ダイハツ ムーヴ 「軽自動車の真髄。 軽自動車は日本だけの特有の規格であります。 長さ、幅、高さに制限があり、排気量660ccまで。 自主規制ではあるが、出力にも制限が課」のユーザーレビュー

軽自動車の真髄。 軽自動車は日本だけの特有の規格であります。 長さ、幅、高さに制限があり、排気量660ccまで。 自主規制ではあるが、出力にも制限が課

2009.1.28

総評

軽自動車の真髄。
軽自動車は日本だけの特有の規格であります。
長さ、幅、高さに制限があり、排気量660ccまで。
自主規制ではあるが、出力にも制限が課せられている。
ただそういった制限の中、税金面が優遇されていたりすることから、昨今の自動車業界では重宝される存在になりました。
ひと昔前は「お金のない人が乗っている車」扱いだったのに、今ではお金のある人にしか乗れない車になってしまった感があるのが車屋としての感想です。
このムーヴ。
外観のデザインは好みが分かれるでしょうが、ハッキリ言ってムーヴらしいかと言えばそうでない気がします。
角ばったフォルムが好きだった人には不満でしょう。
しかし内装はなかなか。
安っぽくなく、非常に見やすいメーター、操作性の良いインパネ周り。
へんてこなメーター上のアーチ状のモノも、しばらくすれば気にならないでしょう(ホコリが溜まりそうで個人的にはイヤなんですけど)。
シートもリッタークラスの車と遜色ない、むしろパッソやブーン、マーチあたりより出来が良いと思います。
タントと供用しているプラットフォームのおかげで、室内も広々。
1500ccまでの車となら、室内空間は引けを取らない感じ。
非常にうまく作られています。
エンジンとミッションとの相性も抜群。
普通車から乗り換えると、軽自動車特有のもたつき感があったりして、走行中ストレスが非常に溜るんですが、ムーヴの場合にはそれがありませんでした。
NAでも一般道路なら全くストレスなく走れます。
高速でも上り坂が長い場所以外ではターボの必要性は感じません。
エンジンとミッションの組み合わせは最高です。
足も文句はないでしょう。
一般道では心地よく、高速コーナーも不安定になりすぎない絶妙な味付け。
軽自動車販売台数がダイハツがトップなのもうなずけます。
ただ価格が高い。
一番高いカスタムRSあたりでナビを付ければ即200万越えする価格帯は、軽自動車の存在意義からは外れると思います。
それはそれとしてあってもいいんですが、乗り出しで100万位のモデルの充実と念頭に、モデルのスパンを長くとって販売価格が安くても原価回収できるような設定にしないと、本来軽自動車を欲する世帯の車にはなりえないと思います。
車の出来は最高です。
あとはメーカーが軽自動車の方向性を間違わなければもっと良いモノが作れると思います。

満足している点

○ほぼ全部
非の打ちどころがありません。
走って良し、止まって良し。
タイヤのサイズがどんどんでかくなる点は維持費の観点からナンセンスだと思いますが、世の中の流れかなぁとも思います。

不満な点

○価格
出来がいいからこそ万人に乗れる車を目指してほしかった。
初めて量産された軽自動車、スバル360あたりの開発者のように価格にもこだわって作ってくれれば軽自動車としてもっと需要が増える気がします。
ミラなんかの生産にコストをかけるくらいなら、ムーヴ1本で乗り出し90万～高級志向の200万まで作った方が受け入れられると思う。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験