2016年9月
■2016年9月
ダイハツは新型軽乗用車の「ムーヴキャンバス」を2016年9月7日に発表、同日に発売を開始した。
自身のライフスタイルを楽しむ女性をターゲットに企画・開発され、デザインと機能性を両立した新感覚のスタイルワゴン。キュートなフロントマスクにシンプルで丸みのあるシルエット、水平基調のロングキャビンがスタイリングの特徴だ。全高はタントよりも95mm低い1655mmに設定され、全高1700mm以下のモデルとしては初となる両側リヤスライドドアが採用されている。
新しさを印象づけるバイアングルLEDヘッドランプに指輪をイメージしたリング、3粒のクリアランスランプを加えた愛らしいデザイン、XとGグレードに設定した「メイクアップ」では様々なメッキ加飾やリヤコンビランプのクリアクリスタル化などによって上質感を演出。ボディカラーはモノトーン9色、特徴的な見切りラインを採用するストライプスカラー8色の全17色から好みに合わせて選択可能だ。
インテリアはナチュラルで居心地のよさを感じる空間を演出。センターメーターを採用したことで運転席まわりをスッキリとさせ、見晴らしのよさを実現している。「メイクアップ」ではメッキ加飾と自分らしさを表現できるアクセントカラーでコーディネート。シートはプレーンで飽きの来ないデザイン。「メイクアップ」はソフトタッチな表皮と専用のシートパイピングで上質な仕上がりだ。メーカーオプションの「ブラックインテリアパック」を選択することで、シックで落ち着いた雰囲気となる。
室内装備で注目したいのは、後席シート下収納の「置きラクボックス」だ。シート下の引き出しとして使え、ユーティリティボックスを立ち上げることでバスケットモードとして活用することが可能。普段の買い物の置き場所として活用出来、運転席から小物やカバンなどを置くにも便利だろう。
安心・快適装備も充実。ムーヴキャンバスにはステアリング操作に連動してヘッドランプの照射方向が進行方向を照らすAFS(ステアリング連動ヘッドランプ)を軽初採用。また、4ヵ所のカメラで車両の前後左右を写し、上から見下ろしたような映像をナビ画面に表示するダイハツ初のパノラマモニターをメーカーオプションとして用意する。パワースライドドアはドアクローズ中に電子キーの施錠ボタンを押すことで、ドアクローズ後に自動でドアの施錠を行うパワースライドドア予約ロック機能を備える。UV(紫外線)だけではなく、熱さを感じる主因でもあるIR(赤外線)をカットする「スーパーUV&IRカットガラス」がフロントドアに設定された。
安全装備についても衝突回避支援システム「スマートアシストII」をX、L以外のグレードに標準。坂道発進時の後退を抑制する「ヒルホールドシステム」は全車に標準装備されている。
パワーユニットは最高出力38kW(52ps)、最大トルク60Nmを発揮する3気筒自然吸気のみ。経済性は2WDが28.6㎞/L、4WDで27.4km/L(いずれもJC08モード燃費)となる。