2023年5月
■2023年5月
ステランティスジャパンは、フィアットのラインナップに新しく加わるミ二バン「ドブロ」を2023年5月11日に発売した。
「ドブロ」は、2000年に初代がデビューしていて、現行モデルは3代目にあたり、今回が初の日本導入となる。今回導入されたモデルは「ジブン時間」をキーワードに、「趣味を堪能するオトナの遊びゴコロを楽しめるクルマ」を謳い、ラインナップは5人乗りの「Doblo(ドブロ)」と 7人乗りの「Doblo Maxi(ドブロ・マキシ)」を設定している。
現在のフィアットはプジョーやシトロエンと同じステランティスグループに属していることからも想像できるように、ドブロのハードウェアはプジョー・リフターやシトロエン・ベルランゴと共通部分が多い。それでいて、エクステリアはフィアットならではの丸みを帯びた造形で、同時に各部にブラックをあしらって精悍なイメージに仕上げている。また、ルーフレールやサイドのエアバンプを標準で装備。さらにリアゲートには、車両の後ろに十分なスペースがない場合でもガラスのみをコンパクトに開けることができるガラスハッチを備えている。
ブラックカラーでコーディネートされたインテリアには、実用的な装備を採用。フロントシート周りに8か所の多彩な収納スペースを配置している。また3座独立のリアシートは、長距離のドライブでも疲れにくい設計という。「ドブロ・マキシ」に設定されている3列目の2座独立シートは、130mmのスライド幅に加えて脱着することもできるので、さまざまなシーンに合わせたシートアレンジが可能だ。
パワートレーンは最高出力96kW(130PS)、最大トルク300Nmを発生する1.5リッター BlueHDi ディーゼルターボエンジンを搭載。WLTCモード燃費は18.1km/Lと公表されている。
ボディカラーは、標準色の「ジェラートホワイト」に加えて有償色として「マエストログレー」と「メディテラネオブルー」を設定して、全3色のラインナップとなる。
■2024年1月
ステランティスジャパンは2024年1月11日、フィアットのミニバン「ドブロ」の初となる2種類の限定車「コッピア」および「マキシ5(チンクエ)」を発表、同年1月27日より販売を開始した。
「コッピア」は、5人乗りの「ドブロ」および7人乗りの「ドブロ マキシ」をベースに新たな外装色と特別装備を追加した限定車だ。限定台数は両モデルで計80台。
ボディカラーは、通常モデルにラインナップしている「マエストログレー」より落ち着きのある新色「コロッセオグレー」を採用。同カラーで塗装されたフィアットオリジナル自転車も付属する。また、LEDヘッドライトのほか、リアに専用オリジナルバッジを装備している。
「マキシ5」は、通常は7人乗りとなるロングモデル「ドブロ マキシ」をベースに、3列目シートをレス化して、2列5人乗りに仕立てた限定車だ。限定台数は100台。
3列目シートを省くことにより、最大2,693リッターの大容量ラゲッジを活用可能となるほか、通常モデルよりも15万円価格を抑えた。ボディカラーは「コッピア」同様に新色のコロッセオグレーとなる。
■2024年6月
ステランティスジャパンは2024年6月3日、フィアットのミニバン「ドブロ」をベースにした限定モデル「アドバンストエディション」(限定44台)および7人乗り仕様「マキシ アドバンストエディション」(限定30台)を発売した。
今回の限定モデルは、LEDヘッドライト、フルディスプレイミラー、純正ドライブレコーダーといった約30万円相当の装備を搭載しつつ、ベースモデルと同じ価格となっている。
ボディカラーはベースモデルで人気のある「マエストログレー」および「ジェラートホワイト」の2色をラインナップしている。
■2024年8月
ステランティスジャパンは2024年8月22日、フィアットのMPV「ドブロ」、および7人乗りミニバン「ドブロ マキシ」に限定モデル「スペシャルエディション」を発売した。限定数は前者が36台、後者が38台。
今回の限定モデルは合計約20万円相当のアクセサリーパーツ(LEDヘッドライト、リアマルチメディアシステム、オリジナルバッジ、オリジナルクッションセット)を装備しつつ、価格を据え置いた買い得なモデルとなっている。
ボディカラーはベースモデルでも人気の「メディテラネオブルー」および「ジェラートホワイト」の2色をラインナップしている。