ホンダ シビック (ハッチバック) 「向上した上質感。足りないいいもの感。」のユーザーレビュー

向上した上質感。足りないいいもの感。

2021.8.28

総評

・機械としての車の出来は優秀。
・「欲しい」と思わせない詰めの甘さ。
（嗜好：走って楽しく、外装デザインが良く、インテリアの質感が高い車。ゆえに前記項目にはうるさく、他の項目には甘い（はず））
（評価。５：超絶の出来、４：満足、３：標準的、２：物足りない、１：全否定）

満足している点

・ステアリング剛性、鬼。
・運転席からの視界。死角の少なさ。
・上質な乗り心地。
・マニュアルトランスミッションがあること。

不満な点

・情感のない残念な外装。Ａ５の加工前的な？
・素晴らしい内装デザインだが、デザインに見合わない質感。
・スポーツ性は後退したものの走りの上質さは向上。（不満かどうかは志向によりますね）

デザイン

2

・クーペのよう、という評論家の評価の高い外装デザインに期待して見てみると、取り立てて褒めるところのないデザイン。あ、リア周りはいいかも。
・ヴェゼルも同様だが、全体のウィンドウグラフィックが平坦な台形がベースになっており、情感が出にくい要因になっているのでは。
・６ライトウィンドウで、いつみても息を呑む美しさのアウディＡ５スポーツバックの大幅劣化版というイメージ。ずんぐり、くびれがない、平坦、写真加工前的な雰囲気。
・くびれがないのが問題ではなく、魅かれるものがない、平凡なのが問題（逆にお忍びにはどうぞ）。
・フロント周りの構成は類を見ない形のはずだが出来上がってみると平凡。目元とグリルを替えれば化ける可能性はあるはず。

・内装のデザインはすっきりしていて素晴らしい。だが、質感は僕には許せない。
・チープなプラスチック感しかないエアコン吹き出し口つまみ。
・クロームメッキに期待して触ると軽いプラスチック感しかないエアコン操作つまみ。今このレベルで出していいのか逆に疑問。
・魚のうろこみたいなセンターおよびドアのパネル。生産性の向上と質感の両立といったのは誰？
・デザインが優れているので期待度が高いだけに、並みの質感では逆効果。むしろ旧型の「デザイン並×質感並」の方が不満がない。ひとの心の不思議。
・評論家の皆さんは形が良ければべた褒めなの？いいものも知っているでしょうに。ユーザーに対して不誠実。

・特にインテリアデザインは優れているし、外装もすっきりはしているが、クーペの流麗さとはかけ離れている。総合的には評価したくないので２点。

走行性能

3

・普通に走る分には十分に早い。エンジンはほぼ変わっていないはずなのに速さは増している。
・一番の褒めポイントはステアリング剛性。信じられないレベルで、思わずあっちこっちに動かしてみたがビクともしない。無双。鬼。
・一方キビキビ感は旧モデルよりダウン。しかし、一般的には新型の上質さが上回るのだろう。
・スムースで十分上質な走りという意味では４点を付けていいが、「走りの楽しさ」という意味で標準的な３点。

乗り心地

5

・走行性能とも被るが、上級セダンと張れる上質な乗り心地、◎。
・包み込むような、不思議な快適さのフロントシート。ステアリング剛性と共に、体験すべきポイント。
・静粛性も旧モデルよりも増し、乗り心地に上質感がある。
・５段階評価で普通に５点をあげてもいい気もするが「最高点」は別な車な気がするので４点。１０点満点なら９点、１００点満点なら９９点、という事で４点で、と思ったが５段階評価なので５点。

積載性

3

・特にコメントはない。期待する程度には広いと思っていただけるはず。

燃費

-

・試乗車のなので不明。
・表示は７．８ｋｍ。
・おそらくアイドリングの多さ故。もう少し頑張れると思う。

価格

3

・上位グレードは約３５０万円。
・安全装備も充実しているし、走行も上質。
・外装デザインは平凡で平坦。
・内装デザインはいいが、質感に不満。
・コストパフォーマンスはどう評価すべきか？

故障経験