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ホンダ「フリードハイブリッド」の実燃費をテスト! 人気ミニバンの実力を徹底チェック

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ホンダ「フリードハイブリッド」の実燃費をテスト! 人気ミニバンの実力を徹底チェック

■市街地、高速道、峠道、ACC使用時と4つの状況下で実燃費チェック

 いま、日本で人気を集めいているジャンルのひとつがコンパクトミニバン。普段使いが楽なミニバンなので、やはり燃費も気になりますよね。そこで、コンパクトミニバンの代表的モデルであるホンダ「フリード」の実燃費をテストしてみました。

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 フリードにはエンジンだけのタイプ(ガソリン車)と、モーターを組み合わせたハイブリッドのタイプがありますが、今回は人気の高いハイブリッドをチョイス。詳細は後述しますが、市街地走行、クルーズコントロール利用なしの高速道走行、ワインディング路走行、そして速度設定と車間調整機能が付いた「ACC」(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使った高速道路走行、4つの実燃費状況をチェックしました。

まずは各セクションの燃費の数値(車両の燃費計値)から書くと、

・市街地:実燃費 20.1km/L

・高速道路(クルーズコントロール不使用):実燃費 21.3km/L

・ワインディング路:実燃費 18.5km/L

・高速道路(アダプティブ・クルーズ・コントロール使用):実燃費 24.8km/L

という結果となりました。

 当日の天気は晴れ。気温は車両の温度計で22~23度と過ごしやすい陽気で、エアコンはオートで25度に設定して走りました。

 また、フリードは「ECON(イーコン)」と呼ぶエンジンやトランスミッション、エアコンの制御を燃費重視にするモードが備わってします。今回はオンにして走りました。

 それではセクションごとの状況を見ていきましょう。

■市街地ではハイブリッドのメリット活かし、落ち込み少ない

 まずは市街地。東京都世田谷区を東西に貫く世田谷通りを郊外から都心方面へ向かって12キロ走りました。道路は混雑していませんでしたが、ここはスピードのあまり出ない片側一車線かつ信号も多い道。ですので、ごく一般的な市街地の状況といえるでしょう。

 停車や発進も多かった走行ですが、20km/Lを超える燃費はさすがです。ハイブリッド車はエンジンとモーターそれぞれ効率のいい状況を選んで切り替えながら使うので、特に加減速の多い場所では普通のガソリン車に比べて燃費を伸ばすことができます。

 一般的な車両は減速時にブレーキから熱としてエネルギーを逃がしてしまいますが、ハイブリッド車はモーターを発電機として使ってそのエネルギーを回収し加速時に活用するので、ストップ&ゴーを繰り返してもエネルギーロスが少なく済むので燃費の落ち込みが少ないのです。

■高速道の実燃費、きつい坂が続くもまずまずの値

 次に一般道から高速道路へ突入です。往路の東名高速道路では、ACCを使わず、普通に筆者(工藤貴宏)のアクセルワークで83.8キロを走行。しばらくは制限速度100km/hで走り、秦野中井インターチェンジを超えてきつい勾配が始まるとともに制限速度は80km/hに指定されています。

 実は今回、横浜青葉インターチェンジ付近で事故が発生し、その影響で5キロを45分ほどかけて走行する渋滞に巻き込まれてしまいました。そのため燃費は通常のコンディションに比べて悪化しています。

 とはいえ、21.3 km /Lという燃費はなかなかの高水準。渋滞中は通常の高速巡行にくらべて燃費が著しく悪化しますが、エネルギーを効率よく活用するハイブリッドシステムによりその落ち込み幅が少なかったおかげで、このセクションのトータル燃費が高水準になったと考えられます。

 またルートの後半となる大井松田から御殿場間は勾配のきつい上り坂が続くので、ここも燃費悪化の要因。そう考えると、今回の燃費測定環境は、渋滞が続いている状態を除いたとしても「かなり厳しい状況下」といえるもの。それでも21.3?/Lは立派ですね。

■燃費にも表れた!ハイブリッドのメリットを活かせないワインディング路

 ワインディング路は御殿場から箱根スカイラインと芦ノ湖スカイランを通過し、ターンパイクを下って小田原に抜けるルート。43.8キロ走って計測しました。

 このセクションでは18.5km/Lという燃費値を計測。高速道路はもちろん、街中と比べても燃費が伸び悩んだのは、停止&発進がほとんどない走行環境だったからです。もちろん峠道でも加減速はありますが、箱根スカイラインと芦ノ湖スカイランを挟んで前半が坂を上りっぱなし、後半は坂を下りっぱなしの走行環境ではハイブリッド車のメリットをしっかりと生かせなかったと思われます。

 小田原から小田原厚木道路を経由して東名高速道路を走った復路(62km)の高速道燃費は24.8km/Lとかなり伸びました。その理由は往路に比べて制限速度が低い(小田原厚木道路は70km制限)ことと、往路と違って激しい上り勾配区間がなかったこと。

 ACCを使って走りましたが、特に小田原厚木道路は交通量が少なかったのでほぼ加減速なく走れたのも燃費が伸びた要因です。また厚木インターチェンジから東京料金所までの東名高速道路でも流れは順調で、最小限の加減速だけでスムーズに走れたので良好な燃費となりました。

■カタログ記載値と比べ、実燃費はどれほどのものだったのか

 4つの走行環境で燃費をはかってみましたが、ワインディング路を除けばどれも20km/L以上。アップダウンが激しい峠道でも18.5km/Lとフリードハイブリッドの実燃費はかなりの実力といえます。

 ところで、この実燃費はカタログ記載のJC08モード燃費値と比べてどうでしょうか?

 フリードハイブリッドのJC08モード燃費は、25.2から27.2km/L(4WD車含む)。今回の仕様(ハイブリッドG Honda SENSING FF 7人乗り)は26.6km/Lです。道路状況が悪かった往路の高速道路を除けば実測燃費はその2割強落ちとなりました。また復路の高速道路はJC08モード燃費からの落ち込みが1割にも満たなかったので、達成率は高いといえます。

■フリードハイブリッドの燃費のいい走り方とは

 ハイブリッドのフリードで市街地における燃費を伸ばすには、発進加速は停止状態からタイヤひと転がりだけゆっくりスタートをすることを心がけ、あとは少し強めに加速してモーターのアシストを有効活用。そのかわり巡行速度まで加速したらサッとアクセルを緩めるなどメリハリの効いた運転を心がけるといいでしょう。ダラダラと加減速する運転は燃費にもよくありません。

 また、フリードには高速道路は前を走るクルマに速度を自動的にあわせてくれる追従型クルーズコントロール(「B」系を除き標準装備)が装備されています。これを活用して速度を抑え気味に走ると、疲れることなく燃費を伸ばすことができます。一定車速で走るトラックの後ろを走ると車線変更の回数も減らせるのでロングドライブでも疲れません。

文:くるまのニュース 工藤貴宏
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