ダイハツ タント 「意外と乗り手を選ぶ車。」のユーザーレビュー

意外と乗り手を選ぶ車。

2016.10.19

総評

軽である事、室内を広く取る事、収納を多くする事、ピラーレスにする事、スライドドアにする事等、色々欲張った結果、その副作用もしっかり負った車と思う。
逆にその走行性能や静粛性、エアコンの能力不足が気にならない使用環境であればこれ程素晴らしい車はないと思う。
つまり誰でも使える汎用的な車に見えて、意外と乗り手を選ぶ車ではないか、と思う。

満足している点

やはり室内の広さ。
フラットにすると176cmの自分でも足を伸ばせて横になれる事は貴重。
ピラーレスの電動スライドドアは、時々使用するがやはり便利。
収納も多く、物を入れておくのに困らない。
ドリンクホルダーも運転席と助手席に二つずつあるのも意外と便利。

不満な点

しょうがないとは言え、走行性能は犠牲になっている事は否めない。
坂道走行時のエンジン音が丸聞こえの静粛性の無さも安っぽい気はする。
ピラーレスにする為に助手席がフラットにならないのも不満な点。
広い室内、大きな窓はプラスであるが、その反面エアコンが効かない。
真夏の昼間はバツゲーム並みに暑くなる。

デザイン

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走行性能

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分かっていた事だが、940kgのボディに軽のノンターボだとトルクは無い。
坂道や信号待ちの発進はまず出遅れる。
スピードに乗るとそこそこ走るので、平地主体の使用向きと思われる。
窓が大きく視界が広いので運転はし易い。

乗り心地

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シートとサスペンション共に柔らかく、乗り心地は良いように思われるが、女性体型に合わせてあるのか身長176cmの自分はどう調整しても運転ポジションがしっくりこなかった。
重いボディを回転数を上げて動かすので、安っぽいエンジン音は常に聞こえ、静粛性は低い。
どれも慣れてしまえばどうって事は無いが。

積載性

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軽自動車の中では積載量は多いとは思うが、やはり普通車のワンボックスカーには全く敵わないと言った印象。

燃費

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大体11km/l〜12km/l程度。
カタログ燃費が20.5km/lである事を考えると、満足は出来ないレベル。
重いボディで毎日峠を登るのでそのせいもある。

価格

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故障経験

クラクションスイッチが緩くなり、ちょっとした振動で鳴るようになった。
しかも交換はステアリング内部総交換で40000円以上。
スイッチだけ交換出来ないものか・・・