2015年2月
■2015年2月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラックブランドのラグジュアリーなフルサイズSUVであるエスカレードを、2015年2月19日にフルモデルチェンジした。
4代目となるエスカレードは、ひと目でエスカレードと分かる特徴を保ちながら、エクステリアデザインを一新した。細かいクロームメッキの処理を施した大型のフロントグリルには、新デザインのキャデラッククレストが採用され、キャデラック初となるLEDの縦型ヘッドランプが鋭い表情を作り出している。
ボディは室内の静粛性を大きく向上させ、空気抵抗を減らすことでエアロダイナミクスにも貢献する新形状のドアを採用した軽量化のために採用されたアルミ製エンジンフードとテールゲートパネルも効率向上に貢献している。22インチのデュアル7スポーク・クロームアルミホイールが標準装備された。
エスカレードのインテリアは、優れた職人技による入念な仕上げがなされている。本物のウッドと手仕上げのレザー、スエード調のアクセントとアンビエントライトなど、室内をエレガントに演出する。インストルメントパネルのごく小さい隙間や正確なスイッチ類なども高い品質を物語っている。
シートは深いシェイプを持ちロングドライブでも快適であるように設計され、快適性が向上した2列目シートはリクライニング機能が付くとともに、デュアル・ファームネスフォームを採用して、疲れにくく、長期間の使用でも型崩れしないように配慮されている。
新型エスカレードは強固なボディ構造と吸音材を多用したことで、極めて静かなキャビンを実現した。3重にシールドされたドアやラミネートガラスやボーズ・アクティブノイズキャンセレーション技術も静粛性に貢献する。ドアミラーも風切音を減らすために風洞を使って慎重にデザインされた。
搭載エンジンは新型のV型8気筒6.2リッターで、パワフルで効率的なエンジンに仕上げられている。直噴や可変バルブタイミング機構などの採用で、313kW(426ps)/623N・mの動力性能を発生するとともに、シリンダー休止システムや最新の燃焼システムの採用で、燃費も向上させている。
トランスミッションは改良された6速ATが組み合わされ、駆動方式はやはり新開発の電子制御AWDシステムが採用されている。足回りは第三世代のマグネティック・ライド・コントロールを採用する。
快適装備はさまざまな新機能を追加したCUE(キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)が標準装備されるほか、高精細12.3インチのデジタル・ドライバー・インフォメーション・センター(DIC)のディスプレーが備わり、フルカラーのヘッドアップディスプレイが用意された。また専用にく開発された最新のボーズ・センターポイント・サラウンドサウンドシステムも装備される。
このほか安全装備や防犯システムは、衝突被害軽減ブレーキを始め、さまざまな最新の充実した仕様が備えられている。