一番気になることをチェック!
・男の自分には関係ない車だと思っていたミラココアですが、なんかの雑誌の「Aピラーが細くなった」という記事にビビッときて、
2009.10.29
- 総評
- 一番気になることをチェック!
・男の自分には関係ない車だと思っていたミラココアですが、なんかの雑誌の「Aピラーが細くなった」という記事にビビッときて、試乗してきました。
結果、細く(みえるように)なってました。
私の乗っているミラバンに比べ、約1度、腕を伸ばして立てた親指1本分。1度といえども、重要な1度です。満月1つ分といえばわかりやすい(わけないですね)。私の見た目では私のミラバンより20%細くなっているように見えました。さすがダイハツ、何が大切なのかわかってる!と思いました。
なんでAピラーの細さにこだわるかっていうと、事故を起こした体験に基づきます。
かつて旧型ミラに乗っていたのですが、側方から来た車にぶつかり全損させてしまいました。車通りの少ない一時停止のない交差点。太いAピラーに側方から来た車がすっかり隠れて、ぶつかるまでその存在がわからなかったのです。車はいないと錯覚して、一時停止せずに通り抜けようとしてしましました。相手には本当に申し訳なかったです。
ある自動車評論家が安全面での視界の良しあしをサイドウインドゥの下端が低いか否かにばかりこだわっていましたがナンセンスだなあとつくづく思います。側方の確認がしやすいとのことですが、停車時ならいざ知らず、実際に運転しているときには、圧倒的にAピラー、とくに右側のAピラーの太さが重要になってくるのは車に乗っている人ならわかると思うのですが。
あの時、(一時停止をしていればもちろんなのですが・・・)乗っているのがミラココアだったら、側方から来た車の一部でも視界にはいっていれば、車を壊さず、自分はケガせずに、そして何より相手にケガをさせずに済んだのに、と思います。(以後、安全と思われる場合でも、一時停止をし、頭を前後左右動かしてAピラーの死角を消していることを付け加えておきます。)
- 満足している点
- ①細く見えるAピラー。
実際はそれなりに太いのだけれども、形状に工夫があって、運転席からの死角を減らしている。剛性とアクティブセーフティーを両立させた逸品と思います。いい仕事してます!
②スーパーインテリジェント触媒の使用。
以前ミラのユーザーレビューでも書かせてもらいましたが、これは本当に優れモノです。排ガスの浄化能力に優れ、自己再生能力を持ち浄化能力が落ちず、しかも世界規模で争奪が深刻化されつつあるレアメタルの使用量が少ない!
なんでもっとクローズアップされないのかなあと思います。
これまた、すごいいい仕事してます!
③その他の利点もミラのレビューと同じです。
軽中最新エンジンの搭載。スズキも新しいエンジンといわれていますが、設計はかなり前のはずです。
そして軽量。
といっても800㎏ですが、ムーブやワゴンRより40㎏軽い。軽量について、ミラのレビューでは、ロードインパクトについてのみ書きましたが、もちろんそれだけでなく、慣性エネルギーが小さいわけですから、「止まる」、「走る」、「曲がる」という基本性能から、燃費・環境性能でも有利になるわけです。
だから、私は3ドアMTにこだわってますデス。ちなみに私のミラバンは700㎏。軽い。2Lのペットボトル3本を持って走ったり止まったりすることを想像したら、軽量化の良さが実感できるかもしれません。
- 不満な点
- ・これもミラのレビューで書かせてもらいましたが、安楽より安全を軽視する企業姿勢。
そんなことはない、と関係者は言うでしょうが、開口部の拡大(例えば楽な乗降車を演出する足の出し入れをよくするドア開口部のえぐり取り)は重量増をもたらすのは当たり前のことです。剛性維持のために、重量UP、コストUPしています。開口部を小さくすれば、もっと軽く、丈夫で安い車を作れるでしょう。
CVTの先進性のアドバンテージが減った(なくなった?)こと。ダイハツのCVTは軽量コンパクトが売りでしたが、スズキが日産と共同開発した副変速付きのCVTは強敵でしょう。燃費や加速感は向こうの方が・・・
もっと、人や環境にやさしいという根幹を忘れずに車を作っていってほしい。
売れなければ話にならない、というのも真実でしょうが、ぜひ、この根幹を追及していってほしいです。
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