86年式のAE86と95年式の911カレラ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
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