ホンダ ジェイド 「時代に流されないスタイリッシュワゴン」のユーザーレビュー

時代に流されないスタイリッシュワゴン

2023.4.1

総評

流行りのSUVのように無駄に車高が高くなく、日本の道路、立駐にマッチした車体の大きさと、ステーションワゴンならではの積載能力の高さ、セダンとしてみるなら十分な室内空間の広さ、等の実用性を兼ね備え、小気味良いハンドリングフィールとコーナリング性能・限界が高いスポーティな走りを実現してくれるスポーティワゴンは、他にはない魅力です。そして燃費もそこそこ良い！（16㎞/㍑以上）
これだけ楽しい車だけに、CIVIC TypeRのようなもっと強力なエンジンを載せていたら、きっと廃版になっていなかっただろうと残念に思う。

満足している点

スタイル、走り、実用性、燃費、ちょうどいい大きさ

不満な点

エンジンパワー、ひと昔時代の室内装備、さらなる静粛性

デザイン

5

フロントビュー、サイドビュー、リアビュー、どこからみてもステーションワゴンとしてスポーティで飽きがこない完成度が高いデザイン
（シンメトリカルAWD駆動方式のレ○○○グより垢ぬけてると思います）

走行性能

3

日常的な領域なら十分なエンジンパワーだが、スポーツ走行するともの足りなくなるエンジン。いざ走りたい時のモータアシストトルクが少ない。また、アシストタイミングがアクセルに対して（バッテリー満充電でも）リニアに反応せず、ターボのタイムラグのような挙動をする時があるので不満。システム馬力で最低250hpは欲しかった。
しかし、良くできた足回りとアジャイルハンドリングアシストは秀逸。初めて乗った時はアンダーも出ずに思った通りのラインをトレースしてくれるので驚いた。コーナリングがとても楽しい。（但し限界範囲内）
サスペション、車体剛性等の足回りのポテンシャルが高いだけにエンジンパワーがもう少しあればさらに楽しい車だっただろうと思うだけにもったいない。

乗り心地

4

DUNLOP SP SPORTS MAX 225/45R18 扁平タイヤを履いている割にしなやかな乗り心地だが、細かい凹凸のショックや粗いアスファルトのロードノイズを拾うので、800万円以上の高級車の乗り味は期待できないが、60km以下なら静粛性も高く、この価格帯の車としてはよくできていると思う。

積載性

4

後輪がダブルウィッシュボーンのため、荷物室に出っ張っておりその分犠牲になっているが、実用的な広さでは十分である。（ゴルフバック４つ積める）
風呂蓋方式のトノカバーがとても残念。（なので社外品のロールカバーに交換した）
後部座席を倒した時の荷室と座席背もたれの段差があるのも残念。設計の古さを感じる。（5人乗りシートは後付けでリリースしたのでどうにもしようがなかったのだろう）

燃費

3

平均15~6㎞/㍑。
車体が1.5tonでこのエンジン出力ならもっと燃費を良くしてほしい（トヨタに負けてる…ハイブリッド方式の違いもあるが）
もしくはこの燃費ならもっとエンジンパワーが欲しかった。

価格

3

妥当だと思うが、このエンジン出力なら魅力落ちるのでもっとパワーがあればもう少し高くてもよいと思う。（レ○○○グの対向車とは思えない非力さ）

故障経験

5万㎞走行して、少しDCTの変速ショックが新車時より大きくなっているがまだ許容範囲。目立った故障はない。
故障というか、助手席のダッシュボードから軋み音が出だしたことが気になる。（静粛性が高いだけに目立つ）