ホンダ フリード 「”ちょうどいい”が進化」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
2

”ちょうどいい”が進化

2024.6.25

年式
2024年6月〜モデル
総評
まさに“ちょうどいい”ですね。小さな車体で運転しやすく、3列シートで最大7人が乗車可能。効率という話をすれば、ライバルのトヨタ「シエンタ」と並んでこんなに実用的なクルマはないのではと思います。3列目を畳んで(もしくは2列仕様を買って)ミニワゴン的な使い方をするのもいいですね。効率重視の人には最善の選択肢です。
満足している点
運転しやすい小さな車体。最大7人が乗れる高効率のパッケージング。「小さいクルマが欲しいけれど、たくさん人が乗れるクルマじゃないとダメ」という人には最善の選択肢です。
不満な点
パッケージング的に仕方のないことですが、3列目にゆとりを求めてはいけません。いくら3列シートミニバンとは言え、やはり「ステップワゴン」など車体の大きなミニバンに比べると室内は狭く、特に3列目はその影響が顕著に出ます。また、3列目に人が座る際は2列目シートのスライドは最後部ではなく15センチほど前に出す必要があるので、2列目も少し狭くなることを覚えておきましょう。あと、ちょっと個人的な話ですが……フリードを買うなら「『AIR』の2列仕様」がいいなと思ったのですが、残念ながらそういう仕様はないんですよね……。今後に期待です。
デザイン

4

クリーンな「AIR」とアウトドアテイストの「クロスター」の2タイプ設定。好みに合わせて選べばいいと思います。新たに用意された「AIR」はいわゆる“普通のフリード”ですが、従来モデルに比べてシンプルなデザインとなったことに好感を持っています。
走行性能

4

ハイブリッドがスムーズになりましたね。従来はエンジン中心でモーターが補佐的な役割でしたが、システムを刷新した新型はモーターが中心となり滑らかさが増しました。ガソリン車も必要にして十分な動力性能ですが、ハイブリッドのほうが力強いので運転が楽です。
乗り心地

4

テストコースで乗った限りは、良好な乗り味でした。ただし、公道で乗ると印象が変わる可能性もあるので公道試乗後に追記したいと思います。
積載性

4

全長4.3mのコンパクトトカーとして考えたら、ここまでの積載性はすごいです。荷物をたくさん積みたいというのであれば、2列車のFFモデルを選べば荷室の床が驚異的な低さとなり、その分たくさん荷物を積むことができます。
燃費

4

現時点ではカタログ燃費が不明ですが、テストコースでの手応えは上々。燃費を求めるのならハイブリッドがいいでしょう。
価格

2

新型になり……車両価格は従来型よりも上がってしまいましたね。世の中全体がそういう流れなので仕方ないですが、ハイブリッドの上位グレードを買うと約300万円。電動両側スライドドアを標準装備とはいえ、ガソリン車のもっともベーシックなタイプでも約250万円スタートですからね……。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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