ホンダ インテグラ 「 今となっては稀有な存在となってしまったクーペボディのスポーツカー。 時代の波に追いやられ絶版となるも、デビュー以来10年が経とうとしている現在で」のユーザーレビュー

今となっては稀有な存在となってしまったクーペボディのスポーツカー。 時代の波に追いやられ絶版となるも、デビュー以来10年が経とうとしている現在で

2011.1.3

総評

今となっては稀有な存在となってしまったクーペボディのスポーツカー。
時代の波に追いやられ絶版となるも、デビュー以来10年が経とうとしている現在でも古さを感じさせないスタイルと、ファインチューンしたK20A型エンジンが生み出すパワフルな走りは、運転を楽しくさせる魅力で溢れている。

中古市場でしか出会えなくなったDC5インテグラですが、年式の新しいものや走行距離の少ないものは値崩れしていません。
逆に、年式が古いものや過走行のものは値崩れが激しい印象。
車両本体価格は2極化が進んでいますが、エンジン性能と装備を加味すれば非常にリーズナブルな一台と言えるでしょう。
しかし、購入を検討している方に注意をして頂きたいのが維持費。
車両本体価格に惑わされますが、保険代を含む維持費は非常に高額です。
TypeRであればガソリンはハイオク指定ですし、20代であれば保険代は年間20万以上は覚悟しなければいけません。
そのようなマイナス部分を補って、余りある魅力がある一台でもありますが。

エクステリアは美しい流れるようなラインのクーペボディ。インテリアはダイアル回りのデザインが未来的で飽きません。
RECARO社製セミバケットシートが2脚、BRENBO社製ブレーキキャリパー、MOMO社製本革巻ステアリングなどなど、所有欲を満たす豪華装備も満載。
また、乗車定員は4名とありますが、CR-Zのような「あるだけ」の後部座席ではなく、160cmぐらいまでの体格であれば普通に乗れちゃいます。
ラゲッジルームも広く、後部座席を倒してしまえばゴルフバッグも余裕で収納できます。
走りに関しては、公道ではそのスペックを持て余してしまうのがネック…。
それもそのはず、そのままの状態でもサーキット走行が出来るようにセッティングされているのがTypeR!!
サーキットにも足を伸ばしたくなる、そんな気持ちにさせる１台です。

日常と非日常を両立出来るスポーツクーペ。
今のクルマにはない魅力が、このクルマにはあります。

満足している点

・クーペボディ
・HONDAのチューニングモデル
・コストパフォーマンスの高さ
・装備の充実
・走破性と利便性の両立
・アフターパーツが多い
・所有している人が少ない(年々減少の一途)

不満な点

・保険代が高額
・盗難が多い

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験