現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 従来の評価は通用しない!? 姿見せたSONYカー「アフィーラ」はどんな車?

ここから本文です

従来の評価は通用しない!? 姿見せたSONYカー「アフィーラ」はどんな車?

掲載 14
従来の評価は通用しない!? 姿見せたSONYカー「アフィーラ」はどんな車?

<26年発売だが量産を意識した完成度に>
自動車業界にとって、2023年最初の注目ニュースがアメリカ・ラスベガスから届きました。同地で開催されている見本市CES2023にて、ソニー・ホンダモビリティが新ブランド「AFEELA」(アフィーラ)を発表、2026年にローンチ予定のプロトタイプを初披露しました。

プロトタイプとはいいますが、写真でも確認できるようにかなり量産モードといえる仕上がり。ソニーとホンダの協業によって生まれるBEV(電気自動車)の姿がついに露わになったという風に捉えることができます。

>>1月4日はソニー・ホンダの次世代カーに注目! NSX並みの高級EV登場か?

SONYのブランドを押し出してほしかった!?
もっとも「ソニーカー」を求めていたファンからすると、アフィーラという新ブランドを立ち上げたことは残念ポイントかもしれません。実際、プロトタイプの内外装にはSONYやHondaのロゴは確認できません。

インパネの左右いっぱいまでディスプレイが並んだコクピットのデザインには、ホンダのBEV専用モデル「Honda e」の経験が感じられる部分もありますが、いずれにしてもSONYやHondaというビッグネームを前面に押し出さないというブランド戦略を選んだようです。

さらに驚いたのは、そのボディが基本的には4ドアセダンに分類されるものだったことです。世界的なトレンドに合わせてSUVスタイルとなるという予想もありましたが、これまでにないラウンドフォルムとなっています。このあたりも、新しいトレンドを生み出そうという意思が感じられます。

>>ホンダ アコードのカタログ情報をチェックする
>>ホンダ アコードのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのカタログ情報をチェックする


<3mの長大なホイールベースが特徴>
さて、プロトタイプの発表に合わせて、いくつかの基本スペックも公開されました。気になるボディサイズは次のようになっています。

AFEELAのボディサイズ(※プロトタイプ)
全長:4895mm
全幅:1900mm
全高:1460mm
ホイールベース:3000mm

BEVのオーソドックスな設計思想としては前後タイヤに挟まれたフロア部分にバッテリーを搭載することが多く、そのスペースを確保するために最低地上高の稼げるSUVスタイルが人気というのもありますが、アフィーラはホイールベースを伸ばすことでバッテリー搭載量を増やそうという思想のようです。

>>ホンダ アコードのカタログ情報をチェックする
>>ホンダ アコードのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのカタログ情報をチェックする


<アコードと似たようなボディサイズ>
数字だけではボディの大きさを感じづらいかもしれませんが、ホンダのラインナップでいえば、4ドアセダンの「アコード」と同じようなスリーサイズとなっています。

ホンダ アコードのボディサイズ
全長:4900mm
全幅:1860mm
全高:1450mm
ホイールベース:2830mm

アフィーラのサスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク。タイヤサイズは前245/40R21・後275/35R21となっています。駆動方式はAWDと発表されていますので、おそらく前後に駆動モーターを積むことでハイパフォーマンスを実現していると予想されます。バッテリー総電力量や航続可能距離などの情報が不明なのも気になるところでしょう。

>>ホンダ アコードのカタログ情報をチェックする
>>ホンダ アコードのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのカタログ情報をチェックする


<主戦場はそれなりに台数が出るマーケット?>
もっとも、アフィーラという新ブランドのコンセプトとして『クルマを構成する主な要素が動力性能やパフォーマンスから、ソフトウェア、ネットワーク、ユーザーエクスペリエンスに変わっていく転換点で、私たちは、常識に捉われず今までのクルマに求められた個性や在り方を見つめ直したい』としています。

ユーザー側もセグメントであったり、スペックであったりという点において、従来の基準を当てはめては、アフィーラというモビリティの価値を測ることはできないといえそうです。

いずれにしても、アフィーラのプロトタイプがアコード級のサイズ感ということは、けっしてニッチ狙いの商品企画ではないといえます。少なくとも北米市場においては、それなりに大きなボリュームのあるマーケットを狙った意欲作といえそうです。

そうであれば、価格帯としてもそれなりに普及を狙えるゾーンが期待できますが、どうなりますでしょうか。

>>ホンダ アコードのカタログ情報をチェックする
>>ホンダ アコードのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ホンダeのカタログ情報をチェックする


文:山本 晋也
写真:ソニーホンダモビリティ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フィアット『グランデパンダ』、ステランティスのセルビア工場で生産開始
フィアット『グランデパンダ』、ステランティスのセルビア工場で生産開始
レスポンス
首都高中央環状線で「トンネル火災」北行きで通行止め続く 大井JCT~熊野町JCTで広い範囲
首都高中央環状線で「トンネル火災」北行きで通行止め続く 大井JCT~熊野町JCTで広い範囲
くるまのニュース
バイクニュース今週のダイジェスト(7/22~26)
バイクニュース今週のダイジェスト(7/22~26)
バイクブロス
踏み間違い防止装置があるから安心ではない! 覚えておきたい機能の特徴
踏み間違い防止装置があるから安心ではない! 覚えておきたい機能の特徴
LE VOLANT CARSMEET WEB
セゾン自動車火災保険、迅速に保険金支払いへ…クラウド版「ClaimCenter」日本初導入
セゾン自動車火災保険、迅速に保険金支払いへ…クラウド版「ClaimCenter」日本初導入
レスポンス
ホンダ、中国で失速生産能力3割減、日産は北米不振で営業益99%減[新聞ウォッチ]
ホンダ、中国で失速生産能力3割減、日産は北米不振で営業益99%減[新聞ウォッチ]
レスポンス
いつでもオシャレをしていたい! 教習所はカラコンOKなの?
いつでもオシャレをしていたい! 教習所はカラコンOKなの?
バイクのニュース
なぜ「軽で白ナンバー」付けられた? 100万台装着のオリンピックナンバーの現状は? 9割が軽も「万博ナンバー」では変化あり?
なぜ「軽で白ナンバー」付けられた? 100万台装着のオリンピックナンバーの現状は? 9割が軽も「万博ナンバー」では変化あり?
くるまのニュース
【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年7月20日時点
【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年7月20日時点
カー・アンド・ドライバー
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レスポンス
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
くるまのニュース
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
くるまのニュース
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
日刊自動車新聞
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
AutoBild Japan
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
くるまのニュース
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
レスポンス
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
モーサイ

みんなのコメント

14件
  • 車自体には何の魅力すら感じられない。

    ただソニーとホンダの異業種が車造った話題性のみ。
  • 挑戦は評価したいけれど、現段階で見えている内容だけだとWiLLブランドの再来という感じしかしない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

465.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.2359.8万円

中古車を検索
アコードハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

465.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.2359.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村