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従来の評価は通用しない!? 姿見せたSONYカー「アフィーラ」はどんな車?

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従来の評価は通用しない!? 姿見せたSONYカー「アフィーラ」はどんな車?

<26年発売だが量産を意識した完成度に>
自動車業界にとって、2023年最初の注目ニュースがアメリカ・ラスベガスから届きました。同地で開催されている見本市CES2023にて、ソニー・ホンダモビリティが新ブランド「AFEELA」(アフィーラ)を発表、2026年にローンチ予定のプロトタイプを初披露しました。

プロトタイプとはいいますが、写真でも確認できるようにかなり量産モードといえる仕上がり。ソニーとホンダの協業によって生まれるBEV(電気自動車)の姿がついに露わになったという風に捉えることができます。

>>1月4日はソニー・ホンダの次世代カーに注目! NSX並みの高級EV登場か?

SONYのブランドを押し出してほしかった!?
もっとも「ソニーカー」を求めていたファンからすると、アフィーラという新ブランドを立ち上げたことは残念ポイントかもしれません。実際、プロトタイプの内外装にはSONYやHondaのロゴは確認できません。

インパネの左右いっぱいまでディスプレイが並んだコクピットのデザインには、ホンダのBEV専用モデル「Honda e」の経験が感じられる部分もありますが、いずれにしてもSONYやHondaというビッグネームを前面に押し出さないというブランド戦略を選んだようです。

さらに驚いたのは、そのボディが基本的には4ドアセダンに分類されるものだったことです。世界的なトレンドに合わせてSUVスタイルとなるという予想もありましたが、これまでにないラウンドフォルムとなっています。このあたりも、新しいトレンドを生み出そうという意思が感じられます。

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<3mの長大なホイールベースが特徴>
さて、プロトタイプの発表に合わせて、いくつかの基本スペックも公開されました。気になるボディサイズは次のようになっています。

AFEELAのボディサイズ(※プロトタイプ)
全長:4895mm
全幅:1900mm
全高:1460mm
ホイールベース:3000mm

BEVのオーソドックスな設計思想としては前後タイヤに挟まれたフロア部分にバッテリーを搭載することが多く、そのスペースを確保するために最低地上高の稼げるSUVスタイルが人気というのもありますが、アフィーラはホイールベースを伸ばすことでバッテリー搭載量を増やそうという思想のようです。

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<アコードと似たようなボディサイズ>
数字だけではボディの大きさを感じづらいかもしれませんが、ホンダのラインナップでいえば、4ドアセダンの「アコード」と同じようなスリーサイズとなっています。

ホンダ アコードのボディサイズ
全長:4900mm
全幅:1860mm
全高:1450mm
ホイールベース:2830mm

アフィーラのサスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク。タイヤサイズは前245/40R21・後275/35R21となっています。駆動方式はAWDと発表されていますので、おそらく前後に駆動モーターを積むことでハイパフォーマンスを実現していると予想されます。バッテリー総電力量や航続可能距離などの情報が不明なのも気になるところでしょう。

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<主戦場はそれなりに台数が出るマーケット?>
もっとも、アフィーラという新ブランドのコンセプトとして『クルマを構成する主な要素が動力性能やパフォーマンスから、ソフトウェア、ネットワーク、ユーザーエクスペリエンスに変わっていく転換点で、私たちは、常識に捉われず今までのクルマに求められた個性や在り方を見つめ直したい』としています。

ユーザー側もセグメントであったり、スペックであったりという点において、従来の基準を当てはめては、アフィーラというモビリティの価値を測ることはできないといえそうです。

いずれにしても、アフィーラのプロトタイプがアコード級のサイズ感ということは、けっしてニッチ狙いの商品企画ではないといえます。少なくとも北米市場においては、それなりに大きなボリュームのあるマーケットを狙った意欲作といえそうです。

そうであれば、価格帯としてもそれなりに普及を狙えるゾーンが期待できますが、どうなりますでしょうか。

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文:山本 晋也
写真:ソニーホンダモビリティ

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みんなのコメント

14件
  • 車自体には何の魅力すら感じられない。

    ただソニーとホンダの異業種が車造った話題性のみ。
  • 挑戦は評価したいけれど、現段階で見えている内容だけだとWiLLブランドの再来という感じしかしない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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