ダイハツ ミラ 「もうこんな軽、手に入らないかも。 軽を製造する各社がパワー戦争に明け暮れていた時代の軽スポーツ、いわゆるベイビー・モンスターの最後の世代、95年式のア」のユーザーレビュー

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ダイハツ ミラ

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評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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もうこんな軽、手に入らないかも。 軽を製造する各社がパワー戦争に明け暮れていた時代の軽スポーツ、いわゆるベイビー・モンスターの最後の世代、95年式のア

2007.7.27

総評
もうこんな軽、手に入らないかも。
軽を製造する各社がパワー戦争に明け暮れていた時代の軽スポーツ、いわゆるベイビー・モンスターの最後の世代、95年式のアヴァンツァートR4です。
購入時、8年落ちで走行距離1万6千キロ、女性ワンオーナー、事故歴なしのディーラー認定中古車でした。
電動格納ドアミラー、SRSエアバッグ、バックセンサー、電動格納コーナーポール、オート(!)エアコン、当時ディーラーオプションで最上位機種だったケンウッドサウンドシステム+CDチェンジャー等々、集中ドアロック以外の装着可能なオプションフル装備。
車両本体価格57万円と、8年落ちの軽に有り得ない価格だったにも関わらず「これを逃したらこんなL500系アヴァンツァートとは二度と出会えない!」と思い、粘って"総額"55万円に値切って買ってきました。
決算間近じゃなければできないウルトラCな値切りでした。営業さんには悪いけど、どうしても欲しかったんだもん。
バブル末期に開発されていただけあって、一世代前のL200系とは一線を隔す贅沢な車です。内装デザインも操作系・スイッチ類の感触も当時の軽自動車のレベルを超え、普通車並です。質感は現在の軽の方が更に上を行っていますが、開発当時としてはエポックメイキングな品質でした。
エンジンは4気筒DOHCターボのJB-JL。JB型は現行のコペンにも改良されて搭載されている、ダイハツ唯一の軽自動車用4気筒エンジンです。
ターボタービンはブーストの立ち上がりが素早いが高コストな、ボールベアリングターボが奢られています。
この時代の軽スポーツは各社共、3気筒でも8000rpm以上、4気筒なら9000rpmにレブリミットが設定されている高回転高出力エンジンです。エアクリーナを純正交換のスポーツフィルターに置き換えるだけでビンビン回ります。
カタログ上では自主規制値の64psということになっていますが、まぁ建前です。
旧々規格のボディなので、コンパクトで軽量。でも旧々々規格より容積に余裕があります。660ccエンジンにベストな車格ではないでしょうか。
小回りが利くし、小さいので狭い路地でも余裕で入っていけます。見切りの良いデザインなので運転も楽です。
軽量コンパクトで小回りが利き、運転が楽でしかもパワフル。最高のシティーコミューターだと思います。
満足している点
実用面では、小回りの利きと見切りの良さが長所です。
普段は後席を倒して荷室にしているのですが、買い物袋からゴルフバッグまで、日常生活で車に載せそうなものは大抵乗るので、パーソナルカーとしては何の不満もありません。
運転面での長所は、振り回せる軽量ボディーと使い切れるパワーです。
軽量と言っても、R4はフルタイム4WDなので700キロ台前半の重量がありますが、コペンでさえ800キロ、ミニミニバン系だと1トン近いものもある現行規格に比べれば、旧々規格はだいぶ軽いです。
元々がダートトラック競技等で勝つための車なので、一般的な軽セダンよりずっとローギアードなミッションが初めから組まれています。おかげで軽量ボディと併せて大変パワフル。
スポーツカーや強心臓のスポーツセダン相手では勝負になりませんが、トルクで勝負できる100キロくらいまでの加速競争なら、大抵の普通車に引けを取りません。空気抵抗が無視できない速度に達してしまうと、パワー勝負で引き離されてしまいますが…。
副産物として、低いギア比のおかげで40キロ~1??キロまで5速でカバーできてしまうので、運転もラクチンです。
足回りも凝っています。
フロントはストラット、リアはリジッドですが5リンク。5リンクですよ、バブリーですねー。
現行のミラは3リンクですね。普通に走る分には3リンクでまったく十分なんですが、ジムカーナなどの競技会やミニサーキットに遊びに行くと、無駄に凝っているように見える足回りが深いコーナーほど利いてきます。とても楽しい。
絶対的な限界は(スポーツカーに比べれば)それほど高くないのですが、限界が判りやすいので性能を使い切ったコーナーリングができます。ちなみに、限界を超えても速度域がそれほど高くないので、余裕を持って対処できます。
この、性能を使い切って走る楽しさ、というのが一番の長所です。
フルタイム4WDなので雪道でもへっちゃら。
元々、普段の下駄代わり兼ゲレンデ往復快速車のつもりで買った車です。
13インチホイールなので、スタッドレスタイヤもハイスペックな上級ブランドのものが安く入ります。
低ミュー路面で限界を超えるとオーバーステア傾向ですが、アクセルで簡単にコントロールできます。
不満な点
ローギアードミッションのせいで、高速道路で燃費が伸びません。
100キロ巡航で4000rpm以上回るんですよ…。
アヴァンツァートにはセミバケット風デザインのスポーツシートが付いていますが、着座位置が高いのが難点。座り心地は良いですよ。
着座位置に関連して、ハンドルのチルトを一番上まで上げても、まだハンドルが低い感じです。
操作系をL200系に合わせたかったのでしょうが、ハザードスイッチがハンドルの向こう側に付いているのでサンキューハザードが出しにくいです。ハザードランプの使い方が、今ほど多様でなかった時代の設計なんで仕方無いのかもしれませんが、不便です。
発売から年数が経ち、社外品のアフターパーツが手に入りにくくなってきました。しかも4WDのR4はもともと希少車なので…。
しかし、シャーシは売れまくったL600系ムーブと共通なので、マフラー等はL610系のものが付きますし、エンジン周りはL602系がJB-JLなので使えます。っていうか、同じものです。
ちなみに、私が愛用している純正交換エアフィルターはL602ムーブ用で売ってるものです。完全互換です。
最大の短所は、もうこんな軽は新車で手に入らないことです。
乗り潰しちゃったら終わり…。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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