シトロエン C6 「C6所有して歴代ビッグシトロエンとの比較を含めての印象」のユーザーレビュー

Abuku4 Abuku4さん

シトロエン C6

グレード:ラウンジパッケージ_RHD(AT_3.0) 2007年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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C6所有して歴代ビッグシトロエンとの比較を含めての印象

2015.9.17

総評
高速道での快適な乗り心地とフラット無比な安定性は他に類をみない。広くて明るい室内のデザインは前輪駆動のシトロエンの特質を活かしている。
歴代のビッグシトロエンの伝統に恥じないユニークなデザイン、大きなサイズにもかかわらず某ドイツ車のような威圧感を全く感じさせない優雅なデザイン、家族も含めて周りの全員が褒めてくれた初めてのシトロエン。
走行性能、動力性能はそれなりだが、スムースなエンジンとATミッションの組み合わせで快適無比。また高速でも静粛なエンジンと風切り音の中での圧倒的な高速直進性は感動的ですらある。ただ、ボディ剛性は高くないし、フロントサスの脆弱性が気になる。ビッグシトロエン史上初めてまともに効いてくれるエアコンにも満足。
以上、最新のビッグシトロエンとしては90点の出来と思います。
満足している点
・フラットかつ柔らかい乗り心地
・ハイドロアクティブ
サスによるコーナリング時の抜群のロール制御、絶妙のサスの制御
・抜群の直進性、弓から弾かれた矢の如く。また巌のようなスタビリティ。大海原を突き進む大型クルーザー
 の如し。
・正確なステアリングフィーリング、低速で軽く高速で重厚な操作感
・CX、XMなど歴代ビッグシトロエンに比してかなり良好な燃費。優秀な6速トルコンのお陰か
・優雅なデザイン(サイズが大きい割に威圧感のないスタイル、やさしい顔つき)
・広くてくつろげる室内のデザイン、特に後席がゆとりがありフラットな床。
・歴代シトロエンではあり得ない筈のエアコンがまともに効いている。初めての経験で信じられない
不満な点
・低速域でのハーシュネス不良、ドタバタした乗り心地(本国仕様の細めのタイヤ、ホイールが欲しい)
・皮のシートが固くて尻が痛くなる。シトロエン史上最悪のシート。日本でもファブリックシートが選べれば。
・普通の車並みにストロークが深くていささか効きすぎのカックンブレーキ、ストロークのないCX、XMの方が
 踏力のみで一元的にコントロールできてずっと扱いやすい
・ブレーキダストがひどく、すぐ汚れるホイール、何とかならないか
・フロントサスの虚弱。ゴムブッシュが痛みやすい。他にも報告ありC6の弱点か。修理に出したら左右とも
 ロアーアーム全体の部品交換となった。
・内装のスピーカーカバーやセンターコンソルの表面の色が落ちやすい、お粗末な仕上げ
・簡素すぎるメーター類、水温計くらいつけて欲しい。DS5のような洒落た時計も羨ましい
デザイン

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走行性能

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3Lエンジンの自然吸気で1.8t以上の重量があるので、加速はもっさりしていますが滑らかです。伝統的なシトロエンの乗り味には合っていると思います。日常は困りませんが、やや低速トルクが足りない感じはします。トルコンはスムースで変速タイミングも適切です。ブレーキは往年のCXがベストでXMからC6と変遷のたびに感触は低下しています。特にC6では今は慣れましたがカックンブレーキに最初は驚きました。やはりCXやDSのストロークの殆どないブレーキは慣れれば最高でした。ブレーキはストロークの深さではなく、踏力に比例すべしというのはシトロエンの一つの思想であった筈です。安全面からも深いストロークが必要なブレーキはパニックブレーキ時には、踏み代の分コンマ何秒遅くなると思います。
パワー面では望むらくはやはりディーゼルのトルク溢れるパワーが羨ましいと思っています。
乗り心地

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乗り心地もCX→XM→C6の順にシトロエンらしさが薄まっているような気がします。CXの大型巡洋艦が大海原を突き進むようにフラットでありながらも、思わぬうねりで示す柔らかなドンブラコ感がややC6ではやや希薄です。またXMはさらに矢ののように突き進む高速の直進性と、巌のようなフラット感は他車では絶対にあり得ないほど素晴らしかったのです。C6でも同じようなフラット感は高速になればなるほど味わえますが、何となくやや希薄な感じが拭えません。CXやXMではあり得なかった前後方向のピッチングが出現するのが条件により出現するのが気になります。ということで10万km走行時にメインスフェアーを含む全てのハイドロ系のスフェアーを交換しましたが、CX、XMのフラット感には及びませんでした。但し、後輪のスフェアーは圧が抜けていたようで後輪サスペンションの思わぬギャップで示すペッタンコ感は治癒しました。静粛性はほぼ完璧で、風切り音まで完全にチェックされているのには感銘をうかました。
積載性

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燃費

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1.8tを超える車重にしては好燃費だと思います。5万km時に購入してから現在12万まで約7万kmの総平均燃費9.2km/Lと良好です。これは市内通勤と週末の100km前後の遠出の状態での燃費です。最高燃費は高速道路主体の旅行時には13.2km/L、最悪は市内通勤のみの5.8km/Lです。市内走行が多いとてき面に燃費が悪化し、高速道中心だと10km/L以上は確実に伸びます。ボデイが重いために加減速が多い一般道ではてき面悪化傾向を示すようです。小生の運転は予測運転を徹底し、ブレーキはなるべく踏まないで済むよう努力をしているつもりです。高速道では飛ばせば飛ばすほど快適な乗り心地を示すため、ついそれなりのスピードになりますが、速度が乗ってからはアクセル一定を心がけています。高速燃費については満足しています。当たり前の話ですが、3速のCX、4速のXMがそれぞれ6km/L、7km/L台であったことを思えば、C6の6速トルコンの9.2km/L購入以来の平均燃費が示す経済性は明らかでした。
価格

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故障経験
・10万km走行時に右後輪のサスがときにペタンとした乗り心地になり、CXやXMのときにスフェアー不良のときと同じ感じになったため、メインアキュムレーターを含めスフェアーを全て交換して乗り心地は圧倒的に改善しました。C6にモデルチェンジしてスフェアーの寿命は5年間、25万kmとされましたが、現実は厳しいようです。
・11万km走行時にフロントロアーアームのブッシュ不良による異音、左右ロアーアームのアッセンブリー交換となる
・やはり11万km走行時にイグニションコイルの不良でエンジン不調となり、コイル6本全部交換となりました。

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