DSオートモビル DS3 クロスバック 「今なお前衛的な小型SUV」のユーザーレビュー

今なお前衛的な小型SUV

2024.2.2

総評

デザインはフランス車の中でもさらに孤高な存在。BセグメントSUVとしてもしっかりできている車。

満足している点

<
発売時期は2019年4月。すでに5年が経とうとしているが、相変わらず前衛的なデザインは国産車にはない魅力。
輸入車のBセグメントSUVの中でも独創的です。大きな不満はありません。

不満な点

国産Ｂセグメントと比較するのなら、やや重いステアリング、18インチの大きなタイヤ、ハイオク仕様という程度。

デザイン

5

この見た目。5年前のデザインなのに、未だにこの車に追従するデザインの車は国内外問わずありません。
アバンギャルド（前衛的）とDSオートモビルズも言っていますが、独特な外観です。


内装も菱形重視。デザイン偏重と思えますが、ボタン配置は現行プジョー・シトロエンと同一となっています。見た目は一瞬「？」となりますが、プジョー・シトロエンユーザーなら「ああ！」とすぐに馴染みます。

走行性能

4

1.2Lターボ（ハイオク仕様）。ストレスなく市内も高速も走れます。乗っていて排気量が小さいことは感じません。

乗り心地

4

シートは収まりが良いです。

適度な座面の厚さと当たり具合、背中の当たりも柔らかく、ずっと座っていられるシートです。

これはタイヤの影響もあります。

ミシュランのプライマシー４　215/55R18です。タイヤとしては最上の部類。扁平55であっても不快な振動を逃します。乗り心地も多分に影響しています。

静粛性は高いのですが、ガソリンエンジンにしてはキャビンにこもる音がちょっとだけ大きく感じます。シトロエンC3エアクロス、プジョー2008よりもエンジン音は大き目ですが、野太い音です。DSの位置づけから敢えて音を残しているような気がします。

積載性

3

BセグメントSUVなので他のBセグメントSUVと比較ても大差はないです。

燃費

3

ディーラーから借りた時点で燃料残り1/4ほど。トリップメーターを見ると燃費は11.0km/Lほどでした。
ちょい乗りだけだとこんな感じです。

価格

2

新車時の価格は490万円。
国産のBセグメントに較べれば150万円近く高いわけです。

故障経験