2013年9月
■2013年9月
フォード・ジャパンは、コンパクトSUVのクーガをフルモデルチェンジし、2013年9月から発売すると6月18日に発表した。
新型クーガはフォーカスに続き、フォードのOne Ford戦略のもとグローバル・プロダクトとして世界中で展開されるクルマになった。エコブーストエンジンを搭載するとともに、新設計のインテリジェントAWD、安全装備のアクティブ・シティ・ストップ、そしてハンズフリー・パワーリフトゲートなど、数多くの先進技術を採用し、よりスマートで、より機能的な次世代SUVとして生まれ変わった。
新型クーガは、フォードの“キネティックデザイン”コンセプトを進化させることで、よりモダンかつ先進的なイメージを強調する。旧型モデルにべ、全高を10mm低くし、全長を950mm大きくすることで、よりスポーティなスタイリングとした。
また個性的なデザインのテールランプが印象的なリアのテールゲートには、クラス初となるハンズフリー・パワーリフトゲートがグレードによって装備され、SUVとしての機能性を高めている。
航空機を連想させるコクピット感覚を備えたインテリアデザインは、新型クーガの優れたドライビングダイナミクスを表現しつつ、最新設計開発テクノロジーの導入や厳選された素材によって、質感の高さを確保した。さらにSYNCなど新たな技術の投入によって、クルマとの一体感を高め、運転する楽しさに集中できるよう設計されている。
パワートレインはフォードがグローバルで展開するグリーン・エンジンで、1.6リッターの直噴ターボのエコブーストを搭載し、セレクトシフト付きの6速ATと組み合わされる。134kW(182ps)"240N・mというハイパワーを発揮しながら、従来の直列5気筒2.5リッター+5速ATに比べ、燃費性能は20%以上も向上して9.5km/Lになった。
駆動システムも新設計のインテリジェントAWDを採用した。路面や走行状況に応じて前後の駆動トルクを100:0から0:100まで自動的に配分し、あらゆる路面で卓越したトラクション性能を発揮する。
機能面では、ラゲッジルームを従来のモデルから46リットル拡大してクラストップレベルのトランク容量を確保したほか、ハンズフリー・パワーリフトゲートを採用して使い勝手を高めている。
安全性装備は、渋滞時および市街地での低速走行時に前方車両への衝突を回避するため、自動的にブレーキをかけてドライバーを補助するアクティブ・シティ・ストップや、コーナリング時の操縦性・回頭性を高めるトルクベクタリングコントロール、フォード独自の車両安定化技術であるRSC(ロール・スタビリティ・コントロール)付きアドバンストラックなどを採用している。
グレードはタイタニアムとトレンドの2グレードが設定されており、上級グレードのタイタニアムに充実した快適装備や安全装備が用意されている。