ホンダ フリードハイブリッド 「ニッチな車がベストな理由」のユーザーレビュー

とれみー とれみーさん

ホンダ フリードハイブリッド

グレード:ハイブリッド ジャストセレクション_7人乗り(CVT_1.5) 2012年式

乗車形式:マイカー

評価

3

走行性能
3
乗り心地
3
燃費
2
デザイン
3
積載性
2
価格
-

ニッチな車がベストな理由

2019.12.28

総評
・全体的には良くまとまった車。乗り心地もトールタイプのスモールカーにしては、まずまずで尖った部分もあまりなく万人受けする車だと思う。
逆に面白味は無いし、趣味、ツール・仕事車として選択するならスパイクだろう。(当方は仕事でも使うためサードシートを取り払い車検を通している)

・ロングセラーモデルで人気の割にフルモデルチェンジに8年要した事からアフターパーツも多く、マイナーチェンジの回数も多く、中古で購入するのにグレード、装備、価格その他、選択肢が多い。

・とりあえずは多人数が乗れて5ナンバーサイズ、価格も納得(新車は割高w)できればおススメできる。ライバルはシエンタくらいなので好みでチョイスできれば良いのかな。折り合っていけばこの辺りってのが平均的なファミリー層だと思う。売れてる理由はそれでしょ。
ただし、当方のように仕事や遊びでガンガン載せるならスパイクを選ぶべし!サードシートを外してスパイク的に使っているがデザインがスパイクでOKならそちらの方がニーズには合うと思う。パワートレーンはどちらも同様だしね。
満足している点
・室内は高級感はないが前車(モビリオ・モビリオスパイク)からは質感も上がったように感じる。特にデザイン性も高く、低く抑えられたインパネと傾斜角の大きなフロントガラスのおかげで前席からの見晴らしは素晴らしく、室内幅も5ナンバーサイズと言われればそうなのだが、それよりなぜか幅広く感じる。国内専用モデルとは言え、昨今の大型化の流れの中、次世代のGB5も含めて5ナンバーサイズでモビリオより若干の全長延長のみで抑えた事は評価できると思う。実に売れる理由の一つはサイズである。

・モビリオ系からの後継車であるが、同コンセプトのパッケージングでありながらデザインが全く違う。フリードに関してはミニエスティマとも言えそうなデザイン。ラインは女性的であり、空気抵抗は格段に低くなっており、実際に初めて乗った感想は空気が流れる・・・であった。これは確実に走りに貢献していると思う。またこの車の後継のGB5は後継車・新型と分るもの後部は何ともモッサリ感があるが、GB3・GB4には時代なりの古さを感じるもののソレはなく、LEDのストップランプ採用移行のデザインはGB5より洗練されている。

・エクステリアで唯一惜しいのはミラーウインカーのランプのデザインでクリアー感がなく、べったり張り付いた絆創膏のようで、この時代のホンダ車は特にそうだがその中でもフリード系は酷い。ただ他者からの視認性は良いのは確か。ここがアフターパーツメーカーでもスタイリッシュなモノが出ればと思う。(書いている時点でワタクシは見つけられなかった)ここだけ変更できれば旧型車と思えないデザインになる。スパイクに関しても同様。

・スパイクはフロント部の変更とサードシート横のガラス面を覆う前車からのアイデンティティながら(ただしモビリオとは違いデザインパネルをはめ込んでいるだけだが・・・)上手くまとめてあり、それだけの変更ではあるもののこちらは男性的に感じる。

・リアゲート、ランプ周辺やサイドの流れを含めてエクステリアはシンプルであり、ユニクロや無印スタイルに通じる没個性でもあるが、それは万人受けするって事でもある。個人的には気に入ってはいる・・・ただし、しつこいがウインカーが・・・w

・後部席の乗り降りは低床フラット床でモビリオ系はオプションだったのか分からないが、手持ち(手すり)が標準で左右両方に装備されているのは良い。まぁ今どきは当たり前だろうけど・・・そして後部席の乗り心地も向上しているのもハッキリわかる。モビリオスパイクは内外共、道具感や使いやすさは感じるも営業車みたいではあった。
不満な点
・デザインがスタイリッシュで空気抵抗が低減されている反面、感覚的に大きさを把握しにくくなったのはある。モビリオ系が時代もあり角いボディーだったので余計にそう思うかもしれない。特にフロントはどこまでノーズがあるのかまったく見えない。慣れと感である。

