ホンダ エアウェイブ 「スポーツの愉しみと常用での実用性を高度に...」のユーザーレビュー

スポーツの愉しみと常用での実用性を高度に...

2006.1.25

総評

スポーツの愉しみと常用での実用性を高度に両立させた設計。

エンジンは1.5Lだがほとんどの局面において必要なだけの加速を提供してくれる。充分なパワー、滑らかでデキのいいCVT、そしてそこに高い静粛性が加わることでストレスのない運転が誰にでも楽しめる。
燃費のよさ、安全性能の高さからお年寄りや女性にも薦められる1台。このバランス感覚は高く高く評価したい。ホンダさん、いい仕事をありがとう！

他社の後発モデルに対してもアドバンテージはある。街中を流すのにも高速で追い抜き車線を走るのにも充分なトルクがあることだ。他社の後発は低速域のトルクが豊かだが高回転になると途端にそれが失われてしまう。それに対してエアウェイブでは低回転でも高回転でも不自由を感じさせないだけのトルクが得られる。勿論2.0Lクラスの車と比較すれば非力さは拭えないが、1.5Lクラスのエンジンに求めるべき要件は完全に満たされている。

ただしそのストレスのなさは、車好きからは辛く評価される点かもしれない。車の持つ素質と特性を熟知し、振り回す愉しみはエアウェイブには残念ながら少ない。
とはいえ後席の開放感や広いラゲッジスペースに強い魅力を感じるユーザーであれば走りの無個性さは忘れられるだろう。このユーザーエクスペリエンスを100万台後半で提供してくれたことをホンダには感謝している。

満足している点

ストレスのないエンジン、CVT。
フロントデザイン。上品さを損なわない程度に鋭敏な顔つきでよい。
後席の設計。スカイルーフを最も楽しめる位置であり、長時間の着座に耐えられるシートも大変よい。
タコメーターなどの計器類がすべてのグレードに備わっていること。エンジンの回転数を意識して乗るような車ではないが、それでもあった方がうれしい。
ラゲッジスペースは広く、実用的。

不満な点

Aピラーの傾斜がきついため右前方の視界が悪い。
フットレスト、アームレストがない。オプションにすらないことに疑問を感じる。
標準装備のスピーカーは音質がよくない。（室内の静粛性は高いのでこれでも一応聴ける）

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験