ダイハツ ムーヴ 「自動車界の未来を憂う一台 果たして、車はこれで良いのでしょうか…？ 軽自動車という枠の中で、良くできている車だと思います。 個人的にはハイト系は嫌いな」のユーザーレビュー

自動車界の未来を憂う一台 果たして、車はこれで良いのでしょうか…？ 軽自動車という枠の中で、良くできている車だと思います。 個人的にはハイト系は嫌いな

2011.7.1

総評

自動車界の未来を憂う一台
果たして、車はこれで良いのでしょうか…？
軽自動車という枠の中で、良くできている車だと思います。
個人的にはハイト系は嫌いなのですが、売れているのも納得できます。
840kgという重い車重ですが、KF型エンジンとCVTがそれを感じさせない加速をしてくれます。
回転が上がり過ぎず、かつトルクのおいしい所をCVTが上手く使って加速して行く感じですね。
室内は、大人４人が普通に座れるスペースがあります。
が、その代償に、荷室が狭いです。
日常の買い物にも不自由しそうです
さて、運転の方ですが、これが実につまらない車です。
「無味乾燥」と言う言葉がピッタリです。
運転を楽しむ車では無い事は承知していますが、果たしてこれでよいのでしょうか？
この車は、白物家電の感覚なんですよね。単なる移動手段。そこに面白みはない。
このムーブを人生最初の車とする人は、少なく無いと思います。
初めて買った車が、こんな無味乾燥な白物家電で、次の車を積極的に買い換えるでしょうか？
冷蔵庫の如く、「壊れるまで使おう」となるでしょう。
車って人生の中で家の次に高い買い物、と言われています。
そんなに高い買い物をするのですから、そこには「楽しみ」が重要なファクターになるのでは？
「車の運転って楽しい物だ」そう思う経験が、次の車への楽しみになり、日本の車社会の成長に繋がると思います。
もちろん、全ての人が運転を楽しいと思う訳ではありません。
しかし「運転が楽しい」と言う経験をすれば、何割かの人が車への関心を持ち、買い換えを促進し、自動車産業の発展に繋がるのでは無いでしょうか？
若者の車離れが言われて久しいです。
しかし、こんなつまらない車を提供されて、車に関心を持てというのも無理な話です。
長年、ユーザに迎合した製品を作り続け、自動車ファンを育って来なかったメーカーの結果が、今の自動車産業を取り巻く環境ではないでしょうか？
ムーブのレビューとはそれましたが、この様な事を考えさせられた車でした。

満足している点

軽自動車の枠の中で、大人４人が難なく座れる。
加速は、軽自動車を思わせない。

不満な点

荷室が狭い。
運転して退屈極まりない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験