・サイドにしてもデザイン的なものもあり、モビリオ系と比較すると同様だ。特にモビリオはLETの路面電車風にデザインされているようでガラス面は大きく角いので比較するべきではないのかもしれない・・・

・インパネはデザインありきなのか、収納部が少なく、ナビ下トレイも使い勝手は良くない。足元に唯一の収納、オープンBOXがあるがなんとも言えないサイズで財布や携帯を突っ込むぐらいである。これなら蓋をつけてゴミ箱でもしてくれた方がまだマシ。
助手席前は何も置いてないと気持ちいいがフラットでも角度があるので簡易テーブルや机にもならないのでメモ書きや物を置くには滑り止めや両面テープが必要になる。せめてコンビニフックくらいは・・・これは安いけどオプションだそうで・・・
固定のカップホルダーはカギを入れたりペンを立てたりできるのは良い。ただ、ライト点灯と同時にカップホルダーも灯るのは嬉しいが本来の用途であるカップや缶を置くと灯も分からなくなる。

・もう一つこのインパネデザインのマイナス面は助手席の足元にあまり荷物が置けないのと張り出しの強いデザインも相まって170以上の男性にはちょっとキツイかもしれない。セカンドを利用していない状況なら下げれるも後ろに乗せている場合はちょっと窮屈かと・・・

・収納が少ないのはユーザーのすべての不満点だろうと思う。特に前席からのウォークスルーは雨の時や後部席から回るのに便利な点でもあるが、これがある故にさらに収納場所が減ってしまう。潰すのは惜しいしコンソールを置くのもなんだかなぁである。
ただここにスッポリ鞄がはまったりするので使い方によっては便利にもなる。テッシュBOXなんかは昨今は薄型になったので100均で好きなカバーを購入してドアサイドポケットにすっぽりジャストサイズという使い方もできた。

・モビリオ系に続きナビ画面は日差しの影響で見にくい時も多々ある。デザインありきなので仕方ないが、前車から反省点が活かせていない。

・エアコン関連のスイッチの操作性はともかく、ドライバーからの視線移動が大きく、運転しながら操作するのは慣れないと危険。デザイン的にはスタイリッシュになったが、視界を確保しインパネのラインを下げた副作用でもある。

・古いタイプの簡易ハイブリッドであるが、ハイブリッドの名ほど燃費は良くない。

・アイドリングストップはON、OFFスイッチを付けて欲しかった。

・エンジン音を少しでも遮音するためにニードルフェルトを前席とエンジンルームの間にビッシリと取り付けられているが電装系をいじる方にはマイナスに作用する。ユーザー側でも十分できる事でコストもかからないが、みんから等を見ない大半の吊るしで乗るユーザーには問題ないどころかメリットか。

・個別の問題か分からないが、ある程度スピードを出すと(特に高速)フロントドアとスライドドアの間辺りから風切り音が気になる。エーモンの遮音グッズが必要かも?しれない。

・電動スライドドア開閉はドアノブを上げて開閉させるモビリオ時代と同じだが、人の構造上この方法は手首に負担がかかる。まぁ細かい事と言えばそれまでだが・・・

・セカンドシートからの眺めはあまりよくない。モビリオ系は縁が高く敷居を跨ぐ感じで乗り込み掘りごたつみたいな感じを受けるが、見晴らしはフリードより良い。ちなみに乗り心地はイマイチだったw

・サイドステップ(エアロ)が付いているタイプはジャッキポイントをのぞき込まないと分からない。

・後部スピーカーの位置はモビリオスパイクのような考えずに付けているのではなく、サードシートの事も考えてだが、前方に向け角度が付いている。位置もモビリオスパイクより上部に付いており、意味のあるスピーカーになった。ただしサードシートをあまり使わない、外して使う人、カーゴルームとして積載を多くする人には意味の低いスピーカーになる。ここはモビリオスパイクの上部にスピーカー位置をコンバートしている取り回しが羨ましく思う。

・フロントスピーカーは純正17センチだかトレードするには加工やバッフルなどで工夫する必要があり、現時点でポン付けできるのはクラリオン16センチくらいじゃなかろうか?(2020年2月現在)

