ホンダ シビック (ハッチバック) 「環境に優しく、上質・上品なのにエモーショナルな走りも」のユーザーレビュー

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ホンダ シビック (ハッチバック)

グレード:e:HEV (CVT_2.0) 2022年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
5
燃費
5
デザイン
4
積載性
5
価格
4

環境に優しく、上質・上品なのにエモーショナルな走りも

2023.3.14

総評
65歳を過ぎて街中走行が増えましたが、ノロノロ渋滞や頻繁な停止でも一層燃費が伸び、運転の楽しみが得られます。
満足している点
ノートオーラなど試乗したが、EV感の過剰演出が辛かった。e:Hevはアクセルの踏み込みに過度な反応が無く、同乗者が揺さぶられないです。
不満な点
減速シフトの最強時は、もっと強力な減速Gが欲しい。
一方、右パドルで回生ブレーキを最後まで弱める時は、一時的に回生オフでコースティングになれば良いと思う事も。
デザイン

4

 デザイン的に素晴らしく整っていたメルセデスw205型Cクラスからの乗り換えですのでどうしても比較してしまいます。
 しかしFL4シビックもボンネットが同様に伸びやかで、サイドからの写真で分かるとおり全体のスタイルとリアの傾斜のバランスの良さは、メルセと遜色なく、落ち着いて引き締まったフロントマスクも年配者が普通に乗れますね。
 他でも書きましたがサイドビューの後ろ半分のデザイン処理が出色だと思います。
 リアガラスが少し上がる一方、リヤタイヤ前が少し下がって、全体として躍動感と重厚感の絶妙な調和はなんと素晴らしいことか。何度見ても飽きません。
 ただリヤフェイスがやや丸っこいのと、テールエンドが少しだけダックテールになっていますが、私はもうほんのちょっと伸びやかさが欲しかったので、無限のリヤスポイラーをつけました。
 購入ディーラーで試乗したとき、丁度納車寸前の無限スポイラー付きe:Hevがあると、担当さんが教えてくださり、色違いですが、引き締まったスタイルを確認できたので、即決でした。
 このリヤエンドのデザインで★4つに。
走行性能

5

 通常はeconモードで加速感やトルク感に何の不足もありません。比較しているのはメルセの2,200cc、トルク400Nmの乗り慣れていたディーゼルの走りです。C180(1,600cc)からC220dに乗り換えたときは、低速、低回転からの溢れるようなトルク感に感動して、走行距離が大幅に延びました。
 シビックの試乗では、それを上回るトルク感と伸びを感じショックを受けました。  
 操舵のしっかり感は、どのYouTubeレポートでも取り上げていますが、カーブの感触はそこそこの抵抗感があり、後輪駆動で操舵が自然なCクラスからの乗り換えでも全く違和感がありません。
 これは前輪駆動をものにしているVWゴルフとも通じる凄く自然に調教されていると思います。
 これに比べ、代車で何度も乗ったFFのAクラスや後輪駆動でも最新型のw206型Cクラスで感じた軽々しく違和感だらけの操舵フィールのしつけ方をアチャーと思っていた自分としては、十分満足のいくレベルです。
 一方、急な上り坂でもモーターだけで走って登れますが、気がつかないうちにエンジンが発電に回っていることもあり低速でもトルクや馬力の不足感、息継ぎ感は全くありません。
 乗り心地で書きましたが、高速域での不安定感は有りませんが、メルセより軽い分頑張っている感があります。あくまでCクラスとの比較の問題ですが。
 あと特筆すべきは、加速時の伸びやか感です。トルクだけでなく、EVとしての新しい曲線美の走行フィールは素晴らしいの一言ですね。
 これにはリニアなエンジン音が大いに貢献していると思います。他のエンジン組合せのハイブリッドでは感じられない走行フィールですね。
 ブレーキも私はメルセの時からパドルを日常使いしていたので、停止前は殆ど減速Max4段階を使い切って最後ほんの少しブレーキにつなぐ感じです。全く違和感ありません。お見事です。
 ただ、減速セレクター使用時は、ストップランプが全くつかないので、初めほんのちょっとブレーキに触り、後続車にブレーキを予告してから減速セレクターMaxにする配慮をしています。
乗り心地

5


 前の車はランフラットタイヤがゴツゴツしておりレグノに変えたので、それなりに快適でした。今1,000キロ超えしたシビックe:Hevは、ミシュランのパイロットスポーツ4が醸し出す、ある種ネットリとした路面コンタクトの柔らかさが、全体としての素晴らしい走行フィールに貢献していると思います。(メルセが17インチ225/50タイヤ、シビックは18インチ235/40タイヤにもかかわらずですよ)
 よくある減速を促す煉瓦色で幾重にも横に引かれた路面を走ると、コツコツ感じていたショックが、角が取れたまろやかなフィールに変わっていて、そこはDセグメントの数ランク上の高級車に乗っている感じです。
 一方、関東北部などの一般道高速バイパスで空気を切り裂くように走行するシーンなどでは、車重が200キロ以上重くセダンで固まり感が強いメルセのシットリともいえる安定感には及ばず、開放トランクルームのためか、結構空気に抵抗して走っている感が走行音と共に強く感じられたのは意外でした。(もっとも比較がDセグメントのメルセCクラスディーゼルでは、クラス違いのCセグメント車のシビックやDセグの普通の日本車ではどれも同じ様ですよね)
 それでもシビックに求める「日常的走行時」の運転及び走行フィールは、私にとっては、Cクラスを凌ぐものでしたので★5としました。
積載性

5

燃費

5

価格

4

故障経験

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