パッケージングとダンパーにびっくり
:::1000km走ってきましたが、マーチの後で乗ったので、まずそのパッケージングの凄さにびっくり。
広い。気持
2010.2.26
- 総評
- パッケージングとダンパーにびっくり
:::1000km走ってきましたが、マーチの後で乗ったので、まずそのパッケージングの凄さにびっくり。
広い。気持ちいい。
リヤシートを倒すと背もたれが水平になる。まあここまでは普通だろうが(但しマーチはこれすらできない!)、そのままシートを起こそうとすると、今度は座面まで一緒に持ち上がり、高さ130cm弱のスペースが出現する。入れられるかは別として、洗濯機まで立てて入りそう!
さすがに助手席の背もたれは水平になるまで前倒しできなかったが、マーチではどうやっても入らなかった180cmの本棚が余裕で積めた。しかもシートは後席を含めマーチ並みにフレームがしっかりしている。
その広さはノートやラクティスなどと同等か。しかしあっちは全長、全幅、全高とも1回り上だ。燃料タンクを前席下も持ってきて、カーゴスペースを広くしたパッケージングの良さが光る!
次にびっくりしたのが、ハンドリング。
普段軽ばっかり乗ってるので、マーチのハンドリングにさえ「いいね」と思ってしまったので、高級車に乗りなれている方々からすれば「?」なのかもしれませんが、確実にマーチを超えていました。
マーチは早めにハンドルを切ると外側の前輪が沈み込み方向転換していく。いわゆるハンドルを切ると「グラリとする」というヤツ。一方フィットはハンドルがダルで、ワンテンポ遅れて方向転換していくのだが、「グラリ」がないのだ。前後に他の車がいないことを確認して高速や一般道で何度かレーンチェンジをして試してみたのだが、結論は一緒。いいダンパーを使っているから振動やバウンドをうまく吸収してバネを硬くできるのでしょう。
しかもこの個体、5万7千㎞走ったレンタカーでの話です。決して丁寧な扱いを受けてこなかったはずなのにこのハンドリングと乗り心地。
フィットは乗り心地が硬いといわれるが、それはなかった。もしかしたら、これだけ走って、ダンパーの減衰力がちょうどよくなったのかもしれない。走行距離5万㎞の初代中古車の価格は40万円くらいから。これはほしくなったぞ。
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- 満足している点
- :::総評で書きましたが、広い(車内特にカーゴスペース)、走りがいい、それから狭い(特に全幅。最近はコンパクトカーといえども1695mmが多くて狭い道でのすれ違いがコワイ・・・)。
燃費がまあまあ。高速が9割だったが、追い越し車線を多く走って17㎞/Lはまずまずでしょう。(愛車ミラバンは20km/Lを超えてくるが、高速道では追い越し車線を走ることは少ない)
初代フィットといえばかつて連続販売台数1位のカローラの記録を破った車、乗って使って、売れまくったわけがわかった。
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- 不満な点
- :::Aピラーが太い。
右側では三角窓も役に立たず返って死角を増やしている。借りた個体にはドアバイザーも付いていて、右前方の死角がかなり大きく、右方向から来る車や右折時歩行者がすっぽり隠れてこれははっきりいって危険。前にも書かせてもらったが、車の視界はピラーの見え方、特にAピラーの見え方が重要。
性懲りもなくサイドウインドーの下端の高さに拘って、これが低いと視界がいいと断ずる評論家がいるが、座高が70㎝くらいまでの人ならこの人の言うことも参考になろうが、それ以外の人は気をつけてください。走行中は近いところが見えすぎると疲れます。返って危険になります。ほんとセンスがないなあと思う。
私はかつて、この評論家が視界がいいと言っていた旧型ミラバンに乗っていて、視界の悪さが一因で大きな事故を起こしてしまいました。(詳しくはミラココアレビューなどで書かせてもらいました。)
新型フィットはAピラーの細さを売りの1つにしています。全幅は増えてしまったが、ますます短所が少なく売れる車になるのだろうなあ―――
- デザイン
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