ホンダ シビック のみんなの質問

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ホンダN360は450CCのボァーアップキットで強オーバーステアな車になったんですか?

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Nコロですか・・・ボアアップというかエンジンをチューンすると、横転しました。

※NコロはFFです。更に当時のタイヤがショボくLSDも無いため、エンジンをチューンすると単純に『くそアンダー』になりました。オーバーにはなりません。

※問題はこのくそアンダーからの復帰で、アクセルを緩めると極端なリバースステア(アンダーからオーバーに急変するステア特性。タックインとも言いますね)に転じ、さらに何かのタイミングでアッケなく横転しました。

※また。
エンジンはチューンしなくても、車高を下げてワイドタイヤを履くなどコーナリング性能を極端に上げた場合・・・加速旋回で横G(遠心力)が増加していくと、最後は転がるという恐ろしい特性でした。
問題はリヤサスにあり、現代では車両運動力学を学ぶ学生にも判る『幼稚な』原因です。

※ホンダって・・・S500/600/800のリヤのチェーン駆動とか、H1300のリヤ、2代目CR-X(4代目シビック)のリヤ、初代NSXのフロント、インテグラの2代目タイプRのフロントなど、『実車を作って走らせた経験が無いアタマデッカチが、机上の空論で設計した』ようなサスを定期的に世に出てしまう会社で、その『空論』中に無視された問題点がそのまま生産されてしまいます。
その伝統(?)を最初に作ったのが、SシリーズでありNコロでした。

※当時の日本の自動車技術では、旋回中のクルマの横転のメカニズムがよく判っていませんでした。
当時の学会論文を調べると、乗用車の横転研究ではホンダといすゞが先行していたことが判ります。いすゞも、ベレットという潜在的に横転の可能性があるクルマを作っていて、ホンダといすゞがどれほど横転に悩んでいたかが判ります。(日産はある程度判っていた様ですが、しかし横転に注意を払い過ぎたのか初代フェアレデイZで『やりすぎ』なリヤサスを装着してきて、それがS30のあの妙なハンドリングを生んでしまいました。)

和製ミニ・クーパー=Nコロ、和製アルファロメオ=ベレット、和製オースチン・ヒーレー=フェアレディZ・・・当時の日本車は、欧州の高性能車に遂に追いついた様に言われましたが、しかしハンドリングやコーナリング性能に関して言うと、『夜明け』はまだまだ遠かった、という話です。

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