ホンダ アコードハイブリッド 「いきなり思いついて、アコードに試乗した。」のユーザーレビュー

いきなり思いついて、アコードに試乗した。

2020.8.29

総評

現行モデルは元々３年前に北米デビューを果たしており、決してまっさらのニューモデルと言うことではないのはご存じの通り。

写真で見る限りジミーな印象なのだが、実物を見るとSUVばかり普段見ているせいかも知れないが、かなり重心が低く見え、特に独特のデザインのLEDを配したヘッドライト周りは相当カッコいい。

走らせても、ほぼEV状態で走るe-HEVのシームレスな乗り味は、なかなかに静かで快適。
「不満な点」で書いたように、装備面でいろいろ惜しいところがあるし、日本での「アコード」のポジショニングから地味なイメージがつきまとうが、かなり見どころの多いクルマだと思った。

465万円という価格も高いと言われるが、同じような装備内容で600万円も払わなければならないボルボV60や、まだ乗っていないがアウディA4の素のモデルを買うよりは、こっちの方がお買い得のようにも思える。
しかもこのクルマはハイブリッドで、評判によればリッター20kmも走るのだ。

だから、僕はボルボV60に★３つ、アコードに★４つとしたのである。

SUV全盛のこのご時世、正直このクルマは大して売れるとは思えないけど（大体試乗したくても試乗車が少ない）、かなり印象の良いクルマなので応援したい。
個人的に買うかどうかは分からないけど、ショートリストには入れたいと思う。

満足している点

・「ほぼ」電動ドライブによるシームレスなパワートレイン。

・実物を見ると、かなりカッコいいスタイル。特にフロントが。
　良く言えば、アウディA5っぽい。

・ワングレードのオプション要らず。なぜかサンルーフも標準。
　我が家はサンルーフ大好きな子供たち（と私）と、大嫌いな家内がいるのだが、「いやぁ、サンルーフはどうしても外すことができないんだよ」と家内を言いくるめることができる（謎）

・ベージュの内装は、明るい雰囲気。
　レザーシートの座り心地もまずまず快適。
　

・上でオプション要らずと書いたが、オプションの19インチアルミホイールがさらにカッコいい。
　

不満な点

・リアシートにきちんと座ると、身長171cmの自分でも頭が天井に当たる。

・カッコいいスタイルなのに、リアの灯火類はこのクラスにしてまさかの電球。
　

・モニターのサイズに不満はないが、もうちょっと角度を立ててくれた方が見やすい。
　

・このクラスだったら、電動トランクリッドやベンチレーテッドシート、後席用独立エアコンが欲しい。あと、トランクスルーも分割で倒せるようにして欲しい。

・タイからの輸入車、と言うこともあって、今注文を入れてもボディカラーによっては年内の納車が難しいらしい。

・試乗車も展示車も少ない。
　我が家から一番近いディーラーには置いておらず、電車３本を乗り継いだところにあるディーラーまではるばる出向いてしまった。

デザイン

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走行性能

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i-MMD改めe-HEVと称するハイブリッドユニットは、お店の方曰く「95%の範囲でモータで走る」そうだ。

試乗した日は35℃を超す猛暑だったせいか、エンジンがかかっているケースが多かったが、それでもモータ独特のヌルっとした滑らかな加速は快適。

ハイブリッド（回生ブレーキ車）にありがちなブレーキングの違和感もなく、狙ったところに自然に止めることができる。

乗り心地

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市街地しか乗っていないので多くは言えないが、普通に快適。

「普通に快適」と言うのは、例えばメルセデスのように、小さな凸凹をも飲み込んでしまうような滑らかさはないが、この価格帯のクルマとして納得のいく乗り心地、と言う意味である。

シートの座り心地は、ちょっとふっかりした感じで悪くないと思う。

積載性

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バッテリーをリアシート下に移動したため、全長4.9mのクルマらしく、容量はデカい。
トランクスルー機構を持つが、一体でしかリアシートを倒せないのは、残念。

燃費

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短い試乗なので、実感できなかったが、評判によると20km/L走るらしい。

価格

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故障経験

試乗車につき、割愛。