生まれて始めて、運転して酔った車です
結果から言えば、燃費、静粛性、室内空間、シートアレンジなど
メーカーが消費者に対しアピールしやすい部分には力を入
2008.9.21
- 総評
- 生まれて始めて、運転して酔った車です
結果から言えば、燃費、静粛性、室内空間、シートアレンジなど
メーカーが消費者に対しアピールしやすい部分には力を入れているが
数値化などで表現できない部分への、ツメが甘くて配慮に欠けた車です。
故に乗っていてとにかく疲れるし、
こんな筈ではなかったと購入後しばらく乗ってから気がつかされるので
試乗ではなく、レンタカーで数回借りて走り込んでみるのが得策です。
やたらとベストバイ的な意見が多いのですが、個人的には相当疑問。
とりあえずVitzの方がよほど体に馴染みますね。
まずとにかく気になるのが硬すぎる足回り。
特に酷さを実感したのが首都高走行時。一定間隔で存在する継ぎ目を越える度、
前輪通過時に体を持ち上げられ、後輪通過で更にシートバックで背中をどつかれる感覚で、
人生初、運転時の車酔いを経験しました。
また運転席周り各部品の配置がバランスに欠け、とにかく体が痛く疲れます。
ペダル配置に無理があり2時間程度の運転で股関節が痛みギブアップ。
インパネ、ハンドルも遠すぎて、足か腰か肩か、どれかを犠牲にせざるを得ません。
シートは全く後ろに下がらないのは欠陥設計ではありませんか?
タイトな姿勢が好きな私でもシートをほとんど下げずに済んでしまいます。
それに塗装も相変わらず粗末ですね。
Vitzは強固な保護幕の存在を感じますが、こちらはクリアが無い!?か、薄すぎで心配。
事実、高速の飛び石などで簡単に塗装が剥げるとの報告が相次いでいます。
内装はプラスチックで当然ですが、その表面処理がライバル比較でもチープすぎます。
爪やキーで簡単にキズがつき、ダッシュの微光沢は運転時に目障りです。
アルコールやベンジンなど揮発性のある清掃用品でダッシュを清掃すると表面が剥げます。
表面は塗装かシールのようですが、これには本当にあきれ果てました。
長期で乗る事を考えると、内外装がどれほど劣化するのか。想像すると恐ろしい限り。
家族持ちにはFitもあり得るが、パーソナルユース・セカンドなら断然Vitzの方が良い。
- 満足している点
- ・腰から上の広い室内空間。これはライバル比較で圧倒的
・見やすく実用的にもかなったメーター類
・広くフラットな荷室。Vitzの下のグレードはフラットにならない。
・高速時の直進安定性。
・静粛性。通常使用でのエンジン音や振動は皆無。ただしロードノイズは普通に出ます。
・燃費。これも脱帽。下記はいずれも満タン法の数字。
高速・一般道交えて比較的エコドライブを意識して19km/L (Vitzでも18位ですが)
高速のみ、80キロ定速を意識して24km/L達成。(ちなみに燃費計は26km/L)
- 不満な点
- ・硬くしなやかさに欠ける足回り。生まれて始めて運転で酔った。
→高速などつなぎ目が連続する道路は運転したくない。
・大きいだけで体に合わないシート。
→座面の幅が狭く、両モモを必要以上に圧迫されます。
・インパネ、ハンドル、ペダル、シートなど各配置のバランスが最悪。
→小柄な方限定の設計と思われます。
180cm以上の大柄な方、関節痛など持病をお持ちの方は特に注意が必要でしょう。
・酷く狭い運転席足回り。
→休憩時などはシートが後方に下がらないので足を伸ばせません。
・弱すぎる塗装。保護幕であるクリア層の存在を感じない。
→ガラスコーティング要注意!クリアが浸食されやすく塗装にヒビが入る可能性が高い。
・内装の質感。高級感は不要でも、清掃で剥げるのは問題ではないか?
→プラスチックへのシボ加工などは日本の誇るお家芸の筈ですが、、、
・減速時、低速域での強すぎるエンジンブレーキ、直線状のシフトゲート。
→赤信号などでの停止際でいきなり強烈に効きだすので無駄な追加踏み頻発。
また安易にSモードに入るので、知らずに高回転で走らされる。燃費悪化。
・ホイールハウスの異常とも思えるほどの隙間。
→ココの詰めは手抜き過ぎるでしょう。普通に美的感覚のある方には堪え難いはず。
Vitzは上手にまとめてますよ。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験