・ホンダセンシングが付いている末期モデルは旧型にも関わらず、中古市場でも割高(2020・2月現在)、初期モデルの装備はグレードにもよるが、モビリオ系と走りはともかく、デザイン、皮が変わっただけとも言えなくはない。中古市場で格安なのは初期のモデルでこれから買うなら中期以降がおススメ。(2020・2月現在)
デザイン

3

シンプルなユニクロ、ニトリ的な車。
走行性能

3

・1500ccだがモーターがプラスの分、通常の街乗りでは力強く、転がるという感じの走り。1800ccクラスに思える。普段使いに過不足はない。室内もこのクラス、時代の車としてそれなりに静かである。
アイドリングストップも静かに始動、停止し、イグニッションのキュルキュル音が無い。なんとも最初は感心した。(初アイドリングストップ車なものでw)

・エンジン、アシストモーターと状態をモニタリングできるのは面白いし良くわかる。特にチャージされる時は音も聞こえていかにもって感じが初ハイブリッド経験者としては嬉しいw

・ホンダの旧タイプのこのハイブリッド(IMA)は電動アシスト自転車風のハイブリッドで日常の道路、下道、常用域ではエンジンと共に始動することが多く、T社のストロングハイブリッドと違いアシスト中心で過去に乗っていたスバルのプレオのマイルドチャージ(スーパーチャージャー)に近い感じがする。

・高速でも3桁も容易く出せるし、ハイブリッド入門者、体験するには良かった。

・今のホンダ車はECONボタンというエコリミッタースイッチがあり、通常はONにしている人が大半だと思う。これをOFFにすると出力が増しストレスが軽減されるが燃費は当然悪化する。これはメーカー側のスペックやカタログにおける一つの仕掛け。本来、エコとパワーは反比例すもの。これならこれだけ力出せますよ、これだけエコですよ・・・と言えるものねw

まぁECONをONにしても普通には走ります。

・背の高いこのタイプの車にしては良く走るし、乗用車的な感じもある。まぁもう少し剛性や踏ん張り感は欲しいかなと思うが、背の高いタイプの車はどれもそんなもの。
乗り心地

3

・乗り心地はこのクラスとしては標準で前車のモビリオスパイクと比較すると正常に向上していると感じた。ファーストインプレッションはタクシーw

・室内は高級感はないが前車(モビリオ・モビリオスパイク)からは質感も上がったように感じる。特にデザイン性も高く、低く抑えられたインパネと傾斜角の大きなフロントガラスのおかげで前席からの見晴らしは良く、室内幅も5ナンバーサイズと言われればそうなのだが、それよりなぜか幅広く感じる。

積載性

2

・サードシートを外して使っているので積載量は大きいと思うが、その場合サードシートの受けが底にあるのでフラットにするのに一工夫何か入れるなどしクッションフロアなど敷く様にすれば使いやすい。

・本来サードシートを使う場合は足の行き場の為、一段低くなっているのでカーゴルームとして使う場合はこれも工夫が必要か。

・モビリオスパイクは床下にスペアタイヤが収納されており周辺に細々した工具等も収納できたが、フリードにはそれがない。フリードスパイクも同様で反転ボードにて床下収納を作り出す工夫がされている。

・多人数を載せない、カーゴルールを生かしたいならスパイクの方が使い勝手は良い。

・セカンドシートの収納、変形させることで大きなカーゴを誕生させるが、積載に関してはモビリオスパイクの方が上だった。道具としてはモビリオスパイクは傑作だったんだろう。
燃費

2

・ハイブリッドとしてはさみしい気もするが、平均燃費は当方の乗り方で14~16キロぐらい。高速使い中心で時はで19出た時はもう一息!と思ったw

・ガソリン車だったモビリオスパイクも13~14キロくらいだったが、この時代、このタイプの車、車重にしては良い方だったので、後継車のハイブリッドでこれ?って思いも無くはないが、フリード自体の燃費はモビリオ時代から向上していないのはカタログスペックでもそうだったし、ホンダはその時にこの車種に対してソコは重視していなかったのかもしれない。

・しかし、全体的にパワーや走りが向上している上に燃費も当方使いで10%くらいの向上があるのでモーターの力がその数字に出ていると言える。エンジン部もリファインしているはずだが、燃費は横這いなんでしょうね。

・ただ、普通のガソリン車でも伸びる高速だが、このフリードハイブリットは高速での伸びは20%くらい増していると思う。データーは少ないが当方で19キロマークしている。ちなみにモビリオスパイクで16くらいが最高だったと記憶している。
価格

-

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